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なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったのだろう

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兄が自殺した後の、私の心境記事たちです。
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記事一覧

娘に保険金を賭け続ける親。さすが!私の毒親よ。

娘に保険金を賭け続ける親。さすが!私の毒親よ。

胸糞が悪い。

 ここ数年は、身内のことで引きずることは、ほぼなかった。
なぜなら私にとって毒父も毒祖母も、もう私の一部でなくなっていたから。
その時に怒りが湧くことはあっても、1時間経ったら忘れてる。
夫に愚痴ったり、他事をしたり、何より子どもとの忙しい生活のおかげで、すぐに忘れれる。

 なのでこの感覚は久しぶりだ。
半日も、父に対して胸糞悪さを引きずっていることが。
 私は父を捨てたが、父は

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[兄が死んだ④] 老害を恐れろ!②

[兄が死んだ④] 老害を恐れろ!②

老害を恐れろ!①の続きです。

 私は電話で、祖母に声を荒げてしまった。
なんともみっともない光景だっただろうか…。
今、一人で本当に良かった。

 夫は娘を保育園に送りに行ってくれている。
夫に見られなくて良かった…
いや、逆に夫がいたのなら、こんなに取り乱さずにいられたかな…
少し冷静になる。
ああ…キレた時点で私は負けだ…
同じ土俵に立ったのだ…あんな婆さんと同じ土俵に…
普段から祖母は、助

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[兄が死んだ④] 老害を恐れろ!①

[兄が死んだ④] 老害を恐れろ!①

 兄が自殺し、葬式・火葬が終わった。

 来月には子どもが生まれる。
家族葬とはいえ、妊婦に加え2歳の娘を連れての1日。
帰路につく車の運転は集中できず、心身ともに疲れ切っていた。
娘より先に大人達が寝落ちしていた。

 夫のスマホに電話が入り目が覚める。
知らない番号。
“九州”と出ていた。
祖母だ。多分。
「でなくていいよ」と夫に言って、寝た。

 朝になった。
兄の自殺報告から数日間、怒涛の

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[兄が死んだ③] 葬式。もう通常運転な私だった。

[兄が死んだ③] 葬式。もう通常運転な私だった。

葬式の日。
新品の喪服に袖を通す。
袖を通すと実感がわくのか、とても憂鬱な気分になった。
着替え終え、リビングへ行く。
娘が「かっこいいね〜」と言ってきた。
笑った。

父からチョコをもらった。渡すことができなかった、父から職場の女子へのお返しホワイトデーチョコだ。
チョコの箱についていたハート付きゴムを、娘が気に入ってしまった。
頭にゴムを通し始めた。
ネックレスみたいになった。
いやいや今日、

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[兄が死んだ②]親の愛情も、計量計のように見えたらいいのに

[兄が死んだ②]親の愛情も、計量計のように見えたらいいのに

今日は、死んだ兄との初対面の日。

寝ている娘を見て、夫とクスッと笑ったあと、また少しだけ寝ていた。
目を開けてしまったら、今日が始まってしまう。
仕事日の朝とは比べられないぐらいの憂鬱感。

だが娘の寝顔が、死ぬほど美しく愛おしく見えた。
ああ、やっぱり私は救われている。
昨日と同じものを感じた。

いつも通りの朝だった。
食べむら真っ最中の娘。
今日の朝食はどちらのパンにしますか?じゃあサツマ

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[兄が死んだ①]なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったんだろう

[兄が死んだ①]なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったんだろう

「俺もいま病院だ」
「なんで」
「にぃが…死んだ」
「は?」

今日は産婦人科受診の日。
前置胎盤と診断されてから、片道1時間の大きな病院に通うことになった。
それに加え、待ち時間2時間。エグいよ大学病院。でも私も働いている時、患者さんを当たり前に待ってもらっているのだから文句は言えない。
でもやっぱり多少のイライラはあって。

父から電話着信があった。
病院だから無視した。
LINEに「折り返し

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