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暗号資産・ブロックチェーンコラム

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暗号資産・ブロックチェーンに(多少強引に)絡めて好き勝手書いてます。
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#仮想通貨

国内業界レポートを作成してみて

国内業界レポートを作成してみて

今週、マネックスクリプトバンクから日本国内の暗号資産・ブロックチェーン動向を網羅的に調査した業界レポート「Blockchain DataBook 2020」をリリースした。本レポートは業界データベースサービス「LOOKBLOCK」に収録されているデータを基に作成されている。以下ではその過程で見えてきた業界の「今」をほんの一部だけ紹介する。

この業界では暗号資産交換業とマイニング業を除いてマネタイ

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「みなさん、仮想通貨って知ってます?」

「みなさん、仮想通貨って知ってます?」

最近、個人的に嬉しいニュースがあった。なんと、あの乃木坂46のセンターを務める「あしゅ」こと齋藤飛鳥がbitFlyerのイメージキャラクターに就任したのだ。

乃木坂46と言えば、今や日本一のアイドルグループといっても過言ではない人気を誇っており、つい先日Abemaで放映された「乃木坂46時間TV」では3日間の合計視聴者数が3000万人を突破した。リアルタイムではないが今の時代に視聴率20%超えで

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生田絵梨花の写真集を堪能しながらふと考えた

生田絵梨花の写真集を堪能しながらふと考えた

1月22日、この日が何の日か思い浮かぶ人はいるだろうか。そう、乃木坂46いやミュージカル女優である生田絵梨花の誕生日だ。そして、2019年同日に彼女の2冊目となる単独写真集「インターミッション」が発売となった。初版20万部と女性ソロ写真集としては講談社史上最多初版部数となる話題の一冊だが、恥ずかしながら私もすぐに購入した。なぜなら私は彼女のファンだからだ。

仕事が終わり家に帰って彼女の写真集を堪

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コミュニティ主体で動く暗号資産、アルトコインの波には要注意?

コミュニティ主体で動く暗号資産、アルトコインの波には要注意?

ビットコインが値上がりする中、アルトコインの波がきている。この1か月を振り返ると、ほとんどのアルトコインが、フィアット建てではもちろんのこと、BTC建てでも上昇している。過去にも似たような動きがあり、ネット上では「アルトコイン祭りキタァァァぁぁ!」なんて騒がれてたりする。中には年始から数倍以上に価格が高騰しているコインもあり、保有者にとってはまさに”お祭り”状態だ。日頃からビットコインの値動きを追

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新型ウイルス初体験のぼくとビットコイン

新型ウイルス初体験のぼくとビットコイン

何十億人という世界最大規模の民族移動が行われる中国春節休み。本来であれば、各国がチャイナマネーで潤う明るい時期のはずだが、今年はどの国も中国人お断りの暗い時期となっている。中国武漢で発生した新型コロナウイルスがヒトの移動とともに各地へと広がっていき、連日また一人また一人と感染者と死者の増加を報じるニュースが続いている。

そんな中、上海駐在で日本に一時帰国していた友人と今週久しぶりに飲む約束を

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内輪ネタにブロックチェーン活用のヒント?

内輪ネタにブロックチェーン活用のヒント?

今年も1月2日には高校サッカー部の新年会が開かれた。確か去年もその時のことをこの場で話した気がする。「またかよ」と思うかもしれないが、少しだけお付き合いいただきたい。

何かに対して「またかよ」と思う。この、飽きてしまう、慣れてしまう感覚はぼくらにとっては毒であることが多い。意欲がなくなったり、思い込みが生まれたり、視野が狭くなったり、良くないことばかりが起きる。ここ数年の1月2日を振り返ると、

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2020年代、10代になるビットコイン

2020年代、10代になるビットコイン

2010年5月22日が何の日か知っているだろうか。ビットコインピザの日。初めてビットコインが現実に使われた日だ。あれから10年という長い年月が経とうとしている。当時1BTC=1円にも満たなかったビットコインは、しばらく日の目を浴びることはなかったが、突如として現れた一大スターであるかのように、少しのきっかけで瞬く間に世間の注目を集めた。そして、今では1BTC=100万円近くにまでその価値は膨れ上が

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今の時代「情報」に振り回されぬよう注意したいものだ。

今の時代「情報」に振り回されぬよう注意したいものだ。

欧州中央銀行(ECB)はフランクフルトで今週開く会合で、独自の中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する可能性について議論する見通しだ。事情に詳しい複数のユーロ圏当局者が明らかにした。

協議が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、理事会メンバーはこの議題について11日に非公式に協議する見込みだ。

※ブルームバーグ公開記事から一部抜粋

デジタル人民元に触発されて、

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業界の住人となったとたん、書きたいことが急になくなった?

業界の住人となったとたん、書きたいことが急になくなった?

オードリー若林のエッセイコラム集「ナナメの夕暮れ」は僕が愛読する本の一冊である。もともとリトルトゥース(ファンの通称)として読み始めたわけではない。何か面白い本はないかと友人に訪ねた時に、たまたまお勧めされて読むことになったのだ。若林が幼いから持ち続けてきた日常の疑問に対して自分の考えを述べたコラム集なのだが、それぞれの話の視点が独特で天才的に面白い。読んで「いやいや(笑)」と思うことや、「確かに

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始めるヒントがここにある、業界最新カタログ「LOOKBLOCK」

始めるヒントがここにある、業界最新カタログ「LOOKBLOCK」

いくつか買いたいものがあった時に、それぞれ離れたお店に行くのは手間がかかって面倒だ。移動するだけで疲れてしまい、あれはまた今度でいっか、なんてことになる。だからこそ、一箇所にまとまっていた方がみんな便利だよね、という発想のもと、開発が特定の地域に集中し、さらには複合商業施設が次々に作られてきた。インターネットが普及して、世の中には情報が溢れ返っている。それもあちこちにあってわかりづらい。この世界で

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今後ますます大きくなるであろう、ビットコイン格差

今後ますます大きくなるであろう、ビットコイン格差

急落急騰を繰り返すビットコインの値動きはジェットコースターによく例えられるが、10%超急落してまもなく30%超急騰した、先週から今週にかけての値動きはまさに“らしい”ものだった。ボラティリティが高すぎて投資をためらう人は世間的にまだまだ多いだろう。しかし、その裏では、この一瞬で大金を稼ぎ出した人が相応にいる。かくいう私も、このような仕事をしていることもあって、小金ではあるが旨みを享受したうちの一人

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ジャニー喜多川と秋元康はやっぱり凄いと思う今日この頃

ジャニー喜多川と秋元康はやっぱり凄いと思う今日この頃

今でこそ、インフルエンサーという言葉が世間に浸透し、彼らに頼ったインフルエンサーマーケティングがビジネスシーンにおいても使われるようになっているが、多くのファンを持った人が広告塔になって経済活動を促進するという流れは、ずっと前から見られる。その本流を作り上げたのは、今は亡き芸能プロデューサーのジャニー喜多川だろう。私たちが知るところで言うならば、こちらも今では解散してしまったSMAPだろうか。SM

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現実に不満を感じる暇はない、明るい未来を想像して「令和」を駆け抜けよう

現実に不満を感じる暇はない、明るい未来を想像して「令和」を駆け抜けよう

私たちは時間に区切りを付けることで過去を色付ける。昨日は全てが上手くいかない最悪な日だった、先月は良い出会いに恵まれた最高の月だった、去年は大きく成長できた飛躍の年だった。何気ない日常では感じることのない時の流れを境目となるその瞬間だけはみんなが揃って意識し過去を振り返る。2019年5月1日、「平成」という時代が終わり「令和」という新たな時代が幕を開け、「平成」が初めて国としても個人としても意味を

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なぜ仮想通貨・ブロックチェーンは他のフィンテック領域に比べて理解が難しいのか

なぜ仮想通貨・ブロックチェーンは他のフィンテック領域に比べて理解が難しいのか

フィンテックという「金融×テクノロジー」によって生まれた造語は、ビットコインが世間に認知されるもっと前から存在した。その時から海外と比べた時の日本人の金融そしてITリテラシーの低さは問題視されていたが、仮想通貨・ブロックチェーン業界ではそれがより顕著に表れている気がする。フィンテック領域が様々ある中で、なぜ仮想通貨・ブロックチェーンは世間の人にとって特に理解が難しいのか。

 第一に、イメージのし

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