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「少年ジャンプ+」× note原作大賞応募作品(小説)

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noteで開催されていたコンテスト、「少年ジャンプ+」× note原作大賞に応募した小説です。冒頭3話とあらすじを掲載しています。
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記事一覧

【小説】「月の子供たちは、その夜」あらすじ(ジャンププラス原作大賞応募作品③)

ーリュンの身体は月の青い光に包まれ、判別できないほど今までのリュンとは違っていた。リュン…

【小説】「月の子供たちは、その夜」第3話

   〈I〉  珍しく天文台に用事があるというリュンがやって来たのは、午後二時ちょうどだ…

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【小説】「月の子供たちは、その夜」第2話

   〈М〉  冷たい雨が降るなか、駅前のカフェの自動ドアを潜ると、すでにラムはテーブル…

【小説】「月の子供たちは、その夜」第1話

   〈M〉  周期百二十年のワルター彗星が南の夜空に出現して三日が経つ。予測よりも明る…

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【小説】「ミスタ・サンセット・ゲストハウス!」あらすじ(ジャンププラス原作大賞応…

ー僕はその一節に感動したって言ってるわけですよ。お客さんプロでもそれ聴くの素人でしょうが…

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【小説】「ミスタ・サンセット・ゲストハウス!」第3話

 翌日も朝から部屋の机にかじりついていたが、やはり作業は進まない。過去の歌詞カードや創作…

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【小説】「ミスタ・サンセット・ゲストハウス!」第2話

 うたた寝から目覚めたら、とっくに日が暮れていた。これでは何をしにきたのかわからない。自分に毒づきながらシャワーを浴び、階下に降りると、鈴音と名乗った女性が食堂で洗い物をしていた。俺が入っていくと特大の笑顔を投げてくる。 「さっきご飯できましたーって放送かけたんですけど降りてこられなかったので、眠られてるのかなって。お肉焼きますから待っててもらえます?」 確かに肉の焼ける旨そうな匂いが充満している。ただ少しがっかりという気持ちが湧いたことも否めない。何も沖縄まで来て肉もないよ

【小説】「ミスタ・サンセット・ゲストハウス!」第1話

 「その人間の眼は糸のように細く、そして鼻はない。」 隣でハンドルを握っている伊吹が、何…

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【小説】「アズーロの消失」あらすじ(ジャンププラス原作大賞応募作品①)

ー「海が見えなくなった」と弟は言った。  パルレーネ半島の港町メルヴァ。漁師の息子である…

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【小説】「アズーロの消失」第3話

 その夜やってきたのは、しかしその医師ではなかった。そもそも医者ですらなかった。落ち着か…

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【小説】「アズーロの消失」第2話

 翌日、ロミはガリエッティに書誌学や化学を習ったあと、昼休みに医学書の書架へ向かった。午…

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【小説】「アズーロの消失」第1話

 大理石を敷き詰めた通路が朝の空気にひんやりと冷たい。粗末な編み草履は年中同じなので、こ…

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【お知らせ】「少年ジャンプ+」×note 原作大賞応募作品をnoteに掲載していきます

突然ですが、この度noteで開催中のコンテスト 「少年ジャンプ+」× note 原作大賞に、 これま…

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