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【繊細&不安強めな子のベスト対応】コレが分かれば困らない! 専門的な具体的改善策とリアル体験談

前回の記事に続き、繊細で不安の強い長男の考え方のクセや攻略法など実際の具体例をあげながら書いてみたいと思います♡

前回の記事はこちら↓↓


我が家の長男と同じようにデリケートな子の子育てにお悩み中の方は役立つ内容があると思います!
14000文字以上の超大作編で書きましたので、よかったら最後まで読んでいただけたらと思います!

私が怒りと悲しみと絶望と一通り経験し悩み果てた末に、専門的に学び行きついた独自の改善策です!
参考になれば嬉しいです♡

上記に貼ったリンクの前回の記事を読んでいただいた方はなんとなく我が家の雰囲気を理解いただけたかと思いますが改めまして・・・

我が家の長男は超繊細ボーイです。
小3男子、とっても繊細なんです。

繊細、デリケート、言い方は色々ありますが、すべてひっくるめて「感受性や神経、感覚が敏感で人一倍壊れやすい」ということ。

自分の子がやたらめったら繊細だと、ついつい

どんだけ繊細なのよ!
いちいちメソメソ クヨクヨしない!
そんな細かいこと気にしなくていいから!
もうそれは適当でいいよ!こっち!早く!
いつまでチンタラやってんの!

とか言っちゃったりしませんか?

私めちゃくちゃ言ってました。笑


そんな心無い言葉を子供にかけるわけないでしょ!ちゃんと子供の気質を理解して声がけけも気を付けてますよってゆう人は、そのまま上手に繊細っ子を導けるのでここまでで大丈夫です。

そうじゃない以前の私のような「やる気出せ!」タイプの声がけをしてしまう人は是非このまま読み進めてください。

ナイスな対応スキルを身に着ければ、どんどん子どもが変わっていきます。
子どもは生きる力がついて、親は楽になって幸せになる。
そんな子育て目指して一緒に学んでいきましょう!



HSCを知る!

人一倍繊細な感覚をお持ちの子供はHSC
大人であればHSP(Pはパーソン)と言われます。

HSC(Highly Sensitive Child)とは、日本語では「非常に敏感な子」と紹介されています。5人に1人の割合で存在するとされ、音や匂いに敏感で、にぎやかな場所や集団行動が苦手といった傾向があり、学校生活に馴染めずに不登校などの原因になるとも言われています。

マドレクリニック心療内科・精神

近年急激に認知されてきたHSC/HSPという気質は、繊細なお子さんをお持ちの方や、勉強熱心な方は知っている方もいらっしゃいますが、正直まだまだ社会や学校などでは認知されていないことも多いです。

5人に1人の割合で存在するとありますが、私の体感ですとママが100人いたらそのうちの5人くらいがHSC/HSPという気質を理解しているかなというくらいの感覚。

まだまだ全然世間には認知されていないので、学校や園の先生はもちろんですが親でも気づいていないケースがめちゃくちゃ多いです。

なんてったって私も子供が小3で不登校になるまで全然気づきませんでした。
というかHSCなんてジャンルがあったことも存在自体も知りませんでした。


でも息子がこの年になるまでずーっと、
心弱いな~
なんでこんな泣き虫なんだろう
ガラスのハートすぎんか?
メンタル弱っ!
なんで自分の意見ちゃんと言わないんだろう?
必要以上にデリケートだわー

と、ずっとなんでなんで?とは思ってました。

だからこそ、デリケートタイプだから強くなるように育てなきゃ!と良かれと思って厳しくしたり過剰に優しくしたり手を変え品を変え、色々と試行錯誤しながら一般的に言われているアプローチを多種多様にやってきました。

でもこの当たり前とされる子育て方法がデリケート息子に対しては全部間違っていて息子の心は小3にして一度崩壊してしまいました。

なんでこんなことになったのか?
それは親の私は繊細の "せ" の字すら煎じて飲んだ方がいいんじゃないかと思うほど繊細とは真逆の性格だったからでした。

HSCは診断される?

HSCは基本セルフチェックです。
繊細なタイプの人は大概セルフチェックで、HSCだなと思うはずです。

セルフチェックの場合、何個以上の項目が当てはまればHSCです となっていますが全部が全部当てはまる人が大多数ということではないと思います。

とくに子どもの場合はハッキリわからないところもありますので、私は繊細=HSCという決めつけは個人的にあまり好きではないので、HSC寄り、HSC気質という風な言い方をしています。
(発達に関してもそうですが、診断の有無関係なく子どもはみんなグレーゾーンだと私は思っています)

現にうちの長男はチェックの条件数的には「HSCではありません」という診断になります。
しかし、一般的ではないような行動や、どう考えてもコレは当てはまりすぎるというところも沢山あるので繊細・デリケートであることには間違いありません。

なので、私は長男のことをHSCの気が強めという解釈をしています。

いずれにしてもHSCと診断されようが、されなかろうが、親が出来る繊細な子へのベストな対応は変わりません!

親がうちの子って人一倍繊細な節があるなと思うだけでOKで、診断については私は気にしなくていいと思います。

基本的に医師や保健師、学校やスクールカウンセラー側から進んで「この子はHSCですね!」なんて診断されることもありません。

診断されるとしたら、親が子どもの繊細なところが気になって精神科や心療内科系の病院を受診した際に診断されたというパターンが主です。

実際は子供が病的な症状がない限りは、繊細だからという理由で病院に連れていく親も少なく、診断に至ったとしても病気ではないので特効薬もなければとくに治療法もないんですよね。

つまりHSCは、人よりレベル高めの繊細さをもって生まれたというだけです。ただの気質です。

そう考えるとこれも素敵な個性なわけで良いところもたくさんあり、わざわざ治す必要もないことが分かります。

ただ、今の日本の仕組みはHSCに全く優しくありません。
HSCが活力に満ち溢れ生きていくには非常に厳しく辛い環境ということは確かです。

HSC系の子が生きづらいな、やりにくいなと思いながら仕方なく我慢しながら一般常識とされることに無理して合わせてきたまま大人になるとHSPという名前に変わります。

チャイルドからパーソンに名前が変わっただけではありますが、大人になると親元も離れ完全に自立して生きていくことになります。

このときに子どものときからの社会への不調和に加え、大人としての責任感や対人関係なども社会的常識の中で生きていかなければならなくなると、自分の繊細さゆえにパンクしてしまうことがあります。

最終的には自己否定に繋がったり、精神的に病んでしまったりと人生が辛い、生きにくいと感じてしまうようになることもあります。


ということは、うちの子HSPかも!?とアワアワしている場合ではありません。

考え方次第です!

ここで気づけたのは超ラッキー!と思えたらもう最強です!
大人になる前の子どものうちに気づけた時点でもう伸びしろしかありません!

HSCは悪いことではありません。
とっても素敵な個性と分かったうえで親としてできることは何でしょうか?


そう!
個性をつぶさずに伸ばしてあげることですよね!

つまり、
自己肯定感が高く、失敗を恐れずチャレンジできる強い子に!
自分はどんな状況になっても必ず大丈夫だ!という自信と生きる力を子どものうちに育ててあげることじゃないでしょうか?

これを子供のうちに身につけることができればできれば、HSC気質の子でも人生気楽に謳歌できるようになります!

大人になっても苦しまずに
自分を大切に人生楽しめるような子にしてあげたいですよね♡


世間一般論は役に立たない

子育ての事で悩んだとき、まず何をしますか?

ネット検索しませんか?しかも夜な夜な。

私は1人になり、ちょっと調べだしたらもう止まらないくらい調べまくってしまう検索魔になります。

子育て関連のことじゃなくてもすぐ検索ばっかりしちゃうんですよね。
常にインターネットをフル活用のネットサーファー。

こうゆうなんでもない普段の無意識行動ですら、子育てにおいても 分からない→調べる→常識に捉われてしまう という思考に紐づく罠です。

とくに正解が分からない子育ては、余計にゴールが見えなくて迷いがち。
だから必死に情報を集めようとします。


子育ての情報といっても無限にあります。
私は無数にある中から自分にぴったりな情報を見つけられているとは限らないのは分かっていつつも、どうにかしたい!という気持ちが前のめりで情報を得てはやってみて、そしていっつもうまくいかず失敗。


毎回失敗してしまう原因は、皮肉にも情報にとらわれすぎていたことでした。

育児本系は万人受け用に大衆的に作られています。
我が子向けにピンポイントで作られている訳でもないし、当たり前ですが我が子専用に情報を集めてくれている訳でもなかったのです。

私だけかもしれませんが、特に本は購入しただけでもう完全クリアしてしまったような気になるんです。笑
攻略本を手に入れたような気になるので購入しただけで完クリの気持ち。
何冊購入しても、毎回読む前から悩みは解消されたような気分になってしまっていました。

攻略本(と思いこんでいるただの育児本)を手にし、本の内容通りにやってるはずなのにうまくいかない子育ては必要以上の絶望をもたらしてきます。

私の自信はなくなりイライラは募り、子どもの良いところは愚か、自分の気持ちさえ分からなくなり、何を目指しているのかも分からなくなってしまったのです。

わが子専用の情報ではないんだからそりゃそうでしょ と今は思えますが、当時は悩みの最前線にいるのでそんなことは全く気付けませんでした。

これって私だけじゃなくて誰もが何気に無意識のうちに陥りやすいトラップじゃないですか?

トラップに沼ってしまうと、もう自分がブレッブレになってきてしまい完全に情報迷子でさまよい続けることになってしまうので、一息置いて情報精査して取捨選択することを経験者として強くおすすめします!

というのは、
特に繊細な子の場合、常識とされている当たり前だと思っていた接し方や子育て法が真逆の効果を生み出してしまう可能性もおおいにあります。

このように子どもの特性も性格も十人十色で1人として同じ子がいないのだから、いくらテキスト上の知識を持っていても机上の空論でしかありません。
これが専門家の意見やアドバイスであればそれなりに信憑性ありますが、情報を出しているメディアなどの情報源がそもそもそんなに知識があるとも限りません。ネットの閲覧数が伸びれば広告収入で稼げるとか、そんな背景を理由にそれっぽく発信しているだけってことも十分考えられますよね。

インターネットが当たり前の今の世で
悩む=ネットで調べる といっても過言ではありません。

つまりネット上に出ている無料の情報は誰にでも当てはまるような万人受けのやんわりとした内容ってことなので、個々にフォーカスした情報ではないです。

有料だから大丈夫!ってこともないですが、このお金を払うか払わないかと言うのはある意味で情報を出す側としての覚悟と責任でもあると私は思いますので、有料か無料かというところをボーダーラインで考えるのもアリだと思います。


ここまで読んでもらって、じゃあ誰の情報が今の自分に役立つんだろう?と思った時どうですか?

私はこう思います。
自分と同じことで悩み、しっかり自分で学び、実践から目の前でみるみる子供が変わっていく過程の経験や成功の体験を持っているリアルタイムのママやパパが一番説得力あるんじゃないかなと。


メディア上でありふれている一般的な知識や情報集めはほどほどにして、実践経験者から具体的なやり方や考え方を学べれば、自分の状況とリンクするものもあるので、専門的な経験や情報を持つママからの実際の体験談は実は一番の役立つ情報じゃないでしょうか。



前置きが長くなってしまいましたが、大事なことなのでココは言わせてもらいます。

子供に変わってほしいと思っている限り子供は変われません。
夫婦間でも相手に変わってほしいと思っているだけでは何も変わりません。

他人を変えるなんてそんな単純なことじゃありません。
改善や変化を目指すなら、相手を変えるんじゃなくて自分から変わる気持ちが必須です!

こっちが変われば子供の力も自然とついてきます。

大丈夫です!だれにでもできます。

難しい事はありませんが、自分が変わるんだ!という覚悟は必要です。

矢印が相手に向いてしまうクセを常に自分に向けれるように意識改革は必要ですが、これだけできればうまくいきます!

あとは実戦あるのみ!

私が今まで実際にやってきてしまっていた大失敗エピソードやお母さんのNG言動は山程あります。笑
そしてベストな対応や専門的な改善策もしっかりあります。

この私の苦い経験があったからこそ今があるので、ある意味貴重で必要な体験だったと思っています。

具体的なシチュエーションや例を出しながらボリュームたっぷりで書いていきますので、何かしら得られるものもあると思います!

自分と比較してみて新たな発見やうまくいく秘訣が見つけられれば早速実践に取り入れていっていただければと思います!


私の失敗例と具体的なNG言動

ココからは実践的な声掛けや対応を細かく書いていきますね!

大前提として、私は決して癒やし系や柔らかい雰囲気で包んであげれるような器の持ち主ではなく、
どちらかといえば元気にハツラツ系で「よーし!元気だして行ってこーい!がんばれー!!」というスタンスがベースの声掛けが多かったので、思い当たる節がある方は役立つ情報だと思います。

まず、私が良かれと思ってやっていた声のかけ方はずーーっと繊細息子にとっては否定の声かけにしか聞こえていなかったのです!

これは私にとって超衝撃的事実でした!
少しでも良い方向に行くようにと思ってやっていたのに。
めちゃくちゃ無念極まりないですよね。笑

※繊細な子とそうでない子とを比較する言葉として
HSC以外の 繊細ではない子のことを以下 『普通の子』と言う言い方にさせてもらいますが、あくまで区別するための言い回しなのでご了承ください。



実は繊細な子のメッセージの受け取り方はかなり特殊なのです。

育児本の内容は普通の子を対象とした前提なので、育児本の内容で伝えたところで繊細な子には一切響きません。

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