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結構列(なら)んでも頂きたかった出雲そば 出雲大社の草原に寝て空を眺めてみた後で 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 出雲大社の草原に寝て空を眺めてみた後でそば好きなので付近の有名な蕎麦屋立ち寄ったら美味で驚いたというお話です。

 現役時代、蕎麦好きなので会食の後仕上げに都内の蕎麦屋を結構試しました。ザックリ言うと普通に食べて3000円に届くような金額の店は当たり外れが多く、長年生き残っていて1500円程度で収まる店は押し並べて当たりという感じ。

 毎日が日曜日となってプライベートで地方に行けるようになって出雲大社を訪れて至高の経験をし、素敵な気分のままその帰りに案内して貰った我が子お勧めの蕎麦屋に立寄りました。

 その辺りはこちらをお楽しみ下さい。

 愛しき吾妹との子、残念だけど生物としては雌に雄は負けていて30%程度が私の遺伝子なのですが、それでもシンクロ率は高く嗜好が高度に一致します。生後のOSレベル以降アプリまでのイニシャライズが効いているのかも(笑)

 今のところ有機物の成れの果ての生物、人類として生殖で遺伝子をクロスオーバーした個体、

って、2人授かったけどどちらも限りなく愛しい。

です。しかもその2個体同士も仲良しなのが至福。

きっと当たり。
ダネ。

 で、そのお蕎麦屋さんは江戸時代末期に創業。出雲という土地柄、期待値が高かったことも有り印象としては比較的新しい時代のお蕎麦屋さんかなぁ。出雲そばは蕎麦の殻の部分まで挽き込んであるそうで、今風に言えばエコ。殻まで頂くので蕎麦の香りが当然強くなり味わいも複雑に。石臼で製粉し、江戸時代末期からではあるものの洗練し続けた手打ちの技術で、喉越しが良く香り高い蕎麦に。

 御託は兎も角

美味。奥行きある味わい。蕎麦殻の雑味が活きています。蕎麦の温度も蕎麦つゆの温度も完璧。

更科蕎麦の透明感ある味わいの対極。
かな。

 因みに出雲蕎麦は「献上そば」。その由来は…

 明治四十年五月二十七日、大正天皇がまだ東宮の御時、山陰地方に行啓され出雲市に御宿泊になった折、弊店のそばをさし上げたところ、田園の香りをうつしたその風味がことの外御意に召し、それ以来このそばに「献上そば」の名をお許しになりました、とのこと。

 因みに出典は以下です。

 出雲そばといえば伝統を重んじ貫く献上そば羽根屋

 「蕎麦殻の雑味が活きています」がプロトコル変換されると「田園の香りをうつしたその風味がことの外御意に召し」という表現形になるんですかね。(笑)

 機会を捉えてお試しされる価値有り。
です。

補)
 食べログさんのお店の情報です。

献上そば 羽根屋 本店
0853-21-0058
島根県出雲市今市町549



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