みやびを

猫2匹と同居するお婆さん。某メーカーの半導体部門でR&Dに従事していたが、管理…

みやびを

猫2匹と同居するお婆さん。某メーカーの半導体部門でR&Dに従事していたが、管理職になった職場でいろいろ考えることがあり会社を退職。ひとりで半導体技術教育サービスの株式会社を起業、24年目に会社を解散。現在は年金を貰いながら個人事業主としてオリジナル女性用下着の開発販売しています。

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  • 三輪さんレポート

    三輪晴治さんのレポートをまとめています。政治経済、イノベーション、社会問題などに対して、高い知見と経験、経済学に裏打ちされた知識から分析、提言されています。

  • みやびを読書ノート

    二十数年書きためてきた読書ノートがあります。小説ではなく、勉強のために読んだ社会・歴史などの硬派な本ばかりですが、おばあさんになった今では、若いうちに読んでおいて良かったと思っています。その読書ノートをご紹介します。

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固定された記事

みやびをnoteです。

はじめまして。みやびをです。 まだ、世界中ほとんど誰にも知られていません。 無名の新人下着みやびをを皆様に知っていただく場として、note公式アカウントを立ち上げまし…

みやびを
1年前
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第5章 日本経済社会の再構築

日本精神・日本の魂・大和心を取り戻す 日本には、縄文時代から共同体精神があり、自然をあがめる宗教心があった。従って日本は基本的には争いを起こさない民族であった。…

みやびを
3日前
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第4章 人間社会のあり方

フランスの政治家であり哲学者でもあるアレクシス・ド・トクヴィルは、人間社会のあり方を深く思考した人である。1805年生まれで、1827年に司法の官僚になり、1839年に国会…

みやびを
4日前
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第3章 偽情報・プロパガンダの横行

2024年1月20日、バイデン米大統領は「第三回民主主義サミット」をオンラインで開催した。「今年は世界各地で重要な国政選挙が行われる異例の選挙イヤーである。AIなどによ…

みやびを
5日前
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第2章 生成AIの本質とは

AI技術の変遷 AI技術開発のブームはこれまで3回あった。 第一次は1950年から1960年であった。この時代は機械的な自動推論により正解を導き出すものであったが、あまり成果…

みやびを
6日前
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第1章 ChatGPT(生成AI)の出現

2022年11月、サム・アルトマン率いる「オープンAI社」が彗星のごとく現れ、ChatGPT(生成AI)が地球を暴れまわっている。AI(人工知能)は知能において人間を超えることに…

みやびを
7日前
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小田原駅から徒歩5分。みのさんが私財を投じたミニシアターがオープン!

小田原シネマ館小田原駅前に21年ぶりの映画館 3月20日、小田原駅から徒歩5分の場所に映画館がオープンしました。 1スクリーン、40席のミニシアターです。 その…

みやびを
12日前
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「こうやって生きるんだ」と教えてくれた方が・・・

ある方の訃報をネットニュースで偶然知りました。 出張先の外国で体調を崩し急逝されたとのこと。亡くなられたのは昨年、ネットニュースでは今年行われた「お別れの会」を…

みやびを
2週間前
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「ザリガニの鳴くところ」と「洞窟おじさん」境遇がよく似ている                              …

「ザリガニの鳴くところ」の境遇とよく似た本とテレビドラマが日本にもあるのをご存じですか? 「洞窟オジさん」といいます。親の酷い虐待から逃れるため、13歳で家出をし…

みやびを
2週間前
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これから長い戦いに挑む新社会人に贈る言葉

初陣の新社会人に贈る言葉です。 野生の王国と心得よ まず、ビジネス社会というものは野生の王国と心得てください。職場にも、取引先にも、お客様にもいろいろな人がいま…

みやびを
3週間前
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日本属国宣言、共和党員・トランプ支持派を怒らせた岸田スピーチ

日本の第4の敗戦(1)岸田首相のアメリカ議会でのスピーチ バイデン大統領に国賓待遇で招待された岸田首相は、2024年4月10日にホワイトハウスでバイデン大統領と会談した…

みやびを
3週間前
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第六章 日本経済を再興する道:「日本先端技術革新研究所」の設立

日本に「イノベーション」を取り戻す 日本では1980年ころから企業の中央研究所が廃れてきた。日本政府は、国立大学交付金を年々減額してきている。これで日本には基礎研究…

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3週間前
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第五章 ナノテクノロジーの開発(NNI)

アメリカの「国家ナノテクノロジー・イニシャチブ」 アメリカの「国家ナノテクノロジー・イニシャチブ」(NNI)は大学、国立研究所、政府機関(国防省)のコンソーシアム…

みやびを
3週間前
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第四章 国のイニシャチブによるDARPA(ダーパ)の設立

ベンチャーを生み出すDARPA 1957年ソ連がスプ―トニックを打ち上げた次の年の1958年にアメリカでDARPA(ダーパ)が設立された。初めはARPA(Advanced Research Project Agen…

みやびを
3週間前

第三章 真のイノベーター(起業家)とは

イノベーションに挑戦できるのは企業家精神・マクロ的思考・大きなビジョンを持つ公的機関の人である 真の起業家とは、前人未踏の、成功するかどうかわからないプロジェク…

みやびを
3週間前
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第二章 覇権国家の興亡の中でのイノベーション

歴史的に見てみると、世界の覇権国になった国は、有能な人材をリクルートし、イノベーションを興していろいろの技術を開発し、その力で世界制覇を成し遂げた。  スペイン…

みやびを
3週間前
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みやびをnoteです。

みやびをnoteです。

はじめまして。みやびをです。
まだ、世界中ほとんど誰にも知られていません。
無名の新人下着みやびをを皆様に知っていただく場として、note公式アカウントを立ち上げました。

ブランドコンセプトは「女性の体を健やかに保ち守る下着」です。

締め付け感や痛みや痒みを我慢しなくてもいい楽な下着。
乳がんなどの病気や更年期障害、高齢などによる下着トラブルで悩んでいる女性の体を優しく保護できる下着。
下着を

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第5章 日本経済社会の再構築

第5章 日本経済社会の再構築

日本精神・日本の魂・大和心を取り戻す

日本には、縄文時代から共同体精神があり、自然をあがめる宗教心があった。従って日本は基本的には争いを起こさない民族であった。そして聖徳太子の「和を以て貴しと為し、忤ふることなきを宗と為す」という「十七条憲法」が生まれ、和を尊ぶ精神があった。「みんな違ってみんな良い」と「和をもって貴しとす」が日本民族の基本的な精神である。この「十七条憲法」は法律としては現在でも

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第4章 人間社会のあり方

第4章 人間社会のあり方

フランスの政治家であり哲学者でもあるアレクシス・ド・トクヴィルは、人間社会のあり方を深く思考した人である。1805年生まれで、1827年に司法の官僚になり、1839年に国会議員となる。1848年に二月革命が起こり、フランスは共和制国家になり、トクヴィルは外務大臣になった。しかしナポレオン三世が皇帝になった時、政界をはなれた。

彼には1840年『アメリカの民主主義』という著作がある。彼は1831年

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第3章 偽情報・プロパガンダの横行

第3章 偽情報・プロパガンダの横行

2024年1月20日、バイデン米大統領は「第三回民主主義サミット」をオンラインで開催した。「今年は世界各地で重要な国政選挙が行われる異例の選挙イヤーである。AIなどによる偽情報が民主主義への脅威になる。そのための対策を取らなければならない」とバイデンは言った。韓国の尹大統領も「フェイクニュースや偽情報が民主主義の根幹である選挙を脅かしている」と言い、日本の岸田首相も「各国共通の課題で、国際的な共通

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第2章 生成AIの本質とは

第2章 生成AIの本質とは

AI技術の変遷

AI技術開発のブームはこれまで3回あった。
第一次は1950年から1960年であった。この時代は機械的な自動推論により正解を導き出すものであったが、あまり成果はなかった。あったのはゲームやパズルの分野であった。

第二次は1980年代である。法律家や医師の専門知識の分野で専門家に代わりAIシステムが回答を推論する「エキスパートシステム」が開発された。しかし実際にはAIシステムの能

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第1章 ChatGPT(生成AI)の出現

第1章 ChatGPT(生成AI)の出現

2022年11月、サム・アルトマン率いる「オープンAI社」が彗星のごとく現れ、ChatGPT(生成AI)が地球を暴れまわっている。AI(人工知能)は知能において人間を超えることになると言われている。AIコンピュータは既に将棋の棋士の能力を超えている。シリコンバレーではAIによる「ヒューマン・エンハンスメント(人間改良)」という言葉が出ており、やがてチップを脳に植え込んだ改造人間がでてくるという。ま

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小田原駅から徒歩5分。みのさんが私財を投じたミニシアターがオープン!

小田原駅から徒歩5分。みのさんが私財を投じたミニシアターがオープン!

小田原シネマ館小田原駅前に21年ぶりの映画館

3月20日、小田原駅から徒歩5分の場所に映画館がオープンしました。
1スクリーン、40席のミニシアターです。

その名は小田原シネマ館。

小田原で育った「みのさん」こと蓑宮武夫さんは、「自分が暮らす街から映画館が消える寂しさは、何ともいえないほど切ないものだった。」と言い、「小田原の街中に映画館を」という夢に挑み、とうとう私財を投じて映画館を建てて

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「こうやって生きるんだ」と教えてくれた方が・・・

「こうやって生きるんだ」と教えてくれた方が・・・

ある方の訃報をネットニュースで偶然知りました。

出張先の外国で体調を崩し急逝されたとのこと。亡くなられたのは昨年、ネットニュースでは今年行われた「お別れの会」を報じていました。

亡くなったこと、まったく知らなかった。
その方の関係者の中には筆者に連絡してくれる知り合いがいない。だから、その方自身が連絡をしてくれない限り訃報を知る術がない。でも、それは無理な話だ。

その方は大きな会社の役員をし

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「ザリガニの鳴くところ」と「洞窟おじさん」境遇がよく似ている                                                                                                            

「ザリガニの鳴くところ」と「洞窟おじさん」境遇がよく似ている                                                                                                            

「ザリガニの鳴くところ」の境遇とよく似た本とテレビドラマが日本にもあるのをご存じですか?

「洞窟オジさん」といいます。親の酷い虐待から逃れるため、13歳で家出をしてから43年間に渡って洞窟などで野宿生活をして生き延びてきた方の実話です。本の出版は2004年、NHKが2015年にドラマ化しています。

ストーリー

「ザリガニの鳴くところ」のストーリーは、ソニー・ピクチャーズのサイトから引用します

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これから長い戦いに挑む新社会人に贈る言葉

これから長い戦いに挑む新社会人に贈る言葉

初陣の新社会人に贈る言葉です。

野生の王国と心得よ

まず、ビジネス社会というものは野生の王国と心得てください。職場にも、取引先にも、お客様にもいろいろな人がいます。
キツネのような嘘つき先輩、ヘビのようにジワジワ締め上げてくる取引先、心配してくれる優しい犬のような顧客、噂をまき散らす九官鳥のような年下の同僚、命がけで子熊を守る母熊のように強くて慈愛ある上司、上の言いなりになるクラゲのような骨抜

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日本属国宣言、共和党員・トランプ支持派を怒らせた岸田スピーチ

日本属国宣言、共和党員・トランプ支持派を怒らせた岸田スピーチ

日本の第4の敗戦(1)岸田首相のアメリカ議会でのスピーチ

バイデン大統領に国賓待遇で招待された岸田首相は、2024年4月10日にホワイトハウスでバイデン大統領と会談した。そして4月11日、岸田首相は、米国連邦議会上下両院合同会議という晴れ舞台でスピーチした。岸田氏は英語を読むことについては、安倍晋三氏よりはうまかった。

アメリカの知人からの電話

筆者のアメリカの知人がたまたま岸田首相の米国連

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第六章 日本経済を再興する道:「日本先端技術革新研究所」の設立

第六章 日本経済を再興する道:「日本先端技術革新研究所」の設立

日本に「イノベーション」を取り戻す

日本では1980年ころから企業の中央研究所が廃れてきた。日本政府は、国立大学交付金を年々減額してきている。これで日本には基礎研究をする母体がなくなってしまった。日本産業は、労働賃金を引き下げて利益を上げたその金を、外国投資家という株主に配当金として支払い、設備投資や研究開発投資は全くやっていない。つまり日本は「イノベーション」から手を引いたのである。

日本に

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第五章 ナノテクノロジーの開発(NNI)

第五章 ナノテクノロジーの開発(NNI)

アメリカの「国家ナノテクノロジー・イニシャチブ」

アメリカの「国家ナノテクノロジー・イニシャチブ」(NNI)は大学、国立研究所、政府機関(国防省)のコンソーシアムとして設立された。これまでのインターネット、コンピュータ、半導体に替わる次の新技術である「ナノテクノロジー」の開発がこれからの経済成長の基礎になるとして、このプロジェクトがスタートした。これは20年30年の長期プロジェクトである。物質の

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第四章 国のイニシャチブによるDARPA(ダーパ)の設立

第四章 国のイニシャチブによるDARPA(ダーパ)の設立

ベンチャーを生み出すDARPA

1957年ソ連がスプ―トニックを打ち上げた次の年の1958年にアメリカでDARPA(ダーパ)が設立された。初めはARPA(Advanced Research Project Agency)としてスタートしたが、のちにDefense(防衛)という言葉が付け加えられた。DARPAは、主として各分野におけるアメリカの技術優位を図るために設立された組織で、ミッション志向と

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第三章 真のイノベーター(起業家)とは

第三章 真のイノベーター(起業家)とは

イノベーションに挑戦できるのは企業家精神・マクロ的思考・大きなビジョンを持つ公的機関の人である

真の起業家とは、前人未踏の、成功するかどうかわからないプロジェクトに対してリスクを取る意思と能力のある個人または組織を言う。イノベーションの先端技術の開発は、フランク・ナイトが言った「予測が不可能な不確実性の高いもの」である。

大きなイノベーションの試みは大概の場合失敗するが ― そうでなければイノ

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第二章 覇権国家の興亡の中でのイノベーション

第二章 覇権国家の興亡の中でのイノベーション

歴史的に見てみると、世界の覇権国になった国は、有能な人材をリクルートし、イノベーションを興していろいろの技術を開発し、その力で世界制覇を成し遂げた。 

スペイン・ポルトガル

スペイン・ポルトガルは、大航海技術を開発して東西に大航海の旅に出て、いろいろな国を植民地にして、アメリカ大陸を見つけ、世界の富を収奪した。

オランダ

オランダは、造船技術を開発して他の国々に対していろいろの船舶を建造し

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