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エッセイ

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コラボしましょ

コラボしましょ

たまにそうやってお声を掛けてもらうことがある。
最近も数々の賞をお持ちのプロのダンサーから持ちかけられましてね。

朗読を始めた頃は、お引き受けすることもあったけど、度々SNSでもお伝えしているように、実冬の朗読は演技がかったものでも、アナウンサーがするものでもなくって。

長年ファンでいてくださる方々が、ほぼ、異口同音に言われるのは『癒し』を実冬の朗読に求めているみたいなのね。

お声を掛けて頂

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人づきあいの断捨離

人づきあいの断捨離

ここ三年位前から
思いを裏切られる
出来事が増えて

地味に
自然と

人づきあいの
断捨離が
動き始めている

一緒に乗り合わせた
観覧車

グルグルと
何周か回って
飛び出して
後続の
ゴンドラへと
移り乗る

途中で
人が変わっちゃったのか
前から
そんな人だったのか
側面だけしか
見えてなかったのか

幾年
そばにいてくれる人は
ずっと変わらない
優しい心と
同じ速度で
進化し続ける
前向

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おそろ

おそろ

指輪に

服に

小物に

ハンドクリーム

などなど……

たまたま同じ物を持っていた

ーという偶然ではなく

敢えて

買い物先で申し合わせたり

敢えて

ちょこっと

プレゼントしたりされたりが

こそばゆい嬉しさを感じるのは何故だろう。

その品を見ては

オソロ相手を思い出したり

同じ香りを纏うことで

目には見えない繋がりを感じたり……

敢えて

そう、敢えて口には出さない想い

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楽園

楽園

頑張っても
頑張っても
頑張っても
報われないコトって
あるもんだ

対:人への想いが
それに当て嵌まる

その人に何かを
期待した訳ではなく

ただ
責任感って言葉だけが
私を縛り付けていた

壊れた私が
ぶち壊した
その先の世界は

楽園だった

ーんな訳なく

荊の道を
かき分けてでも
手に入れたかった
他愛もない時間

いや、
それだけで
充分

それぞれの個性

それぞれの個性

私の好きな詩人であり
アーティストでもあり……

数年前に知り合った方が
ご活躍されているのを拝見し、

すごいなって
叶わないなって
思うことがあって。

そのすごさを
突きつけられて
もう溜息しか出ない

向き合う時間云々の
問題もあるだろうけど
語彙力や
知識量といった
もの
見せつけられたら

私には
何があるん?
何ができるん?

ってこと

イヤイヤでも考えさせられる

あかんあかん引

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真逆も圧

真逆も圧

かといって口を開けば
ネガティヴワード連呼人も
苦手です。

しんどいとか
忙しいとか
大変とか

誰かの人生を背負ってる
そんな訳でもないのになーと。

ポジティブすぎも
ネガティヴすぎも
側から見てると
重苦しい圧を感じるから
ほどほどが良いよね。

具体的に?

「大変だけどやったるで〜!」

とか

「やってみたけど自分には無理みたい。アハハ」

てな感じで。

ネガティヴと
ポジティブを

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苦手な言葉

苦手な言葉

あまり
ポジティブな言葉を
連呼するとか
呼びかけるとか
そういう人
実は苦手……

時として
狂気や
脅迫的にも
感じていた

でも

そんな風に思うのは、
おかしくないんだって

机に向き合うこと

机に向き合うこと

私にとって
机に向き合うことは
自分に向き合うこと
誰かに向き合うこと
だったりする

たとえば
何か文章書くのも
詩だけではなく
日記であったり
手紙であったり
また
本を読んだり
朗読の練習のためにも
向き合う机

つまり
机に向き合うってことは、
少し先の未来に向き合う
ってことなんだろうね。

今日も
自分のために
誰かのために
向き合える時間が
持てますように
#実冬 #実冬の味読のた

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〔エッセイ〕ぐう

〔エッセイ〕ぐう

先を考えすぎて
飲み込んでいた言葉を
最近はちゃんと
伝えるようにしています。
もちろん……冷静に、ですよ。

「我慢せず、たまにはキレてもいいんじゃないか」と言われたりもしますが、キレたところで状況が変わる訳ないよなーって、冷静に見つめたりします。

「がんばってるよね、偉いよね〜」と周りの友人たちが労いの言葉を掛けてくれるのもあって、

「ま、いっか。」って思えたり。

実冬の活動をしていたら

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〔エッセイ〕野良の戯言

〔エッセイ〕野良の戯言

自分の努力でチャンスを掴んだって言う人、よく聞きます。

「確かにそうなのかもしれないね」って少し頷けるんだけど、
「でも、好きなことに打ち込める家庭環境に恵まれてたってのが大前提だよね。」って思ってしまう。

誰からの援助もなく、働きながら学んだ人って極々僅かだったりする。
家族を支えるために、夢を諦め泣いてた子も私は知っている。
夢を口にする事すら躊躇ってしまい、そのまま無かったことにする術が

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原点を振り返る

原点を振り返る

「やりたいからやっているのでは?」

と、いつも気に掛けてくれる人からの問い掛けに、わからないと答えた。
昨年末のこと。

コロナが流行し始めた頃から、心無い言葉や対応に傷つきやすくなってしまい、自分を擦り減らしてまでも表現をしていく意味があるのかさえ、わからなくなってしまっていた。

もう来年は声を掛けてもらえなければ、味読……やめておこう。
ーそんな風に思っていた。

2023年
年明け早々に

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〔エッセイ〕ウィスキーが好きだ

〔エッセイ〕ウィスキーが好きだ

こんにちは。
昼間っから飲むことも厭わない実冬です。

先日上げたアートプロジェクト主催者の方より、参加者それぞれの蝶々の説明文や素材などを書いてメールして欲しいとのこと。

書籍として残すんだって。

どないしょ〜って思いながら、昼からアテメニュー拵えて飲んだくれてるんです。

興味のない科目の授業中に、アレコレと想像して現実逃避するような感覚に陥りつつ、これは少し寝かせて考えてみないとなーって

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花を眺める時間

花を眺める時間

お花、いただいた。

花を眺めて少しでも癒しになれば……って。

慌ただしい日常の風景に、思いやりに溢れた方から頂いた花が瞳に映れば少し笑顔になれる。

私が朗読に集中できるようにと、きめ細やかに考えていただき心に寄り添ってくださる方。

また一人、手を携え支えてくださる方に出会えて良かった。

11月開催予定の実冬の味読は、和やかな時間を過ごしていただけるようなものになる予感。

お越しくださる

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繋がっているから

繋がっているから

嫌いだった。

どうしても分かり合えないと思った

吐かれた言葉に傷ついたりもした

そんな風に思っていた人

私が大人になって

あなたは年老いて

お互い助け合えるようになれた頃

直感……とも違う

第六感ともいえる繋がりを感じる出来事があった

暗闇の中に落とされ、これからどうやって生きていったらいいのか……

そんな思いを抱えていた時、電話が鳴った

「大丈夫か?」電話の向こうで声がした

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