Rin

50歳を過ぎたので、そろそろ世間から片足抜いて緩く過ごしていきたい。長いものに巻かれつ…

Rin

50歳を過ぎたので、そろそろ世間から片足抜いて緩く過ごしていきたい。長いものに巻かれつつ、大人の本気を見かけると奮えます。日々の雑多を書いてます。

最近の記事

ドナドナドーナー、ド〜ナ〜から25年

 今日はNHKをつけて昼食をとっていると、番組と番組の間に朝ドラ『虎に翼』の主人公のモデルとなった方の短い紹介番組があった。女性には厳しい時代だったろう…と思う。それでも、田舎で暮らす昭和世代の長男の嫁の私には、家制度が廃止されても価値観としての女性蔑視はフツーにあるよなぁと思う。そんな田舎の嫁としてアレコレ思うままに書いてみたい。  早くに亡くなった『長男の嫁』と呼ばれる方のお葬式で「ご苦労なさって…」と、嫁にとって最高の賛辞で送られるのを見て、震え上がったことがある。

    • 徒然なるままに

      送別会  送別会での送る側の挨拶で、ある方が恐縮しながら「厳しくご指導いただき…」という言葉を何度も挟んでくるので『よっぽど厳しく指導されたんだろうなぁ…』と思うのと同時に、パワハラがあったことを匂わせるような言葉の連呼に『新手のリベンジでは?』と思った。 あんぱん  先日、スーパーで『高級あんぱん』(ヤマザキパン)を見かけて、100円程度のあんぱんで高級も無いだろう…と思いながらも買ってしまった。そして、今度は同じスーパーで『感動あんぱん』(第一パン)を見つけた。明ら

      • 『偶成』 エレファントカシマシ

         3月31日に『3月末をもってエレファントカシマシ、宮本浩次は所属事務所アミューズとの契約満了』と発表があった。あまりにも直近すぎる発表に、色々と大人の事情があったのでは?と邪推してしまう。  何がなんでも売れたい人と、何がなんでも売りたい人達の世界は私には計り知れない。カバーアルバムがヒットして、コンサートチケットも完売となる宮本浩次を事務所は手離したくはなかっただろう。どちらにしても、事務所を離れるのが片方だけにならなくて良かったのと、今後はメディアへの露出は減るだろう

        • 気力も体力も無いけれど…

           体調不良のなか、リモートワークと出勤の併用と、同僚の助けを借りて何とか年度末処理の1週間を乗り切り、目途がついた。そして、来週こそ本番。それ以降は処理すら出来ないから…。金曜日はもう少し仕事を進めたかったけれど、軽く眩暈もするし、頭がパンパンッで今日はここまで…と見切りをつけて21:00に職場を後にした。気力、体力が充実していた20代、30代の頃だったら深夜まで頑張れたのになぁ…と思う。それでも、この1週間頑張れたのは50代ならではの胆力のお陰だと思う。  体調不良からザ

        ドナドナドーナー、ド〜ナ〜から25年

          「頑張りましょう」は禁句じゃないの?

           いつもお彼岸の中日は、母屋に午前中から親戚が十数名ほど集まる。3月20日は母屋の準備もあるし、疲れすぎてお風呂にも入っていないからシャワーを浴びないと…と朝5:00にセットしたアラームの音で目を覚ましたけれど、何かが違う。身体が異様に重くて、脳がボワ~ンと水に浸かってふやけたような感じがする。なんとか上半身だけ起こすと右耳がつまっていた。直ぐに4年前に罹った突発性難聴を思い出した。  今までの私だったら、この程度なら体調なんて構わずに気力で起き上がって支度にかかっていたけ

          「頑張りましょう」は禁句じゃないの?

          出遅れてスミマセン!

           先日、武士なる友人から「明日スマホに変えてくるよ。使い慣れるまではPCのメルアドの方で…」というメールが届いた。いよいよ、武士もスマホを持つのかぁ…と感慨深い。LINEなど使う日も来るのかな?私は、いまだに友人とのやり取りはメールが多い。LINEは子供が小学生の頃に子供会の役員となった時、必要に迫られて使い始めてから業務連絡用に近いかもしれない。写真も資料も簡単に送れるし、チャットのようにやり取り出来るので便利だけれど、ちょっと面倒なこともある。それは、PTAや子供会でのグ

          出遅れてスミマセン!

          ご破算に出来る人

           「PERFECT DAYS」を見ないまま春になってしまうな…と思っていたら町外れのミニシアターで上映しているのを知って、年度末の忙しい時期だけれど平日に休みをとって行ってみようかな…と迷っている。  主人公の平山さんはトイレの清掃員として働き、ささやかな楽しみを持ちながら慎ましく暮らしている。フライヤーには「こんなふうに生きていけたなら」とある。私はこのコピーにズキッときた。これは、どの立場の人が言っているのだろう?そして、平山さんはこの生活に行き着くために、何かをご破算

          ご破算に出来る人

          女性は役に立ち過ぎてはいけない

           子供の頃に何かで見かけた『ヴィーナスの誕生』が私にとっての女性像として焼き付いた。大人の女性とはこういうものなのか…と髪や身体の曲線の美しさ、そしてヴィーナスに漂う、ゆるやかな空気感と浮世離れした面持ちに、まだ胸もお尻も真っ平な私は魅了された。当時ピアノを習っていたこともあったのか、この絵の中にメトロノームを置いたらどんな優雅なテンポを刻むのだろう…とも思った。  しかし、子供の私は大きな勘違いをしていた。ヴィーナスは人間ではなく、神話に登場する女神だ。浮世離れしているの

          女性は役に立ち過ぎてはいけない

          ガルシア・マルケス 『百年の孤独』

           ずっと読みたくても、読める気がしなくて手が出なかったガルシア・マルケスの『百年の孤独』がひょんなことから私の手元にきた。職場のとある方の私物で、丁度処分されるところを私が通りかかって貰うことになった。こんなに上手い具合に手に入るなんて、本にも巡り合せがあるよなぁ…と思う。そして、本が人を選ぶこともあるよなぁ…とも思う。案の定、読もうと思ってもなかなか読めない。貰ったのは一昨年の梅雨の頃で、もう2年近く何度もトライしたけれど、その度に駄目、読めない…となって本を閉じていた。そ

          ガルシア・マルケス 『百年の孤独』

          ひな祭り前夜

          ゆるりと たっぷりと そんな女性に憧れる ずいぶん昔に買った、丸平の古い三人官女。 足りている顔付きに魅了される。 女に不足は似合わない。 足るを知る知性と、清濁を腹に収める雅量ある姿。 私が嘆いても「それが、どうした?」と言われそう。 泣き言も、綺麗に祓ってしまいそうな清らかさ。 女性への幻想を体現したかのよう。 肌をチラリとも見せないのに、際立つ色気。 私が男だったら「さあ、おひとつ…」と勧められたら、毒の盛られた盃だって飲み干してみせよう。 押しの強い男

          ひな祭り前夜

          感情は贅沢品だから

           先日、猫の日に誕生日をむかえて、また一つ歳を重ねることが出来た。最近気が付いた事といえば、宮本浩次以外にも私が好きな人、気になる人は『みうらじゅん賞』をとりがちという事。  今年はバースデーケーキの代りにシュトーレンショコラを買ってみた。袋を開けた瞬間のドライフルーツに浸かった洋酒の香りがたまらない。しかも、中身だけでなくシュトーレンごとチョコレートでコーティングした豪華版。もはやシュトーレンとは別物かもしれない…。暫くはコレを1切れづつ味わう楽しみが出来た。幸い家族のな

          感情は贅沢品だから

          カッコイイはいつも静か

           2月14日(水)はバレンタインデーだった。今の時代、職場でも浮かれたイベント感は無く通常通り。車での出勤途中、敷地内の坂道を歩いている非常勤嘱託の方が右手に見えた。冬場はいつも、中折れ帽にチェスターコートを着て、手には革の手袋、足元はしっかりフォールドしてくれるトレッキングシューズを履き、背中には大きなリュックを背負って、バスと電車を乗り継ぎ約1時間程かけて職場にやって来る。御年80歳。背筋は私よりピンッと張っていて、歩く姿を見かける度に『カッコイイなぁ』と思う。今年の3月

          カッコイイはいつも静か

          ケア用員が不向きだと知った日…

          2月10日(土)  3連休の初日。昨晩は疲れ過ぎて、お風呂にも入らずに化粧をしたまま気絶するように寝てしまったので、朝にシャワーを浴びて、母屋と自宅の洗濯機を回して、豪快に干した。それから昼近くに柴犬と1時間ほど散歩に出た。ほんのりとした陽射しの暖かさと、ピリッと冷たい空気が程よくあいまって気持ちがイイ。やっぱり外気に触れるのは大事だな…と思った。散歩から戻って、昼食に昨晩の夕食の残りのおでんを食べた。やっぱり2日目の大根は美味い!今日はダラダラ過ごそう…と本を読んだり、昼寝

          ケア用員が不向きだと知った日…

          どろん日記 2月8日 

           このところ深夜3時に目が覚めるという呪いにかかっている。世間ではソレを加齢のため…と言うらしい。そのせいか、身体は怠いし、眠気がとれない。頭痛もする。今朝は出勤までのルーティンがいつもの手順と違ったせいか、化粧をしたつもりでいて、うっかりスッピンで出勤するところだった。 『今日は帰ろう。』出勤前にそう心に決めた。 私は『全日本もう帰りたい協会』の会員でもある。  出勤して直ぐに「当日のご連絡で申し訳ありません。家事都合により午後半休を頂きます。」と上司にメールを送り、

          どろん日記 2月8日 

          立春の日に

           陽ものびて、庭先の梅もポツポツと咲き始めて明るい兆しを感じられる立春の方が、元旦より年初めに相応しいな…と思う。  昨夜は、例年通りに豆撒きをして、恵方巻きを食べて、歳の数+1粒の豆を食べた。一掴みで年齢分の豆を掴めると幸運があると聞くけれど、年齢のせいか5粒足りなかった。子供の頃からの慣習で、幼い頃は指先で摘んでいたのが今ではコレでもかっ!と掴んだところで自分の年齢分まで達しないのが悲しいところ。それでも、無事に昨年の節分から1年過ごせたことを嬉しく思った。  また、

          立春の日に

          ただいま、全力で越冬中

           先日は職場に北欧からの来客があった。スケジュール表には『PM3:00コーヒーブレイク』の文字。ガーンッ!(若者には通じない昭和のリアクション…)コーヒーブレイクはくせもの…。外国人がメインとなる会議でのコーヒーブレイクは、日本の会議と違ってお茶菓子、スイーツの用意も必要になる。ヨーロッパからの来客だとなおさら…。文化の違いだけれど、ここは日本なのだから日本式でよいのでは?といつも思う。今回は若手の女子が準備をしてくれた。いわゆるお茶菓子はアルフォート、カントリーマアム、ホー

          ただいま、全力で越冬中