【音楽】手紙 ~拝啓 十五の君へ~
お疲れ様です。21歳の、のん。です。
今回は、『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』についてお話します。私の好きな曲の一つです。
皆さんはこの曲、ご存じでしょうか。アンジェラ・アキさんによって、2008年に発表された曲です。
2008年の時、私は6歳でした。小学校1年生にあがるくらいの歳でした。そして、今の自分は21歳です。
これを書いている今も、聴いています。知ってはいたけれど、聴くようになったのは、最近かな。
とても胸に響いて、そして泣きそうになります。泣いた日もありました。
今日まで、本当によく生きてきたなって思います。
20歳の時に、市から10歳の自分が未来の自分に宛てて書いた手紙が届きました。
10歳の当時は、この曲のことは知りませんでした。10歳というと、小学校4年生の頃だと思います。
書いた内容は正直、覚えていませんでした。だから、届いたときは驚いたけれど、何だろうというワクワクした気持ちよりかは、読むのが怖いという気持ちが勝ちました。
初めて読んだとき、軽く吐き気がして、気持ち悪くなりました。それでも、数回は目を通して読みました。
家族には何が書いてあったのか聞かれましたが、それには答えずにファイルの中へとしまい込みました。
そして、今、この曲を聞きながら、久しぶりに10歳の自分が書いた手紙を読み直しました。
曲では、15の僕には悩みがあるけれど、未来の自分に宛てて書く手紙ならきっと素直に打ち明けられるだろうとあります。
10歳の自分は、未来の自分には悩みを打ち明けることはできませんでした。自分のことも信じることができずに一人で苦しみ、辛い思いをしていることが、書いてはいないのに、手紙に表れているのです。
だから、読んでいて気持ち悪く思いました。
未来の自分に対しても偽っている自分が嫌で、とても可哀想で、辛くなりました。
「私は、未来の自分を早く知りたがっています。」
今でも私には未来は見えないけれど、この当時の自分も未来は見ることができないわけで、それが辛かったのだと思う。
本当に、未来はあるのかな、迎えることができるのかな、と思っていたのだと思う。
「どんなにつらいことがあっても、ニコニコと笑顔で生きてほしいと思っています。」
ここは何度も読み返しました。当時の自分を少しだけ思い出しました。
未来の自分にも、辛さを見せないように頑張って生きようとしている自分がここにいる、と思いました。
今なら、無理しなくてもいいんだよと、伝えたい。
友達だと思っている人にいじめを受けて、大人からも否定されていじめられていた自分へ。子どもも、大人も、そして自分も誰を信じればいいのか分からずにいた自分へ。
なんだろう、過去を思い出したからか、色々と考えてしまったからか、涙が出てきちゃいました。
今は、分かる。辛い時にニコニコと笑顔でいることなんてできない。そんなことをしていたら、自分をどんどん見失って、最終的にはなくしてしまう。
つらいときは、泣きたいときは、泣けばいい。辛い、助けて、と口に出せばいい。きっと、誰かが、助けてくれると思うから。当時の自分は、誰も助けてくれないと思っていたけれど。でも、今の私は当時の自分を助けたいと思っている自分がここにいる。
「あなたが幸せになっていますように。」
10歳の自分はこの言葉で未来へ宛てた自分への手紙を締めくくっている。
ありがとう。私は今、とても幸せだよ。
この手紙と向き合えるようになるのに、1年も経ってしまって、今はもう21歳だけれど、私は幸せです。
この10年は、大事な人を亡くしたし、辛いことも、まだまだ続いた。
でも、今の私は幸せです。こうして今を生きることができているから。本当にありがとう。
今の私に、幸せを届けてくれてありがとう。
ずっと素敵な友達もできて、支えてくれる人たちとも出会えて、おかげで私は今を生きていけてるよ。
いくつになっても、辛くて悲しいことはある。それでもね、大切で大事な人が周りにいて、私は乗り越えていけるようになったよ。
これから先も、乗り越えていけるよ、きっと。
これを読んで下さった皆さんも、今が幸せでありますように。
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