木石南

日々の自由研究を文章に。誰か読んでください。○macaroomの写真、映像、企画。ht…

木石南

日々の自由研究を文章に。誰か読んでください。○macaroomの写真、映像、企画。http://macaroom.net ○中国武術カンフーの指導とパフォーマンス○K.B.Eにて企画制作http://kiishibros.com◯twitter/@minami_kinoko

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  • ストロングゼログラビティについての研究結果報告書

    ストロングゼログラビティについての研究を報告書としてまとめています。 すべては終わらない自由研究であり、すべては終わらないスティホーム。

記事一覧

ストロングゼログラビティ研究⑥〜ゼログラビティの終焉

第6章 ゼログラビティの終焉 アインシュタインの相対性理論を説明する時に「浦島太郎効果」というものがある。 これは、学術用語ではなく、SFの同人誌である「宇宙塵」…

木石南
4年前
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ストロングゼログラビティ研究⑤平成から令和への旅

第5章 平成の研究〜平成から令和への旅 2019年5月18日のブログ「夜会考・平成の研究〜平成から令和への旅」より抜粋と加筆 およそ100年前、キュリー夫人がラジ…

木石南
4年前
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ストロングゼログラビティ研究④〜ゼログラビティへの旅立ち

第4章 ゼログラビティへの旅立ち 2018年11月18日のブログ「夜会考・苦行ツイキャスとゼログラビティについての考察」より抜粋と加筆 1961年、世界初の有人宇宙…

木石南
4年前
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ストロングゼログラビティ研究③〜自由論からの発見

第3章 自由論からの発見 2018年9月17日のnote「夜会考・パブリックスペース研究と自由論」より抜粋と加筆 2018年の夏が終わりつつある八月の末、東京はまだ蒸…

木石南
4年前
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ストロングゼログラビティ研究②〜フランス問題に見る『お』の消失とその発見

第2章 フランス問題に見る『お』の消失とその発見 「パブリックスペース研究」とは、簡単に言うと、すべての街に存在する「街の隙間の誰のものでも無い絶妙に居心地の良…

木石南
4年前
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ストロングゼログラビティ研究①〜幼年期の終わり

1章 幼年期の終わり まず、我々の研究が、いかなる経緯で始まったものか説明しなければならない。 始まりは「パブリックスペース研究」及び「夜会」である。 当研究の発…

木石南
4年前
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平成の研究〜平成から令和への旅〜夜会考④

 およそ100年前、キュリー夫人がラジウムを発見して以降、人類は原子爆弾を手に入れ原子力発電を手に入れ、現在原子力宇宙船が開発されようとしている。 しかし、たった10…

木石南
5年前
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「はじめてのカンフー」開催のお知らせ

来たる6月8日土曜日に初心者向けのカンフーワークショップ「はじめてのカンフー」を池袋にて開催致します。 ワークショップ「はじめてのカンフー」 6月8日土曜日 14…

木石南
5年前
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夜会考・苦行ツイキャスとゼログラビティについての考察

1961年世界初の有人宇宙飛行を成功させた旧ソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンの「地球は青かった」という言葉はとても有名だが、その次に有名な彼の言葉はその言葉の後…

木石南
5年前
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夜会考・パブリックスペース研究と自由論。

夏が終わりつつある八月の末、まだ蒸し暑かったが乾いた風も同時に吹き始め、もう少し涼しい感じで過ごせたら尚良しというような気候にさしかかっており、夏のイベントがひ…

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5年前
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weiwei創刊・夜会とは何か?

我が兄弟そしてエマルで『weiwei』という雑誌を死力を尽くし無理矢理の完成、自費出版という形ではあるけれど8月18日に発売、9月1日に刊行記念イベント「僕たちの失敗」…

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5年前
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ストロングゼログラビティ研究⑥〜ゼログラビティの終焉

ストロングゼログラビティ研究⑥〜ゼログラビティの終焉

第6章
ゼログラビティの終焉

アインシュタインの相対性理論を説明する時に「浦島太郎効果」というものがある。
これは、学術用語ではなく、SFの同人誌である「宇宙塵」の柴野拓美氏が生み出した言葉とされている。

浦島太郎効果とは何か?

観察者が2人いるときに、双方の相対的速度差によって、あるいは重力場が異なる場合により、この2人の経過時間にズレが生じるということである。

2014年に大ヒ

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ストロングゼログラビティ研究⑤平成から令和への旅

ストロングゼログラビティ研究⑤平成から令和への旅

第5章
平成の研究〜平成から令和への旅
2019年5月18日のブログ「夜会考・平成の研究〜平成から令和への旅」より抜粋と加筆

およそ100年前、キュリー夫人がラジウムを発見して以降、人類は原子爆弾を手に入れ、原子力発電を手に入れ、現在は原子力宇宙船が開発されようとしている。
しかし、たった100年前キュリー夫人がラジウムを発見した当初は「それが何に使えるのか?」はわからなかった。
その時点では人

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ストロングゼログラビティ研究④〜ゼログラビティへの旅立ち

ストロングゼログラビティ研究④〜ゼログラビティへの旅立ち

第4章
ゼログラビティへの旅立ち

2018年11月18日のブログ「夜会考・苦行ツイキャスとゼログラビティについての考察」より抜粋と加筆

1961年、世界初の有人宇宙飛行を成功させた旧ソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンがいった「地球は青かった」という言葉はとても有名だが、その次に有名な彼の言葉は、その言葉の後に続けた「…私はまわりを見渡したが、神は見当たらなかった」という言葉だと思われる。

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ストロングゼログラビティ研究③〜自由論からの発見

ストロングゼログラビティ研究③〜自由論からの発見

第3章
自由論からの発見
2018年9月17日のnote「夜会考・パブリックスペース研究と自由論」より抜粋と加筆

2018年の夏が終わりつつある八月の末、東京はまだ蒸し暑さが続いていたが、時折乾いた風も吹き始め、もう少し涼しい感じで過ごせたら尚良しというような気候にさしかかっていた。
私は一通り夏の行事を終え、そちらはひと段落していたが、おおがきさんとの研究及び夜会は、さらなる熱を持って活発に継

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ストロングゼログラビティ研究②〜フランス問題に見る『お』の消失とその発見

ストロングゼログラビティ研究②〜フランス問題に見る『お』の消失とその発見

第2章
フランス問題に見る『お』の消失とその発見

「パブリックスペース研究」とは、簡単に言うと、すべての街に存在する「街の隙間の誰のものでも無い絶妙に居心地の良い場所」を発掘し、そこでお茶(日によっては飲酒)をしたりし、その存在について考えていく行為である。

外で飲食してもいいのは「花見シーズンの決められた場所のみ」と決まっている訳ではなく、「誰の迷惑にもならない『よかったらあなたもどうぞ』

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ストロングゼログラビティ研究①〜幼年期の終わり

ストロングゼログラビティ研究①〜幼年期の終わり

1章
幼年期の終わり

まず、我々の研究が、いかなる経緯で始まったものか説明しなければならない。
始まりは「パブリックスペース研究」及び「夜会」である。
当研究の発端である「パブリックスペース研究」そして「夜会」とは、私が大阪に住んでいた頃、指圧師(正しくは鍼灸あん摩マッサージ指圧師)のおおがきさんと二人で始めたものである。
おおがきさんとは、当時、私が整骨院で助手としてアルバイトをすることとなり

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平成の研究〜平成から令和への旅〜夜会考④

平成の研究〜平成から令和への旅〜夜会考④

 およそ100年前、キュリー夫人がラジウムを発見して以降、人類は原子爆弾を手に入れ原子力発電を手に入れ、現在原子力宇宙船が開発されようとしている。
しかし、たった100年前キュリー夫人がラジウムを発見した当初は「それが何に使えるのか?」はわからなかった。
その時点では人類にとって「太陽が何故光っているのか」という謎が解明されたに過ぎず、キュリー夫人の発見がその100年後の我々にどれだけの影響を与え

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「はじめてのカンフー」開催のお知らせ

「はじめてのカンフー」開催のお知らせ



来たる6月8日土曜日に初心者向けのカンフーワークショップ「はじめてのカンフー」を池袋にて開催致します。

ワークショップ「はじめてのカンフー」

6月8日土曜日
14時〜17時(練習時間は14時30分〜16時30分までの2時間)

東京都豊島区池袋本町1-7-1 池袋本町ビル地下1階「池袋ピアーチェ」

参加費2000円
※動きやすい服装と動きやすい室内用の靴をご用意ください。(学校の

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夜会考・苦行ツイキャスとゼログラビティについての考察

夜会考・苦行ツイキャスとゼログラビティについての考察

1961年世界初の有人宇宙飛行を成功させた旧ソ連の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンの「地球は青かった」という言葉はとても有名だが、その次に有名な彼の言葉はその言葉の後に続けた「・・・私はまわりを見渡したが、神は見当たらなかった」という言葉だと思われる。
しかし、調べてみるとこの神が見当たらなかった発言に関する記録が全く無いらしく、実はガガーリン本人がよく言っていた風刺ジョークが一人歩きしたのが真実だ

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夜会考・パブリックスペース研究と自由論。

夜会考・パブリックスペース研究と自由論。

夏が終わりつつある八月の末、まだ蒸し暑かったが乾いた風も同時に吹き始め、もう少し涼しい感じで過ごせたら尚良しというような気候にさしかかっており、夏のイベントがひと段落したが、大概何があっても大垣さんとの研究及び夜会は続いついていた。
つまり研究者としての飽くなき探求、研究者魂が我々をかき立て、翌日どんなに朝が早くとも研究が良い調子で進んでいたら寝る間を惜しんで夜会に費やしていた。

夜会、別の言

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weiwei創刊・夜会とは何か?



我が兄弟そしてエマルで『weiwei』という雑誌を死力を尽くし無理矢理の完成、自費出版という形ではあるけれど8月18日に発売、9月1日に刊行記念イベント「僕たちの失敗」を敢行。
夏の前半は知久寿焼さんとのツーマンライブ、後半はweiweiという2つのビッグイベントに追われ、忙しいことは有り難いことではあるが新しいことや慣れぬことが目まぐるしく続き、我が兄弟エマル共々体重がそれぞれ8kgほど減少

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