実冬- Mifuyu (ことばの表現者)

ことばの表現者。詩人、アートエッセイスト、朗読表現。ときどきモデル。 自作詩や物語を朗…

実冬- Mifuyu (ことばの表現者)

ことばの表現者。詩人、アートエッセイスト、朗読表現。ときどきモデル。 自作詩や物語を朗読する「実冬の味読」を年1ペースで開催。ギャラリートークで司会進行役を務める。 無断転載はお断りします。 https://instagram.com/mifuyunokoto?r=nametag

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DANCE

DANCE 咎めた過去を また蒸し返したり 人前で恥をかかせた人 それを静止せずに 薄笑いを浮かべた人 利用するだけで あとは 得にもならないと 見向きもせず 自分から言…

決意

これをしたら 怒鳴られるかな あれをしたら 拳骨かな 顔色を見ながら 生きてきた こどもの私 大人になって 誰かの 顔色を見ながら 生きていくのは もう ヤメタ 過去…

夏目漱石『夢十夜』第一夜より

フルバージョンです。 コンデンサーマイク使って録音してはいるものの、本をめくる音などがリアルに入りすぎてお聞き苦しいかもしれませんが、実冬がそばで読んでくれてる…

あなたの世界 わたしの世界

いくら 話を聞いても 自分の生きてきた世界だけで あなたの生きてきた世界を 全て 理解することはできない。 そういう時に 無力さ を感じるけど あなたが 考えて考え抜…

爆上げ

チラッと振り返り そんな風に 言う側の人に 何か問題がある んじゃなかろーか 思い込みで 頭ごなしに 決めつけんな 自己肯定感 爆上げ中

言い分

私にもいろいろ言い分はある だけど 敢えて言わない理由 ケース① 同じ土俵に立ちたくないから ケース② 思い出に傷をつけたくないから ケース③ 負けるが勝ち そん…

話しても
どうしようもないことを
話しても

なんで話してしまったのかと
悔やんでも
巻き戻せないことを

また
くどくどと
思い返してしまう

楽しくあろうとしてたのに

こうして作られる

あなたが犯した罪は もう許せているけれど 決して その過去を 忘れることは できないでしょう たぶん きっと その経験も 私を作っている土台だから 今の私を好きだ と言…

黒い蕾

キュッと閉じた 蕾の色は 細い針から抜かれた 私の血みたい どすぐろい だけど 開ききった花は 濃ゆい紅 見た目だけじゃ わからない 咲いてみないと わからない

樹海

あれもダメ これもダメ それはしたらダメ あの人と会ってはダメ ダメ出しされっぱなしで 生きてきて 自分が何処を歩けばいいのか 何がしたいのか 誰といたいのか それ…

「迷うなら行くな」
と、キミの言うことには
ハッとさせられる。
差し詰め
興味を持ってもらえない人に
わざわざ
礼節を尽くすこともないのかな

水面

あ 私、傷ついているんだな って、 静かに自分の心を見つめている。 泣くでもなく 喚き散らすでもなく ただ 湖の水面が微かに波打つのを じっと 立ちすくんで見つ…

プロファイリング

人懐っこいとか 愛想良いとか 長所と捉えられる 性格的特徴 どうにも 私は眉唾モノで 良い人だな とか 可愛い人だな って 思っていたのに あれれ? ーと思うことが 透…

実冬の味読 初PV

昨年2023年8月19日に行いました自身の朗読イベント「実冬の味読」で自作の詩の他に、夏目漱石の夢十夜を朗読した時の様子を撮影、動画にしています。 私のファンであり、昨…

地面の下で龍が暴れているようだ。
どうか
被害がこれ以上
広がりませんように……。

何かが動き出す

マフィンを手で割いて トースターに入れ カフェオレを啜る こうして始まる一日に 誰かが私を思って 何かが 動き始めているようで こうしたい ああしたい を思い描くけれ…

DANCE

DANCE

DANCE

咎めた過去を
また蒸し返したり

人前で恥をかかせた人
それを静止せずに
薄笑いを浮かべた人

利用するだけで
あとは
得にもならないと
見向きもせず

自分から言い出しておいて
私から言い出したように
話をすり替えて

ついこないだまで
一緒に笑って
写真なんか撮ったりしたけど

その時々で
縁ってヤツは
入れ替わり立ち替わり
フォークダンスのよう

さっきまで
一緒に踊ってた人が

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決意

決意

これをしたら
怒鳴られるかな

あれをしたら
拳骨かな

顔色を見ながら
生きてきた
こどもの私

大人になって
誰かの
顔色を見ながら
生きていくのは

もう

ヤメタ

過去に囚われている
訳ではなく
思い返しての教訓

あの時の私に
戻りたくはないから

あなたの顔色も
見ないことにした

私なりの決意

夏目漱石『夢十夜』第一夜より

フルバージョンです。

コンデンサーマイク使って録音してはいるものの、本をめくる音などがリアルに入りすぎてお聞き苦しいかもしれませんが、実冬がそばで読んでくれてる風を味わって頂けたらと思います。

あなたの世界 わたしの世界

あなたの世界 わたしの世界

いくら
話を聞いても

自分の生きてきた世界だけで
あなたの生きてきた世界を
全て
理解することはできない。

そういう時に
無力さ
を感じるけど

あなたが
考えて考え抜いて
出した答えは
きっと正しい

私の詩の力は
微力かもしれないけど
明日を信じる力に
なれることを
願っています

あなたが
あなたらしく
いられる道に
進められますように
応援してます

実冬

爆上げ

爆上げ

チラッと振り返り

そんな風に
言う側の人に
何か問題がある
んじゃなかろーか

思い込みで
頭ごなしに
決めつけんな

自己肯定感
爆上げ中

言い分

言い分

私にもいろいろ言い分はある

だけど

敢えて言わない理由

ケース①
同じ土俵に立ちたくないから

ケース②
思い出に傷をつけたくないから

ケース③
負けるが勝ち

そんなところでしょうか。

それでも言うべきことは
ちゃんと言いますけどね。
必要以上には言わないということ。

朗読表現やってますから喉は大事。
金柑コンポート、隙間時間に作ってます🍊

話しても
どうしようもないことを
話しても

なんで話してしまったのかと
悔やんでも
巻き戻せないことを

また
くどくどと
思い返してしまう

楽しくあろうとしてたのに

こうして作られる

こうして作られる

あなたが犯した罪は
もう許せているけれど
決して
その過去を
忘れることは
できないでしょう

たぶん
きっと

その経験も
私を作っている土台だから

今の私を好きだ
と言う人がいてくれるのは

経験や傷も
私を彩るもの
と思うから

辛かった思い出と
今を生きる自分を
ぎゅっと
まるごと
抱きしめて

黒い蕾

黒い蕾

キュッと閉じた
蕾の色は

細い針から抜かれた
私の血みたい
どすぐろい

だけど
開ききった花は
濃ゆい紅

見た目だけじゃ
わからない

咲いてみないと
わからない

樹海

樹海

あれもダメ
これもダメ

それはしたらダメ
あの人と会ってはダメ

ダメ出しされっぱなしで
生きてきて
自分が何処を歩けばいいのか

何がしたいのか
誰といたいのか

それさえも
答えを探せないまま

木を傷つけても
目印が
何処にあったのかさえ
思い出せずに
引き返せずに
樹海を彷徨っている

身体中を駆け巡る
呪縛の跡は
なかなか消えやしない

このまま進めばいいのか
あなたと逢ってもいいのか

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「迷うなら行くな」
と、キミの言うことには
ハッとさせられる。
差し詰め
興味を持ってもらえない人に
わざわざ
礼節を尽くすこともないのかな

水面

水面



私、傷ついているんだな

って、

静かに自分の心を見つめている。

泣くでもなく

喚き散らすでもなく

ただ

湖の水面が微かに波打つのを

じっと

立ちすくんで見つめている

どうしたいんだろ

とか

この先どうなるのかな

って、

気になることは

たんとあるけれど

ただ

ただ

いまは

自分の心を慰めるでもなく

じっと

じっと

水面を見つめることしか

できなくて

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プロファイリング

プロファイリング

人懐っこいとか
愛想良いとか

長所と捉えられる
性格的特徴

どうにも
私は眉唾モノで

良い人だな
とか
可愛い人だな
って
思っていたのに

あれれ?
ーと思うことが
透けて見えて

なんとなく
そういった人に
出くわすと
身構えてしまう

人に合わせるのが
上手な人ほど
ホンマか?ーと
斜交いに見てしまう

とりあえず場繋ぎ的に
尻尾振ってるだけ
だったんだろうなって
モヤっと
地味に傷つ

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実冬の味読 初PV

昨年2023年8月19日に行いました自身の朗読イベント「実冬の味読」で自作の詩の他に、夏目漱石の夢十夜を朗読した時の様子を撮影、動画にしています。
私のファンであり、昨年はスタッフとして尽力してくれたユリナちゃんが当日の雰囲気を大切にしながら作ってくれました。
1分半くらいの短い動画ですので、気負いなくご覧頂けると嬉しく思います。

地面の下で龍が暴れているようだ。
どうか
被害がこれ以上
広がりませんように……。

何かが動き出す

何かが動き出す

マフィンを手で割いて
トースターに入れ
カフェオレを啜る

こうして始まる一日に
誰かが私を思って
何かが
動き始めているようで

こうしたい
ああしたい
を思い描くけれども
日々
忙殺されていく中で
成し遂げられないまま

「今はタイミングではないのかもよ」
と、友人の声を受け入れていた。

「今ですよ」

扉をノックされて開けてみると
そこには用意された料理

あとはそこに自分なりの
スパイス

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