エノウ ケイ

関西在住、30代女子、既婚、会社員です。 食べ物、筋トレ、本、その他日常のこと、感じた…

エノウ ケイ

関西在住、30代女子、既婚、会社員です。 食べ物、筋トレ、本、その他日常のこと、感じたことなどを 書いていければと思います。

最近の記事

香り

香りが好きだ。 香りというと、20代の頃は香水が好きだった。 だが、次第に年齢なのか、心のせいか私自身が香水の香りが苦手になってしまった。 電車などで隣に座った人の香水の匂いに敏感に反応してしまい、避けてしまうことも多々ある。 香水を付けなくなった私は、外へ出るときは無香性のデオドランドスプレーを使っている。 そんな私が使う香は主にアロマオイルとお香だ。 家では主にお香を使っている。 お香はその日の気分に合わせて、炊いている。 香りが色々(金木犀、ヒノキなど)あり、値段もそ

    • 「初めて」の

       今日、オンラインショップで買ったケーキ(グルテンフリー)を食べた。 初めて買うお店だった。 グルテンフリーのオンラインショップはいくつかあり、どれにするか悩んむ。 最終的にその店に決めたのは店主さんの言葉や価格帯、ケーキの写真がいいなと思ったからだけど、食べてみるまで少しドキドキした。 当たり前だけど、試食も出来ないし、写真と自分の想像が合っているか、届いて口に入れるまでわからないのだ。 いざ、届いて食べてみて、私は買って良かったと思った。 想像以上に美味しかった。好みだっ

      • わたしの良い子/寺地はるな

         妹の子どもを育てることになった椿 その子は周りについていけない、普通ができない。 読んでいる中で発達障害や子供も大人も抱える生きづらさみたいなものを感じた。 当事者でないとわからない視点、当事者ですら気づいていない視点 そのような景色を垣間見たような気がした。 周りに付いていけない甥の朔。 椿は彼の為に周りに合わせられるように、努めるがうまくいかない。 朔に対して不安と苛立ちを覚える椿、でも最期には朔の気持ちに寄り添って、周りに合わせることより、朔が幸せであるかを優先する

        • 空白が欲しかった

          私は空白が欲しかった。 そんな言葉が浮かんだ。 仕事、趣味、家のこと、お金のこと(確定申告とか株とか)、身体のこと(病院行くとか) やりたいこと、やらなきゃいけないことはある。 それを一日でどれだけこなせるか、こなした後の達成感は嬉しいものがある。 ただ結果は出るが、身体へのダメージが大きい。 だるいなぁ、しんどいなぁ。 会社へ行く前からもう外で出たくない気持ちになっている。 好きなはずのジムも行きたいのに体が拒んでいる。 そんな時、思った。 私には空白が必要なのだと。

          深く吐く

          駅のホーム 朝早いから、人は多くない。 私はホームの先頭に並び 鼻で息を吸い、それからゆっくりと口から吐き出す。 お腹の中に溜まっていた空気をすべて吐き切るように、息を吐く。 それで何かが変わるわけではない。 憂鬱な気持ちも体のだるさも抜けない。 気分だけの問題かもしれないが、少しだけ楽なった。気がする。 「呼吸が浅いですね」 「肩に力が入っていますね」 自分ではそんなことを気にしたことがなかった。 言われてみれば呼吸はわからないけれど、肩に力が入っていた。 肩を上げて、

          ♯10 日常 体調

          2月4日 熱があるわけでもないのに、寒気が一日続き、仕事を終えてすぐに帰宅。 ジムに行きたかったけれど、行っても体が動かないだろうと判断し断念。 ストレスもあるのだろうなと思う。 軽くヨガをして早めに寝る。 お昼は眠くならないけれど、20時ぐらいには強烈な睡魔に襲われる。 ベットの中で読もうと思っていた本も読まずに就寝 2月5日 早めに帰宅。それでも、疲れのせいかイライラしている。 筋トレをして、ごはんを食べる。 食欲はあるのに、口の中に口内炎がいくつかできて、胃が荒れてい

          ♯10 日常 体調

          センセイの鞄/川上弘美

          「センセイ」彼女にとって愛した人はその人の名前でもなく、先生でもなく、「センセイ」だった。 その表現に私は柔らかく暖かな印象を抱いた。 この小説の中盤までは恋愛的要素をあまり感じなかった。 私が感じたのは人と人とのつながりという、もっと抽象的なものだった。 毎回、同じ居酒屋で並んで食べる。食事は割り勘、約束をするでもなく、行けばそこに居る。 いつ切れてもおかしくない。そんな不安定に見える関係を二人は続けている。 他人同士の脆そうで、いつ消えてもおかしくない繋がり。 これ、本

          センセイの鞄/川上弘美

          ♯9日常 ストレス

          1月24日 しょうもないことで声を荒げて失礼な言い方をしてしまった。 イライラしていても、関係のない人まで巻き込むべきではない。と反省した日。 言うことがコロコロ変わる人、間違いを認めない人。 そんな大人がいることはわかっているし、私もそんな行為をしたことがあるかもしれない。 それでも、意識としてはそんな人間になりたくはない。 そして関わりたくないのだけれど、社会いるとどうしても関わらないといけなくなる。 今に始まったことでもないし、慣れていたつもりだったけれど、そんな人

          ♯9日常 ストレス

          自分の不幸ばかり探している気がする。 

           モチベーションが上がらない。 これは昨年後半から徐々に感じてきたことではあるが、信じたくなくて考えないようにしていた。 仕事もそうだけど、仕事は生活の為という義務感で何とかなっている。 不安なのは、好きなことに対してもモチベーションが上がらなくなる。 こうやって、文章を書く、ジムで体を動かす。 今までは好きなことだったはずなのに、最近はしんどいなぁと思ってしまう。 好きなのに、やりたくない。休みたい。 浮かぶのは仕事の人間関係とか体調のことやネガティブなことばかり。 なんだ

          自分の不幸ばかり探している気がする。 

          神さまたちの遊ぶ庭/宮下奈都

           タイトルはカムイミンタラというアイヌの言葉で「神々の遊ぶ庭」から取っているらしい。 そう呼ばれるぐらい素晴らしい景色を持つ北海道の集落へ山村留学した著者の記憶。  田舎への移住関係の本というと、雪国やへき地での暮らしの大変さや地域住民との付き合いの煩わしさをどうしても感じてしまうのだけど、そんな気持ちを一切感じない。 楽しく、どんどん読めていく。 瀬尾麻衣子さんの小説を読んだときの感覚に近い。  著者家族(夫、長男、次男、長女)がみんなユニークで面白い。 でもそれってこ

          神さまたちの遊ぶ庭/宮下奈都

          ♯8日常 帰る場所

          1月4日 通勤のために電車に乗ると、いつもと比べて人が少ない。 4日まで休みの会社が多いからだろうと納得する。 いつも歩いている道、早朝でも人通りが多いのに今日は少なく、歩いている人もスーツケースを引いた人が多い。 みんなどこかへ帰っていくのだろう。 私には帰る家があるし、実家もある。 帰る家があること、帰る場所があることは人を安心させてくれる。 外で辛いことやしんどいことがあっても、家に帰ると解き放たれた気持になる。 今回、震災によって帰る場所あるって改めて大切なことだと

          ♯8日常 帰る場所

          ♯7日常 ハローハロー

          1月1日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハローハロー 生きていますか。 思い浮かんだ、そんな言葉。 私は誰に言っているのだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 上記の言葉を書いて、「下書き保存」した数時間後に地震が起きた。 関西の海からもほど遠い処なので、被害はなかったけれど、震度3を体感し、気持ち悪くなった。 なにより、心が落ち込んでしまい、ニュースを消して、できるだけSNSから遠ざかった。 ゆるいyoutube動画を見たり、本を読んで過ごした。 そ

          ♯7日常 ハローハロー

          簡単ではないこと

           年末なのに、冬を忘れそうな暖かな日差しを浴びながら、いつものカウンター席にいる。 少しまぶしくて、暖かい。そこは小さな喫茶店だ。 お店のおばあちゃんが、ゆっくりとした足取りでやってくる。 注文を聞いて、珈琲を置くのも腕力の衰えのせいか、とてもゆっくり。 でも私はそれが嫌いじゃない。 それに彼女はお喋りが好きで、いつも常連さんとお話ししている。 近くから聞こえてくる彼女の元気な声がお店の空気をより暖かくしている気がする。 そんな彼女は言っていた。 「わたし、わからないこ

          簡単ではないこと

          #6日常 クリスマス

          12月24日 クリスマスイブ ケーキを買いに梅田まで出た。 予想はしていたけれど、すごい人込み。 ほとんど寄り道せずに帰ってきた。 クリスマスとかイベントの日に、家や地元にいるなんて勿体ないと思っていたけれど、今は真逆。 わざわざ人が多い時に人が多いところへ出かけたくない。 クリスマスを祝うこと(ごはんを食べたり、プレゼントを渡したり)は好きだけど、夜のイルミネーションとか人が集まるイベントとかは苦手だ。 好きな人(友人や家族)とのんびり、美味しいものを食べながら、静かに過

          #6日常 クリスマス

          学校へ行かない選択をした日のこと

          小学校から中学高まで不登校だった。 修学旅行とか体育祭とか、そんなイベントも全く参加した経験がない。 普通の人とは違う子供時代を過ごしてきた。 周りからは将来のことを心配されたし、直接言われたことはないが、 厳しい目で見ていた人もいただろう。 親は教師や親戚から、嫌なことを言われていたかもしれない。 そんな日々を過ごしてきたが、高校卒業後は留年せず大学を出てそのまま就職した。 今もまだ大手ではないけれど、辞めずに10年以上働いている。 それは私の環境のおかげもあるかもし

          学校へ行かない選択をした日のこと

          ♯5日常 フーフー

          12月19日 電子レンジからカップを取り出す。 中には甘酒にしょうがパウダー、水を加えたものが入っている。 カップを持っている手が温まり、自分の指先が冷たかったんだと気付く。 フーフーと息を吹きかけると顔に甘酒の甘ったるさとしょうがのきりっとした香りが返ってくる。 湯気は蒸しタオルしたみたいで気持ちが良い。 12月20日 病み上がりから仕事復帰。 不安だったけど、なんとか一日を終えられた。 ネットで免疫力をあげる方法(運動、食べ物)や 身体に良い食べ物や悪い食べ物などがたく

          ♯5日常 フーフー