運命を超えるときーーーあの孤独なマリッジブルーを、笑い飛ばせる日
思えば、わたしたちの結婚はちょっとドタバタだった。
付き合って数年経つと、二人とも同じエリアへの転勤が決まり、一緒に住もうということになった。結婚を前提に付き合っていたし、その頃も半同棲状態だったから、自然な流れだったのだけど、わたしは同棲するなら籍を入れたかった。
なので、転勤の辞令があって、いわゆるプロポーズが立ち消えたまま、2週間ほどで家を探し(当時住んでいたところから100kmほど離れた雪の積もる海辺の田舎町だった)、新生活が始まり、両家顔合わせをして、籍を入れた