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恋愛エッセイ

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初恋の思い出をエッセイにしてみました。恥ずかしいので、読まないでくださいね😊……ホンマに。
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クリスマスの思い出

クリスマスの思い出

これはずっと昔のあるクリスマス前の出来事。
彼女とは毎日LINEをしたり、電話をしたり、とっても仲が良く、仲が良すぎて喧嘩になることもしばしば。

そんな彼女は車が大好きで1ヶ月に何度も何度も車を洗ってワックスをかけて、いつもピカピカにしていた。

その真っ赤な車は遠くから見てもすぐに彼女の車だと気付くほどピカピカに磨いてあった。

そんな彼女が僕の車を運転することがあり、僕は助手席に乗って運転の

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初恋がこんなにも心にしみるものだと教えてくれた人

初恋がこんなにも心にしみるものだと教えてくれた人

いつもより少し涼しいベッドの中……。

なんたって久しぶりのデートで、

シャワーを浴びて大の字で寝ている。

ちょっとひんやりするので、布団を肩までかけた。さむっ。

「あのそば屋は格別だったよなー」

「うん!めっちゃおいしかったよ」

「いや、そのそばを食べてるナツミの顔がかわいかったよ」

「えっ!もーまたーそんなことばっかり言ってー」

「ホンマにそう思ったし!」

僕は目を閉じて、深呼

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夜のドライブデート

夜のドライブデート

僕は初恋の人と運命的な再会を果たし、

あの有名なそば屋さんに行った。

「なんか甘いものたべたいなぁー」

ナツミが僕の目をじーっと見つめながら、
テーブルの下、
僕の足をコツンと軽く蹴ってきた。

「まだ食べるの?」

「じゃあおいしいパフェでも食べに行こう」

この通りはカップルが多く、なんだか恥ずかしい気持ちになった……。

そんな風に思っていた。

すると、ナツミの右手が僕の左手にポンっ

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15年ぶりに再会した初恋の人との食事

15年ぶりに再会した初恋の人との食事

今度こそうまくいくかな。
そう期待を、膨らませながら待ち合わせのお店に向かう……。

実はナツミとのデートは2回目。

1回目は15年前のあの中学2年生のとき。

となり町にあるナツミの家は、僕の家からは少し遠い。

ある日曜日の夜、僕はナツミをデートに誘おうと電話をした。

当時はポケベルもケータイも持っていなかったので、家の電話でかけた。

ドキドキ……。

「ハイッ」

なんとナツミのお母さ

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イジメをとめることができなかった少年の恋物語

中学2年生の夏。
サッカー部だった僕は毎日毎日、サッカーの練習に明け暮れた。

ちょうど、学校でも野球部よりサッカー部の方が人気で、サッカーがうまい男の子がモテるようだった。

そんなサッカー少年の僕にも“初恋”と呼べるようなステキな女の子がいた……。

名前はナツミ。

夏がよく似合う、色黒で、手足が細く、セミロングの女の子だ。
外で元気よく走り回っているような雰囲気の子。とにかく色が黒い。

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