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弟のいない弟の誕生日に思うこと

今日は生きていれば41才になる
弟の誕生日。


生きた時間が20年。
死んでから21年。


ついに彼のいない時間が、
彼のいた時間を上回ってしまった。


でも41歳のオッサンになった弟を
想像することはできない。


やはり人は、
どんな死に方であれ、
それが寿命なのだと思う。


たとえ不慮の事故だったとしても、
若すぎる病だったとしても、
理不尽な死だったとしても。


「もしあの時、手を差し伸べられていたら、
もしあの時、助けられていたら、
もしあの時、タイミングをまちがえなければ
まだ生きていただろうか」


残された人は、
そんな後悔をしない生き方が
できればいい。


誰のどんな死であっても、
それを否定しない。

私にとっては、
それが死者を敬うこと。



弟の死後、わたしがたどった情けない過去は
お恥ずかしながら公開しています。。


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