Rin

50歳を過ぎたので、そろそろ世間から片足抜いて緩く過ごしていきたい。長いものに巻かれつ…

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50歳を過ぎたので、そろそろ世間から片足抜いて緩く過ごしていきたい。長いものに巻かれつつ、大人の本気を見かけると奮えます。日々の雑多を書いてます。

記事一覧

これが仕事ですから

 今年も、GWに寝室前にある北向きの植込みのスズランが咲いた。その姿を見て、健気だな…と思う。昨日は、お天気も良かったので庭先を見回り、部屋の片づけをした。 ここ…

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3日前
9

山とカステラパン 

 私の職場は暦通りの勤務なので昨日が連休のスタート。3月末に感音性難聴を患ってから、なかなか体調が戻らないままスケジュールの都合上、仕事を休むのも面倒で気を張っ…

Rin
5日前
8

政治とか人生100年時代とか

 今朝、衆議院補欠選挙の結果をネットニュースで見て「…ですよね。」との感想しかない。それより、投票率の低さに驚く。この期に及んで投票に行かない…って不思議に思う…

Rin
10日前
14

温かな食卓

 少し前に、遠方に暮らす義妹から夫に電話があった。どうやら、義父のことで気になることがあってかけてきたらしい。話しを聞くと、お義父さまが夕食時に1人で食べること…

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12日前
9

ドナドナドーナー、ド〜ナ〜から25年

 今日はNHKをつけて昼食をとっていると、番組と番組の間に朝ドラ『虎に翼』の主人公のモデルとなった方の短い紹介番組があった。女性には厳しい時代だったろう…と思う。…

Rin
2週間前
5

徒然なるままに

送別会  送別会での送る側の挨拶で、ある方が恐縮しながら「厳しくご指導いただき…」という言葉を何度も挟んでくるので『よっぽど厳しく指導されたんだろうなぁ…』と思…

Rin
3週間前
13

『偶成』 エレファントカシマシ

 3月31日に『3月末をもってエレファントカシマシ、宮本浩次は所属事務所アミューズとの契約満了』と発表があった。あまりにも直近すぎる発表に、色々と大人の事情があ…

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1か月前
5

気力も体力も無いけれど…

 体調不良のなか、リモートワークと出勤の併用と、同僚の助けを借りて何とか年度末処理の1週間を乗り切り、目途がついた。そして、来週こそ本番。それ以降は処理すら出来…

Rin
1か月前
10

「頑張りましょう」は禁句じゃないの?

 いつもお彼岸の中日は、母屋に午前中から親戚が十数名ほど集まる。3月20日は母屋の準備もあるし、疲れすぎてお風呂にも入っていないからシャワーを浴びないと…と朝5:00…

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1か月前
15

出遅れてスミマセン!

 先日、武士なる友人から「明日スマホに変えてくるよ。使い慣れるまではPCのメルアドの方で…」というメールが届いた。いよいよ、武士もスマホを持つのかぁ…と感慨深い。…

Rin
1か月前
14

ご破算に出来る人

 「PERFECT DAYS」を見ないまま春になってしまうな…と思っていたら町外れのミニシアターで上映しているのを知って、年度末の忙しい時期だけれど平日に休みをとって行っ…

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2か月前
12

女性は役に立ち過ぎてはいけない

 子供の頃に何かで見かけた『ヴィーナスの誕生』が私にとっての女性像として焼き付いた。大人の女性とはこういうものなのか…と髪や身体の曲線の美しさ、そしてヴィーナス…

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2か月前
12

ガルシア・マルケス 『百年の孤独』

 ずっと読みたくても、読める気がしなくて手が出なかったガルシア・マルケスの『百年の孤独』がひょんなことから私の手元にきた。職場のとある方の私物で、丁度処分される…

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2か月前
16

ひな祭り前夜

ゆるりと たっぷりと そんな女性に憧れる ずいぶん昔に買った、丸平の古い三人官女。 足りている顔付きに魅了される。 女に不足は似合わない。 足るを知る知性と、清濁…

Rin
2か月前
10

感情は贅沢品だから

 先日、猫の日に誕生日をむかえて、また一つ歳を重ねることが出来た。最近気が付いた事といえば、宮本浩次以外にも私が好きな人、気になる人は『みうらじゅん賞』をとりが…

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2か月前
30

カッコイイはいつも静か

 2月14日(水)はバレンタインデーだった。今の時代、職場でも浮かれたイベント感は無く通常通り。車での出勤途中、敷地内の坂道を歩いている非常勤嘱託の方が右手に見えた…

Rin
2か月前
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これが仕事ですから

これが仕事ですから

 今年も、GWに寝室前にある北向きの植込みのスズランが咲いた。その姿を見て、健気だな…と思う。昨日は、お天気も良かったので庭先を見回り、部屋の片づけをした。

ここしばらく、草木に気を配る余裕もなく、マズイな…と思っていたところが、やっぱりマズイことになっていた。ツタ絡まるテラスの外壁に、ツタの絡まるヒメシャラになっている…。

うーん、コレはコレで良いような駄目ような…。

放置状態だったラベン

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山とカステラパン 

山とカステラパン 

 私の職場は暦通りの勤務なので昨日が連休のスタート。3月末に感音性難聴を患ってから、なかなか体調が戻らないままスケジュールの都合上、仕事を休むのも面倒で気を張ってなんとか3月末、4月と過ごしてきたので身体はガッチガチに固まっている。この辺りでひと息ついて身体を緩めないと…と思っていたところ、連休前半は夫も娘も出掛けて不在となることを知って、ゆっくり自分の時間を取ることにした。

 昔から、酷く疲れ

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政治とか人生100年時代とか

政治とか人生100年時代とか

 今朝、衆議院補欠選挙の結果をネットニュースで見て「…ですよね。」との感想しかない。それより、投票率の低さに驚く。この期に及んで投票に行かない…って不思議に思う。みんな政治に無関心で居られるほどゆとりある暮らしをしているのだろうか?私なんか臆病者だから、この先の社会が怖くて、怖くて、仕方がない。

 しかも、最近よく耳にする『人生100年時代』なんて言葉も怖くてたまらない。この言葉も人生100年時

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温かな食卓

温かな食卓

 少し前に、遠方に暮らす義妹から夫に電話があった。どうやら、義父のことで気になることがあってかけてきたらしい。話しを聞くと、お義父さまが夕食時に1人で食べることが多くて寂しいとのこと。家族団欒、和やかな食卓を希望しているらしい。このような話をお義父さまからではなく、お義父さま→小姑さま→旦那さま→嫁という規定ルートを通って耳に入るのが昭和世代っぽい。高齢者の発する『寂しい』はパワーワードだからなぁ

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ドナドナドーナー、ド〜ナ〜から25年

ドナドナドーナー、ド〜ナ〜から25年

 今日はNHKをつけて昼食をとっていると、番組と番組の間に朝ドラ『虎に翼』の主人公のモデルとなった方の短い紹介番組があった。女性には厳しい時代だったろう…と思う。それでも、田舎で暮らす昭和世代の長男の嫁の私には、家制度が廃止されても価値観としての女性蔑視はフツーにあるよなぁと思う。そんな田舎の嫁としてアレコレ思うままに書いてみたい。

 早くに亡くなった『長男の嫁』と呼ばれる方のお葬式で「ご苦労な

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徒然なるままに

徒然なるままに

送別会

 送別会での送る側の挨拶で、ある方が恐縮しながら「厳しくご指導いただき…」という言葉を何度も挟んでくるので『よっぽど厳しく指導されたんだろうなぁ…』と思うのと同時に、パワハラがあったことを匂わせるような言葉の連呼に『新手のリベンジでは?』と思った。

あんぱん

 先日、スーパーで『高級あんぱん』(ヤマザキパン)を見かけて、100円程度のあんぱんで高級も無いだろう…と思いながらも買ってし

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『偶成』 エレファントカシマシ

『偶成』 エレファントカシマシ

 3月31日に『3月末をもってエレファントカシマシ、宮本浩次は所属事務所アミューズとの契約満了』と発表があった。あまりにも直近すぎる発表に、色々と大人の事情があったのでは?と邪推してしまう。

 何がなんでも売れたい人と、何がなんでも売りたい人達の世界は私には計り知れない。カバーアルバムがヒットして、コンサートチケットも完売となる宮本浩次を事務所は手離したくはなかっただろう。どちらにしても、事務所

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気力も体力も無いけれど…

気力も体力も無いけれど…

 体調不良のなか、リモートワークと出勤の併用と、同僚の助けを借りて何とか年度末処理の1週間を乗り切り、目途がついた。そして、来週こそ本番。それ以降は処理すら出来ないから…。金曜日はもう少し仕事を進めたかったけれど、軽く眩暈もするし、頭がパンパンッで今日はここまで…と見切りをつけて21:00に職場を後にした。気力、体力が充実していた20代、30代の頃だったら深夜まで頑張れたのになぁ…と思う。それでも

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「頑張りましょう」は禁句じゃないの?

「頑張りましょう」は禁句じゃないの?

 いつもお彼岸の中日は、母屋に午前中から親戚が十数名ほど集まる。3月20日は母屋の準備もあるし、疲れすぎてお風呂にも入っていないからシャワーを浴びないと…と朝5:00にセットしたアラームの音で目を覚ましたけれど、何かが違う。身体が異様に重くて、脳がボワ~ンと水に浸かってふやけたような感じがする。なんとか上半身だけ起こすと右耳がつまっていた。直ぐに4年前に罹った突発性難聴を思い出した。

 今までの

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出遅れてスミマセン!

出遅れてスミマセン!

 先日、武士なる友人から「明日スマホに変えてくるよ。使い慣れるまではPCのメルアドの方で…」というメールが届いた。いよいよ、武士もスマホを持つのかぁ…と感慨深い。LINEなど使う日も来るのかな?私は、いまだに友人とのやり取りはメールが多い。LINEは子供が小学生の頃に子供会の役員となった時、必要に迫られて使い始めてから業務連絡用に近いかもしれない。写真も資料も簡単に送れるし、チャットのようにやり取

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ご破算に出来る人

ご破算に出来る人

 「PERFECT DAYS」を見ないまま春になってしまうな…と思っていたら町外れのミニシアターで上映しているのを知って、年度末の忙しい時期だけれど平日に休みをとって行ってみようかな…と迷っている。

 主人公の平山さんはトイレの清掃員として働き、ささやかな楽しみを持ちながら慎ましく暮らしている。フライヤーには「こんなふうに生きていけたなら」とある。私はこのコピーにズキッときた。これは、どの立場の

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女性は役に立ち過ぎてはいけない

女性は役に立ち過ぎてはいけない

 子供の頃に何かで見かけた『ヴィーナスの誕生』が私にとっての女性像として焼き付いた。大人の女性とはこういうものなのか…と髪や身体の曲線の美しさ、そしてヴィーナスに漂う、ゆるやかな空気感と浮世離れした面持ちに、まだ胸もお尻も真っ平な私は魅了された。当時ピアノを習っていたこともあったのか、この絵の中にメトロノームを置いたらどんな優雅なテンポを刻むのだろう…とも思った。

 しかし、子供の私は大きな勘違

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ガルシア・マルケス 『百年の孤独』

ガルシア・マルケス 『百年の孤独』

 ずっと読みたくても、読める気がしなくて手が出なかったガルシア・マルケスの『百年の孤独』がひょんなことから私の手元にきた。職場のとある方の私物で、丁度処分されるところを私が通りかかって貰うことになった。こんなに上手い具合に手に入るなんて、本にも巡り合せがあるよなぁ…と思う。そして、本が人を選ぶこともあるよなぁ…とも思う。案の定、読もうと思ってもなかなか読めない。貰ったのは一昨年の梅雨の頃で、もう2

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ひな祭り前夜

ひな祭り前夜

ゆるりと たっぷりと
そんな女性に憧れる

ずいぶん昔に買った、丸平の古い三人官女。

足りている顔付きに魅了される。
女に不足は似合わない。

足るを知る知性と、清濁を腹に収める雅量ある姿。

私が嘆いても「それが、どうした?」と言われそう。

泣き言も、綺麗に祓ってしまいそうな清らかさ。
女性への幻想を体現したかのよう。

肌をチラリとも見せないのに、際立つ色気。

私が男だったら「さあ、おひ

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感情は贅沢品だから

感情は贅沢品だから

 先日、猫の日に誕生日をむかえて、また一つ歳を重ねることが出来た。最近気が付いた事といえば、宮本浩次以外にも私が好きな人、気になる人は『みうらじゅん賞』をとりがちという事。

 今年はバースデーケーキの代りにシュトーレンショコラを買ってみた。袋を開けた瞬間のドライフルーツに浸かった洋酒の香りがたまらない。しかも、中身だけでなくシュトーレンごとチョコレートでコーティングした豪華版。もはやシュトーレン

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カッコイイはいつも静か

カッコイイはいつも静か

 2月14日(水)はバレンタインデーだった。今の時代、職場でも浮かれたイベント感は無く通常通り。車での出勤途中、敷地内の坂道を歩いている非常勤嘱託の方が右手に見えた。冬場はいつも、中折れ帽にチェスターコートを着て、手には革の手袋、足元はしっかりフォールドしてくれるトレッキングシューズを履き、背中には大きなリュックを背負って、バスと電車を乗り継ぎ約1時間程かけて職場にやって来る。御年80歳。背筋は私

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