霜村三二さんの『やわらか本』に寄せて。
『やわらか本』の意義
この記事では、霜村三二さんが著書『やわらかな教育をもとめて』(以下、『やわらか本』とする。)の中で問題提起していることを、僕の問題意識をもとにしつつ紹介していこうと思う。
『やわらか本』はどのような本かということを、僕の言葉で要約するなら、「学校で過ごす一人ひとりの人が人として尊重される」という、学校教育において最も大切にされなければならないことの意味内実を、霜村三二さんの実践、エピソード、視点を通して示している本だ。
授業が上手くいかなくたって、生活