バイエル、旧モンサントの分離を先送り 4つの課題の対応を優先
ドイツ・バイエルのビル・アンダーソン最高経営責任者(CEO)は3月5日の決算発表会で、旧米モンサントの分離を含む組織改革について、「答えは今ではない」と述べ、結論を2年以上先送りする考えを表明しました①②。緊急に対応しなければならない4課題として、①医薬品開発の強化②米国のラウンドアップ訴訟への対応③負債の削減④官僚主義の打破ーを挙げ、まずはこれらの対策を優先させるということです。一方で、組織改革について「決して行わないというわけではなく、誤解しないでほしい」とも強調し、将来