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9年ぶりにジェルバ島へ行く 7

ジェルバ島からマトマタ(スターウォーズの撮影地)まではレンタカーをして行ってきたので、車を返す時間を考えるとまだ少しの猶予があったから、ジェルバの中で私が一番行きたかった場所へ行ってきた。

その名は、SIDI JUMUR

シディ ジュムールは、古くて今や鍵のかかった使われていないモスクが海を見下ろす位置に立っている、一目見て誰もがモスクと海の景色に目を奪われる場所。

何より海がめちゃくちゃ綺麗で、ここはツーリストは来ず、地元の人も知っている人しか来ない特別な場所。

とにかく美しい景色、写真では伝わらないかもしれないけれど、息を呑む美しさがそこにはあって、ここにくると何もかも忘れる。

ここに以前、友達を連れて行ったらみな、誰もが喜んでくれた。
チュニジア人ですら、この場所を知らずここにきて感動し、ここに住んでいることを誇りに感じていた。

この場所は実はジェルバの中心からすごく遠く、空港ちかくにあり、しかもタクシーの運転手ですらここを知らないことが多い。

しかもタクシーの値段も跳ね上がっており、ここに往復するだけでレンタカー1日可能なくらいの値段になる。

滞在中にここに来れたことに感謝。

そしてもう一箇所は、以前も紡がせていただいたが、

ジェルバ島南部にある、ゲララ
ゲララは陶器の街としても有名。
足でろくろ?を回して陶器をつくっている。家業だ。
めくるめく陶器の世界。
できあがった即席のお皿。

ゲララにはかつて、ツーリストへここの陶器は電子レンジでもつかえる、という点が他の土地の陶器とは大きくちがっていたから、紹介したり、プロモーション手伝ったりなどしていた。

陶器のむこうは海。
らくだも3頭いた。これも変わらず。

チュニジアは地中海のそばにあるので、海で泳ぐと美しい地中海で泳いだってことになる。

でもジェルバは浅瀬なので時間と場所を選ばないと浅瀬過ぎてどこでも泳げる状態にはない。

なので地元の人たちはみんな、きれいで、涼しい木陰があって、家族で楽しめる海のそばの場所を知っていて、夏は特に夕方から海の時間を楽しむ。
ただし女性は水着というより、服を着て海に入っているのだけれど。)それは多分今でもそうかなと思うけど)

ジェルバ島の素晴らしいところはまだまだたくさんあるのだけれど、人の魅力もそのひとつかもしれない。

今回は私のお気に入りの場所を紡いだけれど、次回は人、に焦点を当てたい。

それにしてもこの何年もまともに降っていなかった雨が、昨夜から強風とともにやっと降った。。
凄まじい風の音だったけど、大地も少しは潤っただろうか。

友人は、『せっかく掃除をしたのに、風のせいでまた砂が入り込んでるわよ!なんのために1日かけて掃除したのかわからない!はぁ、、男はいいよね、雨風でカフェに行けないなら家でサッカーみてピザ食べてりゃいいんだから、、何もしなくていいなら、私も何もしない!』とぼやいてた。

世界どこに行っても、まだまだ女の負担は大きいのだ。でも、フェアじゃないのはおかしい!という気持ちになるのも、日本もチュニジアも女性たちの気持ちのしんどさ、理不尽さもまた、同じなのだ。

世界は女で回ってる。。
それを痛感する日。

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