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人の記憶の曖昧さと創作物の共犯関係
4, 5歳のころの記憶というのは,所々あるもののそれが本当に自分のものなのかと思うことがある。光景は目に浮かぶのだが,自分の見聞きしたことなのか,それとも家族や友達から聞いたものなのか……時々分からなくなる。そんなことになるのは何も物心つく前後の話だけでもなく,学生時代や本の数か月前のことでもたまにある。
ともあれ,人の記憶というものはとかく曖昧で,簡単に上書きされる。だいたいは親しい人から
今年聴いた音楽たちの話
あっという間に12月ということで,何となく1年などを振り返ってみたくなる時期です。
と,いうことで今回は今年聴いた曲たちを備忘としてまとめておこうかなと思った次第です。
菅原圭 今年の音楽は菅原圭の曲を知ったということが大部分を占めてました。くくりとしてはシンガーソングライターです。とりあえず3曲ほど上げてみましょう。
シトラス
一番最初に知った曲です。とにもかくにも声がいい。他の曲も
さよポニの話「銀河」
お久しぶりです(4か月ぶりn回目)。今年もさよポニの新アルバムリリースの時期です。となれば当然今回はさよならポニーテールの新作アルバム「銀河」の話です。多幸感あふれる1枚で宇宙旅行はいかがかな?
M1 はじまった アルバムはみぃな作詞作曲のアコースティックなナンバーから始まります。さよポニのアルバムにみぃな(と,言うかボーカル組)の曲が収録されるのは2012年のミニアルバム「なんだかキミが恋し
さよポニの話(番外編)「おはようツインテールをご存知?」
3ヶ月ぶりですね。毎日暑いです。今回はさよならポニーテールの派生ユニット,「おはようツインテール」の1stアルバム「綺羅星」についての記事です。さよポニとはひと味違う,ちょっと大人なサウンドと共に夏の夜を過ごしませんか?
そもそも「おはツイ」とは このサイトを引用すると,
さよならポニーテールの楽曲制作メンバーが関わる新たな音楽プロジェクト。ボーカルメンバーはさよポニとは全く別の女性3人組
言葉になるまでの散文
口に出さなかった思いはどこに行くのか。
書き残せなかった気持ちはどこに行くのか。
言葉を纏えなかった感情はどこへ行くのか。
それは自由に姿形を変える水槽に溜められる。
水槽は大きくなり全てを受け入れる時もあれば,
小さくなりこぼしてしまう時もある。
そんな水槽の中身は時折何かの拍子で飛び出すことや,
熟れて素敵に色付き掬い上げられることもある。
この巡りあわせの恩恵に与れなかったものたちは,
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好きなフレーズ盛り合わせ
あけましておめでとうございます。まだ正月(1月)なのでセーフです。何がどうセーフなのかはわかりませんが。
さて,私は中学から高校くらいの時は曲に関して「歌詞とメロディーどちらを重視するのか?」みたいなことを考えていました。音楽を聴く人は誰もが一度は考えたことがあるんじゃないかと勝手に思っています。ストーリーのある歌詞で得られカタルシスもいいですし,一方で心地いいメロディーに身を任せるというの
さよポニの話「きまぐれファンロード(と, Long time no sea)」
およそ1年ぶりのさよポニの記事です(というか投稿自体が4ヶ月ぶり)。今回のテーマは11月にリリースされたアルバム「きまぐれファンロード」と9月リリースのみぃなのソロユニット「みぃなとルーチ」のアルバム「Long time no sea」の二本立てです。全くテイストの異なる2枚ですが秋の午後にコーヒーを飲みながら聴くにはぴったりの仕上がりになっています。
「Long time no sea」 ま
SHARPのコンポと音楽遍歴
誕生日にテンションが上がらなくなってきたのはいつからだろうか。先日二十何度目かの誕生日を迎えたのだけど一人暮らしの平日となれば特にいつもとは何ら変わりのない日である。そんなことを思いながらいつものように音楽を聴いていた。
ふと思えばこの音楽を流しているこのコンポも確か誕生日プレゼントではなかっただろうか。例年はミニカーをねだっていたのだが,小5か6の年に初めてミニカー以外のものをねだってきた
ぽつねんを構成するマンガ5つ
#私を構成する5つのマンガ
結構前にTwitterでこんなタグがトレンドに入っていた。面白そうだったので私もやってみたのだがいざ真剣に選んでみると結構悩んでしまって,色々語りたくなったのだけどすぐにつぶやくこともしなかった。旬を逃したなーと思ってるとnoteでまだお題が募集中になっているのを見つけてしまったので,これもいいきっかけかと思いしばらく離れていたnoteでリハビリも兼ねて「#私を構成