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デザインの話。

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最近はUI・UXの話メインですが作ること全般いろいろ。
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ベンチャーの二人目デザイナーを決めるポイントと採用について【後編】

ベンチャーの二人目デザイナーを決めるポイントと採用について【後編】

この記事は、そろそろ二人目のデザイナーを採用したいけど何を基準にどういう人を探せば良いのかわからない。というベンチャー企業で働くデザイナーやHRの方向けの記事です。

さて、前回の記事ではベンチャーの二人目デザイナーはソフトスキル7割重視で良いというお話をしました。

そこまで書いたところで、そうは言ってもハード面でもいくつか自分が見ているポイントがあるなと思ったので、そこのお話も少ししていこうと

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ベンチャーの二人目デザイナーを決めるポイントと採用について【前編】

ベンチャーの二人目デザイナーを決めるポイントと採用について【前編】

ベンチャーとデザイナーシリーズと題していくつか書いていこうと思います。第一弾はベンチャーとデザインの関係性について。

ベンチャーの拡大フェーズに入ろうというときに、デザイナーも増員してデザインを強化しよう!
そう思ったとき、必要なのはまずは二人目のデザイナーです。

1人体制から一気に5人とかに増やすというのはあまり聞いたことがないので、あってもとりあえず2〜3人ではないかと思います。

そんな

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ベンチャーにおけるデザインの種類と役割を考えてみた。

ベンチャーにおけるデザインの種類と役割を考えてみた。

私がデザイナーとして新卒でスタートした14年前とくらべて、『デザイン』という言葉がすごく幅広く使われるようになっているように感じることが増えました。

ただ、会話の中で『デザイン』という言葉を使っていても、お互いが違うことを頭に思い描いていたり、「そういうことをするのは”何デザイナー”なの?」という質問をされることも多いのです。

そこで、ベンチャーを渡り歩くデザイナーとして、ベンチャー企業におけ

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ベンチャー版"デザイン組織のつくりかた"-はじめの一歩の振り返り

ベンチャー版"デザイン組織のつくりかた"-はじめの一歩の振り返り

UX/UIデザイナーのなりお(@suama_nario)です。すっかりアウトプットから遠のいてしまい久々のnoteライティングです。

実はここ半年くらい、0からのデザインチーム作りに注力しまい進していまして、その他にも色々とインプット量を大幅に増やして新しいことに取り組んでいます。

その結果少人数ですが、デザイナー1人というワンオペ状態から4人のチームになり、少しずつチームらしくなってきていま

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デザイナーが仕事に求めることは何なのか。

デザイナーの採用に困っている話を本当によく聞きます。

わたし自身も12年グラフィックやWEBのデザイナーを経験する中で、今が一番デザイナーの転職売り手市場かもしれないと、なんとなくそんな空気を感じます。

ではそんなこの時代に、デザイナーが仕事に求めることというのが、より複雑化しているのかと考えるとそうでもなくて、

やっぱり仕事が面白くて好きかどうかがすべてなのでは、と思います。(個人の見解で

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素人でも出来るコンセプトの作りかた【シート付き】

素人でも出来るコンセプトの作りかた【シート付き】

デザインに生きる「コンセプト設計」のつくりかたをまとめました。
スタートアップでデザイナー兼ディレクターをしているなりおです。

コンテンツの制作や企画に関わる皆さん、いつもコンセプトや方向性をどのようにまとめていますか?

デザインやコンテンツを制作する時に必要なのが、

コンセプト決めですが

経験があまりない人からよく、「コンセプトってどうやって決めたらいいのかがわからない」という声を聞くよ

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デザインは出来ないままやってみる。

デザインは出来ないままやってみる。

Twitterでふと、



「複業をなにからはじめたらいいですか?」というようなツイートが目についた。



同じように、



「デザインやってみたいんですけど、何からはじめたら良いですか?」とよく聞かれる。





すごい適当に答えているように思われるかもしれないけれど、私はいつも





「まず名刺かチラシを作ってみたら?」と答えています。





えっ、でも、デザ

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社外の人とUIデザインの話で盛り上がる楽しさ。

社外の人とUIデザインの話で盛り上がる楽しさ。

自社サービスの会社でデザイナーをやっていると、そもそもデザイナーの数自体が組織の中に少なくて、

このUIデザインまわりのもやもやを誰かと話したり一緒に課題解決する場所が欲しいなぁという思いつきで始めた小規模なUI勉強会。

6月につづいて第2回目をやりました。

同じデザイナーでもバックグラウンドも仕事もいろいろ。今回は6名、そのうちデザイナー5人、ディレクターさんが1人。

ただデザイナーも、

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タイでの"ぼったくり"について感じたこと。

タイでの"ぼったくり"について感じたこと。

先日タイ旅行に行きまして、
楽しかったので会う人会う人にその話をしてるんですが、
かならず話題に登るのが「ぼったくり」について。

タイの場合はタクシーで三倍の料金をふっかけられたりよくあるようです。

今回の旅行では運良く?ぼったくりに会うことはありませんでした。

それでも露店や個人商店で物を買うときは、日本人観光客とみなされちょこーっと高めに、と言っても200円を250円だとか。言われたりす

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独立起業に活かすべきシェアリングエコノミー(たたき)

独立起業に活かすべきシェアリングエコノミー(たたき)

年齢のせいか環境のせいか、周りに独立する人が多い&増えてきた気がします。

私自身が、事務所無し・HPなし・名刺なし(未だに無い)で超ミニマム独立した経験があるからこそ、

シェアリングエコノミーばんざい!\(^o^)/と声を大にして言いたい。

安定した売上が立つ前からフルボリュームで色々揃えて固定費を増幅させるよりも、

ミニマムにはじめることを同じ立場の人には強くおすすめしたいのです。

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10年前の自分にデザインを教えるとしたら

10年前の自分にデザインを教えるとしたら

たまに、「デザインを教えてほしい」というようなことを、

半分冗談だったり、たまに本気だったり言われることがあるのですが、

言われるたびに「何を教えればいいかなぁ」と考えてしまうんです。

というのも私自身が、「デザインを教わりたい!」と今まで思ったことがないので、よくわからない、という感じ。

教わりたいと思ったことがないと言うと嘘になるかもしれないんですが、

近くにそういうデザイナーの先輩

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やりがいを感じるために自分のやっていることのありがたみ(価値)を伝えよう

やりがいを感じるために自分のやっていることのありがたみ(価値)を伝えよう

「価値を伝えよう」なんて呼びかけるように書いてしまいましたが、

実はこれは自分自身に対する戒めも込めて書いています。笑

どうしてかというと…

私には、あまりジタバタして大変そうなところを人に見せないという癖があります。

"見せない"というか、"見せたくない"のほうが近いでしょうか。

がんばっているところを人に見せるのがかっこ悪いという思い込みがあって、

頼まれた仕事などは、実は裏で四苦

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ヒアリングと尋問の違い。

ヒアリングと尋問の違い。

コミュニケーションをずっと学んで実践してきたおかげで、以前よりもだいぶヒアリング力がついてきたなぁと感じます。

座学や本で勉強したり、2年間ずっと実践していますから、デザインだけでなく人の話はだいぶ聞けるようになったと思います。

もちろん長年の癖ってすごいので、ふとした瞬間に元に戻ることはありますが、

おかげで余計な時間や仕事での軋轢も減りましたし、何より自分自身のそれによるストレスが激減し

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デザインの現場で起こっていること。

デザインの現場で起こっていること。

昔、ヒアリングっていうのは、「質問すること」だと思ってたんですね。

なのでデザインのヒアリングするときにいきなり、「どういうデザインにしたいんですか?」なんて藪から棒にに聞いてたんですが、

こういう時にクライアントさんが言うことって、失礼を承知で言うと全然的はずれなんです。

的外れか、わかりません、なのでお任せしますというのが一番多い。

当時は不思議だったんです。

作って欲しいものがある

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