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人はだれしも仮面を持っている

人は時と場所によって様々な仮面を使い分けている。

その仮面をうまく使いこなしたものが
世にいう成功者になりうるのだと思う。

しかし、仮面と聞くと変なイメージを持つかもしれない。
だが、この仮面は皆様が無意識に作り、使い分けている自分の人格そのものである。

極端な例を挙げるなら、職場にいる時と親しい人といる時。
皆様は同じ振る舞いをしているだろうか?

きっと違う振る舞いをしているだろう。

それもそのはずである。
親しい人といる時に他人行儀な態度をとっていたら
変な空気になることは間違いないだろう。
それは逆もしかりである。

もうひとつ例を挙げるとするなら電話がとても良い例だ。

どんな状況でも電話に出る際、その時抱いていた感情は一時的に消失し、電話が終わったら再び再燃する。

これは仮面を見事に素早く使い分けている。

しかし、仮面を使い分けるからと言って大幅に性格が変わるとも限らない。

文字通り仮面は仮面なので、使っている本人は変わっていないからだ。

つまり本質的な性格は不変のものなのだ。

また、この仮面はある言葉にも説明をもたらしてくれる。

それは「本来の自分」や「本当の自分」といったものだ。

「本当」や「本来」という言葉からわかるように
通常の時は仮面をつけていることがわかる。

つまり、仮面をつけていないときが素顔であり、
本当・本来の自分というわけだ。

しかし、仮面を外す場面はそうそうない。

つまり、本当の自分というのは基本的に出せないものなのだ。

なので、本当の自分を出すといったことは至難の技である。

何故難しいのか。

それは仮面を使い分ける理由に起因するところである。

仮面とは、時間や場所によって最も適する外面であり
マナーや言動、建前といったものからなる。

つまり、周囲の環境から導き出された己の中の最適解なのだ。

仮面をつけていない状態は、周りを一切気にしなくても良い状況におのずと限られる。

家にいる時や、本当に気を許した人といる時だけだろう。

これが難しい理由だ。


皆様も多数持っているであろう仮面。

しかし、便利だからといってあまりに多くの種類を使ったり
長く使いすぎない方が良いかもしれない。

仮面を使いすぎて仮面が取れなくなったり、
本来の自分を見失うかもしれないからだ。



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