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UFO

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UFO、未確認飛行物体についての話です
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#UFO

TR-3Bのオカルトな部分

 ステルスB-2爆撃機あたりがビーフェルド・ブラウン効果という、電磁気的な手段で飛行しているという与太話は、自分の場合は「ムー」で知ったのではなかった。確か「ワンダーライフ」という雑誌であった。他にも「空想科学への大冒険」(1999)というマジメな顔をした本ににしれっと紛れ込んでいた

 素人考えなのかも知れないが、イオン風を起こすだけでなく、それ自体が推力になる程の電磁波を発生させる事ができるな

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山本弘はもう来ない

 山本弘さん、SF作家である。SF作家っぽい珍しい名前や、読みにくい名前や、難しい名前ではない。

 自分が山本弘さんの文章を最初に読んだのは、当時いた会社の偉いさんが怪しい水の機械にハマって、その関連の仕事をさせられている時に、上司がこっそり「こんな本もある」と「トンデモ本の世界」を渡してくれた時だと思う。「何か怪しい」がどこが怪しいか分かりにくい本の、怪しい部分についての解説が面白かった。

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特に指定しない場合の空を飛ぶ道具

「ドラえもん」の「四次元ポケットにスペアがあったのだ」回では、田野金平の家に行く為に「空とぶ道具」が登場する。これである。

 特に指定しないとこれが出てくるんかいな。
 音を立てているが飛行原理は不明。パネルラインが多いのは当時のSFの影響か?
 誰か(特にムー民)に目撃されたら大騒ぎになる事必至の道具である。

 上から見た様子は介良事件の円盤にも似ている。上から乗り込むのかな?
 それにして

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UFOと党派性

 超常現象について「肯定派」「否定派」という言葉を持ち出す人がいるが、どちらも「一枚岩」では決してない。

 まず「否定派に見える人」同士の仲が悪い。「あいつはやり方が荒い」、「パクり」、「非科学的」こんな事を言っている人を見ていたりする。あんまりクビを突っ込む世界でもないようだ。

 同じ穴のムジナに見える「アポロ陰謀論派」と「UFO異星人起源説肯定派」は仲が悪い。なぜかというと、アポロ計画その

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場違いなテイルシッター

 旧ツイッターでJeff Knoxさんという人の投稿から、CUFOSというアメリカのUFO団体が収集した事例の中に、興味深い話がある事を知った。

 1982年3月21日夜、カール・スチュワート氏はインディアナ州ウェインからオハイオ州ミドルフィールドまで、州間高速道路80号線に沿って東へ車を走らせていた。

 1時間半程走った夜8時か9時頃、オハイオ州北西部を通りかかると、丘の上に着陸態勢のジェッ

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「UFO手帖」文学フリマに出現

「UFO手帖」文学フリマに出現

 未確認飛行物体、UFOというのはどこか神話的な存在である。この「神話」がキリスト教的か、あるいは他の文化圏にも普遍的に存在するものかは別として。

 こんな事が言えるのも「時代」なのかもしれない。
 かつてはUFOは間違いなく、ボルトナット的な宇宙船が想像され、おそらく今でもそういう人は多いからである。

 UFOに関して、凝り固まった解釈ではない、別の道を常に探し続ける人々による同人誌が「UF

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ある「ナチスの円盤」

 ナチスドイツの開発した空飛ぶ円盤という話がある。

 しかし、その真相のほとんどは円形翼の固定翼機、円形翼のジェット式VTOL機、ジェット式のオートジャイロ、ダクテッドファンを多用したマルチコプター、そして円盤によく似た形をした新発明のエンジン等(エンジンだけでは飛行できない)といった所である。

 つまり、ミステリアスではあるけれど、決して実現不可能ではない。あるいは存在しても不思議ではないと

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映画『風立ちぬ』と空飛ぶ円盤

 6月24日は空飛ぶ円盤の日である。1947年のこの日、ケネス・アーノルドという実業家がワシントン州レーニア山上空で謎の飛行物体を目撃、新聞記者に説明するのに、水面に投げた受け皿(ソーサー)という例えを使った事から、「フライング・ソーサー」、「フライング・ディスク」という言葉が生まれた。
 日本ではこれを「空飛ぶ円盤」と呼んだ。今に至るUFO(未確認飛行物体)に関する議論の発端とされる。
 よくよ

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夏休みの工作・UFO

たまたま思いつきで。

いや、もしかしたら小型のエンバンぐらい作れそうな気がしたものだ。

エンバンにはそんな側面もある。

実際イオノクラフトを飛ばした中学生もいたし。

なんか、コンデンサとかコイルとか買ってきて、適当な回路組んだら飛びそうな気がしたし。

いま、ラジオ少年とかいないだろうけど、昔は電子部品いじっている子が結構いたもんだ。

そういえば、介良のエンバンには、ラジオのような配線が

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オカルトとスピリチュアル

 私はスピリチュアルというヤツが凄く苦手である。理由は(一部であろうが)スピリチュアルを標榜する人の「説教くささ」にあると言って良い。自称「スピリチュアル・カウンセラー」の人もそうだが、そういう人の「信者」に「言い様の無い説教くささ」を感じてしまう。そこが嫌である。
 オーブとかパワースポットとか、そういうスピリチュアル系の人が好んで使う言葉も嫌である。そんなもん言い方が新しいだけで昔からあるだろ

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火の玉戦闘機

フーファイターという話がある。

第二次大戦中、軍用機のパイロットが、相手国のものと思われる飛行物体を目撃。とても考えられない機動性を持っていたというが、戦争が終わってみたら、そんなもんなかったという話である。

戦争が終わって、この概念は「UFO」に飲み込まれていく。

かつて日本を空襲した爆撃機の乗組員が、帰りに火の玉につきまとわれたという話がある。

日本人には「ああ、死んだ人の魂か」で済む

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電線に雀が3羽とまった頃

 小松政夫というと「わりいね、わりいね、ワリーネデートリッヒなんちって」とか、「暗いね、暗いね、アイネクライネナハトムジーク」とか、学が有るのか無いのかわからないだじゃれを言っていたのを覚えている。  

 伊東四朗と組んでの親子のコント(親子の関係はどちらもできるらしい)もあった。落ち込んでは「ぼくなんかアルプスに行ってハイジと踊ればいいんだ」といじけ、「ズンズンズンズンズンズンズンズン小松のお

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にゃーん

 ウルトラマンのハヤタ隊員の搭乗していた「三角ビートル」を「(異星人の乗り物としての)空飛ぶ円盤っぽい」と言う人はほぼいなかったと思う。
 コロンビアの「黄金ジェット」を「YF―102戦闘機のようだ」と言う人や、ケネス・アーノルドが途中から証言を変えた物体の形状をXB―35やYB―49といった航空機と関連付ける人はいても、「宇宙人の技術だから」とは言わなかったと思う。
 多分ナチスドイツ時代のリピ

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巨人とドラゴン

 志水一夫氏が著書の中で書いている言葉に「巨人とドラゴン」というものがある。日本では「プロ野球」と連想されるけれど、これは超常現象が「聖書的」である事を示す象徴である。というのだ。いわゆる「UMA」の中には「巨人」および「ドラゴン」の属性を帯びているものが多い。イエティやビッグフットは「巨人」だし、ネッシーやシーサーペントは「ドラゴン」である。聖書の中には「ドラゴン退治」だの「巨人伝説」だのの記述

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