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映画・音楽評〈映像の海、音楽の雨〉 神山健治監督映画『ひるね姫』に、昨今の日本に跋扈する「日本スゴイ系」への強烈なカウンターを見出す。
(※ネタばれがありますので、ご注意ください) ■自動車という「未来」 ロバート・ゼメキス監督『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(85、89、90)で、タイムマシンはプルトニウムで動く車というかたちをとっていた。TVドラマ『ナイトライダー』(82~86)では、AIを搭載したスーパーカーが人間に協力し、悪に立ち向かう。車は「輝かしい未来」を象徴する文化的表象だった。しかし、テクノロジーが必ずしも輝かしい未来を約束しない、との見方が広がり、未来に希望が見出しづらく