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こんな社会だったらいいのにと思うこと

私は、40歳のフリーランスのライターです。ライターを始める前は、OLとして17年活動してきました。今も含め、OL時代も実に多くの税金を支払ってきました。

これまで、税金の恩恵を受けることは多々あって、その中のひとつが市内にある「ジムが1回200円」の施設です。

ジムには、夜になると数多くのサラリーマンで溢れるようになりますが、1回200円のジムは金銭的に非常に助かります。

最近では駅付近の再開発も進み、新築マンションやカフェも増えています。

これから益々私の住む市は財政も潤う……と言いたいところですが、実は財政難だそうです。

昨年、商工会議所に仕事の件で相談に行くと「若い人はみな町離れし、老人は店をたたむ始末。本当は女性に仕事して欲しいけど、このエリアは女性も年寄りが多いから厳しい。店仕舞いも進んでいて困っている。どうか町に残って仕事して欲しい」と会長らしき人に懇願されたものです。

私の住むエリアは、郊外ではあるものの決して不便なエリアではありません。

都心にも電車を使えば数十分で着きます。そんなエリアでも、仕事をする人が減っているのだそうです。若者は離れ、店仕舞いが後を絶たないのだとか。

なぜ、若者が離れ、店仕舞いが起こるのか。改めて考えてみました。

おそらく、下手に都心に近いことが関係してると思うのです。

数分で名古屋に着くエリアなら、わざわざ地元で仕事する必要ないですよね。集客面を考慮してでも、名古屋で店を出した方がいいでしょう。

もちろん、地元愛が強い人や女性起業家の方で家を離れられないまま店を抱えている人もいます。

実は色々とサービスを受けたことがあるのですが、腕の上手い人は例え地方でも連日予約で埋まり、「この人下手だな……」と思う人は、いつまでたっても客寄せ激安サービスを提供し続けているのが現状です。

腕のある人の店には、なんと名古屋中心部の若者が惚れ込んでわざわざ地方の店にアシスタントとして雇われ、技術を学んでいます。

つまり、どこに住もうが腕がなければ商売繁盛しないということなんですよね。

なお、これはフリーランスでも言えることだと思うのですが、地方だろうが都会だろうが、腕のある人には東京から地方のライターにどんどん仕事が来ています。

東京に住めば確かに大きなチャンスを掴みやすくなりますが、住んでるところを言い訳にするのは勿体無いと思います。

地方だから地方で仕事しなきゃという訳でもないし、在宅ワークなら遠方でスカイプ打ち合わせもできるでしょう。

地方でも、多くのスキルを学ぶべく勉強すれば……おっと。そうなると、地方は新たな問題に直面します。

私の住む市では、市民が安値でカメラ、料理、パソコンなど多くの技術を学べる講座があります。

私自身も何度がお世話になりましたが、生徒が真剣な割には先生が適当な面もチラホラ。

客寄せのためのサービスとはいえ、値段が張らないと先生も教える気が湧かないのでしょう。で、先生達が生徒を集めてお金をしっかり貰ってる講座はどこなんだろうと調べると、残念ながら名古屋市内。

となると真剣に学びたい人は、やはり名古屋中心部の教室を選ぶことになります。

なお、名古屋中心部の教室は良心的な値段のものもありますが、目立つのはキラキラ起業系。

マトモな学校ともなると、色々な人から聞く限りどうしても東京なんですよね。

あともう一つ気になったのが、きちんと指導してくれる病院、専門分野に特化した病院が少なすぎるということ。

何度か内科を受診したことがあるのですが、医師の診察がどう考えても適当な感じがするのです。

で、他の内科を探そうともなると、結局電車に乗って他市に出向かないといけません。

それから、私自身いま不妊治療中なのですか、不妊治療をしている病院はもちろんありません。レディースクリニックはありますが、タイミング法の相談しか行っていないようです。

まぁ、不妊治療専門クリニックが多い名古屋には近いので、通う分には申し分ないのですが。それでも、病院に行くまでに片道30〜40分かかります。

名古屋の不妊治療専門クリニックに行く度に思うのが、地方から何時間もかけて来ている人が多いこと。

私はまだ近い方で、名古屋市内まで1時間以上はかかると思われる三河地方の患者さんも多いです。なんと、患者のなかには和歌山県から来てる人もいるそうです。

なんでも不妊治療中の地方の方に聞くと、結局いい病院が見つからないため、有名な名古屋のクリニックに無理して通ってるのだとか。

しかし、通院するだけで何時間もかかるなんて、それだけでストレスだし本末転倒のような気がします。

近年、地方創生という言葉が話題になっています。

しかし地方創生といっても、有名インフルエンサーさんやSNSを見る限りではありますが、結局はフリーランスが「地方を活性化しよう!」という言葉を出し、お金儲けのために盛り上がっているだけのような気がするのです。

地方創生を本当に臨むのであれば、地方にも実力ある講師が出張講座でも構わないので行ってくれること、高齢化社会において市民が安心して暮らせるように、地方にもいい病院が増えて欲しいなと思います。

そうしなければ、結局根本的な地方活性化とはならないのではないでしょうか。厳しい意見かもしれませんが、私はここ数年ずっとそんなこと考えています。

そして、世の中を変えるためにも、私のようなフリーランスのライターは地方のリアルを伝えていかなければならないと思っています。

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