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パニック症を自分で治した先輩の助言

今回の記事には、現在パニック症や強迫性障害など不安で悩んでいる方へのヒントが詰まっていると思っています。現状を打破したいとお考えの方へオススメです。

ではどうぞ。


自分が強迫性障害だ、ということがわかる前からメンタル的なことで悩んだときに相談をする、話しを聞いてくれる仕事の先輩がいるんですがじつはこの先輩、過去にパニック症でかなり大変だったらしく、6年間苦しみ、最後は医者にも行かず、薬も飲まず、自分ひとりでパニック症を克服した人です。

私は強迫性障害になる数年前にパニックっぽくなったことがあり、そのころに何気なく話しをしたら「オレもそうだったんだぞ」と言われて驚いた記憶があります。

見た感じそんな人にはまったく見えない大胆で細かいことを気にしないタイプに見える人ですから。

そのころからメンタルの不調を相談するようになったんですが、ここへ来て離婚問題のショックもありこのところ、先輩にはまた相談することが多くなった状況になっています。

もちろん強迫性障害とパニック症はその症状やメカニズムは違いますが
薬以外で治すなら認知行動療法の曝露反応妨害法が有効な点は一緒です。

先輩はなんとそれを自力でやった、ということが話しを聞くとわかります。

そのころの先輩は、パニックの症状で
体にあちこちにすさまじい不調が起きて(詳しく書いて誘発したくないので割愛しますが)そのたびに救急病院に行き、そこで先生に「大丈夫ですよ」と言われほっと安心し帰ってくる、という生活を送っていたそうです。

病院には200回は行った、と言っていました。6年間だからそれ以上行っていたかも、とも。

救急病院のほかにも何度もCTを受けたり、心臓の検査をしたり、大学病院にも行ったそうです。そんな中ある日どこかの病院でパニック症だと告げられ「そうか、自分の症状はパニック症というものなのか」と病名を知り少し気持ちが楽になったそうです。

ときには救急車を呼んだこともあり
いろいろと気になる強迫的な症状や
幻聴のようなことも多少あったそうで
聞けば聞くほど壮絶なものだったようです。

そんな苦しみの中、先輩はある日、突然覚悟を決めたんだそうです。
「パニックで死ぬなら、もう死んでもいい」と思ったと。

ここからパニック症が治る、という大逆転劇がはじまることに。

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