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猫好き! エッセイ、俳句、現代詩自由律 小説(30枚前後)ショートショート 高齢者の刺…

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猫好き! エッセイ、俳句、現代詩自由律 小説(30枚前後)ショートショート 高齢者の刺激になればと始めました 他の方の記事にコメントするのが楽しいです スキは面白かった 感動した 文章ウマ! 美しい 共感した 勉強になった 頑張れのールだったりします

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記事一覧

あの頃は言葉が必要だった

でも言葉のいらない幸せを見つけたわたしに
今は言葉はいらない

また心が言葉を欲するときまで
しばしお休みします

これまでのみなさんの優しさに
こころより感謝します<(_ _)>

それではお元気で
それぞれの方が心安らかに過ごせますように

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4か月前
115

自由詩 私のこと好き?

三羽様のお誘いで企画に参加さて頂きました へんてこな作品でごめんなさい<(_ _)> お前はいつも何も言わない わたしだけ時々聞いてみる 「私のこと好き?」 無視してネ…

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4か月前
145

療養ヨーガが被災生活で役にたつという話 忘備録

金曜日は今年初めての療養ヨーガの教室でした まず元旦に起きた被災地への祈りから始まりました それから先生は 「今日はいつもと少し内容を変えたいと思います」 と、静…

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4か月前
133

自由詩 夢

昨日見た夢は やけに鮮明で 不思議な夢だった 色も薄っすら 自分でもこれは夢だと思いながら まるで3D映画でも見ているような感覚でみていた だが始まりが不明瞭 そこが…

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4か月前
119

答えなどなき道を行く冬銀河

朝から雨だった 冷たい雨だった エアコンもなかなか効かない 古い家はいたるところ隙間だらけ こわばって体が動かない この先を生きる意味はあるのかと考え込む だからネ…

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4か月前
118

気温10度春待つ苗を手入れする

一昨日までは最高気温が10℃を切ってました お正月の疲れもあり 炬燵にの転がって、買い物にも行かず 余った食材で三食済ませるという 怠惰な生活を送っておりました 人…

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4か月前
99

短編小説 長い夜最終章

病院の夜間入口の警備室に声をかけ、3人は病室に向かった 聡は祖父の時も祖母の時も臨終に立ち会うことは出来なかった。 病院の入り口を抜けてエレベタ―に乗り込みながら…

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4か月前
101

短編連載小説 長い夜9

ふたりの、いや実際は護の理科研究は、県の優秀作品に選ばれた。 そして10月の終わりころ、バスと汽車と路面電車を乗り継いで 松山の文化会館で開かれた表彰式に教頭先生と…

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4か月前
90

短編連載小説 長い夜8

家の前の三角の土地に夏野菜が植えられていた。 紫の茄子、真っ赤なトマト、そして黄色い瓜、緑のキュウリ。 玄関横の庭に物干し竿があった。幼児用の小さな布団が干されい…

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4か月前
86

短編連載小説 長い夜7

ダム湖にも2本の川が流れ込んでいて、 護は小さい方の川沿いの道を選んだ。 そこからは舗道が途切れデコボコの土道だった。 パンクしたら困るので、石ころに気を付け自転…

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4か月前
78

短編連載小説 長い夜6

次の日も朝から暑かった 祖父母には昨日の夜に、護と理科研究の石拾いに 大川まで行くことを伝えてあった。 聡は数名しかいないラジオ体操が終わると、珍しく真っすぐに家…

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4か月前
79

自由詩 生きる

流され易いわたしは いつも見失う いちばんたいせつなものを 子たちがそれぞれの場所に戻り また2人だけになった 静かな午後 いつものシャム猫が 2匹の子猫を連れてや…

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4か月前
149

短編連載小説 長い夜5

「どいつも、こいつも何が万博じゃ!二人だけじゃあ野球も出来ん」 聡はきのう叔父の言ったことを気にしながらも どうしたらいいのか分からず、相変わらず護とつるんで 毎…

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4か月前
96

短編連載小説 長い夜4

田舎の農家はどこも同じような造りになっていて、 2人の少年は土間の広い玄関の靴脱ぎ場に腰を掛かけ 大きなスイカかぶりついた。 それは井戸水でよく冷やされていて、 子…

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4か月前
88

短編小説 長い夜3

昭和45年夏。 聡は欲しかったギアー付きの自転車をやっと買ってもらえた。 小学校最後の夏休みが始まったばかりだった。 来春から下村にある中学校に自転車通学をするため…

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4か月前
94

正月の子らに追われて猫疲れ

自由詩 愛しきもの2 今日は元旦の月曜日 あちこちで おめでとうの 会話が飛び交う 新年の特番が流れて 退屈した子供たちが もう嫌がっている 猫を追い回す 長閑な元旦 …

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4か月前
118

あの頃は言葉が必要だった

でも言葉のいらない幸せを見つけたわたしに
今は言葉はいらない

また心が言葉を欲するときまで
しばしお休みします

これまでのみなさんの優しさに
こころより感謝します<(_ _)>

それではお元気で
それぞれの方が心安らかに過ごせますように

自由詩 私のこと好き?

自由詩 私のこと好き?

三羽様のお誘いで企画に参加さて頂きました
へんてこな作品でごめんなさい<(_ _)>

お前はいつも何も言わない

わたしだけ時々聞いてみる

「私のこと好き?」

無視してネズミのおもちゃを追っかける

でも時々

側に寄ってきて

ちょこんと座るので

撫でてやります

本当は好きなんでしょう?

私のこと

ゆっくり撫でてやると

うっとりした目で

私を見つめます

その後

お腹や首の下

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療養ヨーガが被災生活で役にたつという話 忘備録

療養ヨーガが被災生活で役にたつという話 忘備録

金曜日は今年初めての療養ヨーガの教室でした

まず元旦に起きた被災地への祈りから始まりました

それから先生は
「今日はいつもと少し内容を変えたいと思います」
と、静かだが、力強く言いました

「災害は他人ごとではありませ。近く起こると予想されている
南海トラフ地震に備え、学校の体育館や公民館での被災生活を想定して、
その時に療養ヨーガを学ぶものとして、やって欲しいことをいくつか
紹介しますので、

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自由詩 夢

自由詩 夢

昨日見た夢は
やけに鮮明で
不思議な夢だった
色も薄っすら

自分でもこれは夢だと思いながら
まるで3D映画でも見ているような感覚でみていた
だが始まりが不明瞭
そこが悔しい

登場人物も亡き両親から
ヒュー・ジャックマンまで
色とりどり
全く知らないおじさんまで登場

わたしが何役だったのかは
はっきり覚えていないが、
おそらく本人が主人公だろう
夢なのだから・・・

宇宙なのか
新世界なのか

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答えなどなき道を行く冬銀河

答えなどなき道を行く冬銀河

朝から雨だった
冷たい雨だった
エアコンもなかなか効かない
古い家はいたるところ隙間だらけ
こわばって体が動かない

この先を生きる意味はあるのかと考え込む
だからネガティブだと夫に疎まれる
明るい気分になろうとしても
今日は無理だという日がある
誰にでもあると思う

メイが心配そうにのぞき込む
そのうち
寄ってきて小さな声で鳴いた

お腹が空いた合図だった
少しずつ声が出るようになった
まだ本当

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気温10度春待つ苗を手入れする

気温10度春待つ苗を手入れする

一昨日までは最高気温が10℃を切ってました
お正月の疲れもあり
炬燵にの転がって、買い物にも行かず
余った食材で三食済ませるという
怠惰な生活を送っておりました

人間て悲しいものですね
苦難の多い生活を送っている人がたくさんいると分かっていても
やはり自分の体や心がどうしても動かない時があるものです

商品欲しさに連続投稿してすっかり疲れたのです
欲を出すといいことはありません
やはり謙虚に

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短編小説 長い夜最終章

短編小説 長い夜最終章

病院の夜間入口の警備室に声をかけ、3人は病室に向かった
聡は祖父の時も祖母の時も臨終に立ち会うことは出来なかった。

病院の入り口を抜けてエレベタ―に乗り込みながら、
そんなことを思い出している自分が、不謹慎に思えた。

母はまだ生きているのだ。自分はやはり冷たい人間なのだろう。
人の死に際して、まだ一度も涙を流したことがない。
泣くという感情が、どういうものか分からないのだ。

茜に言わせれば、

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短編連載小説 長い夜9

短編連載小説 長い夜9

ふたりの、いや実際は護の理科研究は、県の優秀作品に選ばれた。
そして10月の終わりころ、バスと汽車と路面電車を乗り継いで
松山の文化会館で開かれた表彰式に教頭先生と一緒に行った。

随分と朝早く出かけ、難しい話をいっぱい聞いた。
ずらりと並んでいる小学生が、みな自分とは違う世界の人間に見え
それまでで、一番卑屈な思いをした。
護はといえば、堂々として目を輝かせていた。

だが、昼ご飯は美味かった。

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短編連載小説 長い夜8

短編連載小説 長い夜8

家の前の三角の土地に夏野菜が植えられていた。
紫の茄子、真っ赤なトマト、そして黄色い瓜、緑のキュウリ。
玄関横の庭に物干し竿があった。幼児用の小さな布団が干されいる
時間が止まったように静かだ。蝉の鳴き声も止んだ。
人の姿は見えなかった。

一気に駆け上がった。母の家の二軒上には寺だった。
寺の鐘を2人で、一度づつ鳴らしてみた。
当たりの木々から蝉が一斉に飛び立った。
蝉はいたけれど、暑すぎて鳴け

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短編連載小説 長い夜7

短編連載小説 長い夜7

ダム湖にも2本の川が流れ込んでいて、
護は小さい方の川沿いの道を選んだ。
そこからは舗道が途切れデコボコの土道だった。
パンクしたら困るので、石ころに気を付け自転車を押しながら歩くと
8件ほどの集落が見えてきた。どの家も山にへばりつくように建っていた。
護の祖父の家は下から二番目だった。
「聡さん。じいちゃんの家によって荷物の整理をしよう」
聡は声を出さずに頷いた。
護の祖父の家には、その時ばあち

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短編連載小説 長い夜6

短編連載小説 長い夜6

次の日も朝から暑かった
祖父母には昨日の夜に、護と理科研究の石拾いに
大川まで行くことを伝えてあった。

聡は数名しかいないラジオ体操が終わると、珍しく真っすぐに家に帰った。
祖母は朝から忙しそうにタオルのミシンを踏んでいた。
それでも麦茶と梅干入りの握り飯5個持たしてくれた。
暗くなるまでには帰って来いよと顔をあげて言った。
祖父に大工の仕事が来なくなってから、
祖母はタオルのヘム縫いの仕事を増

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自由詩 生きる

自由詩 生きる

流され易いわたしは
いつも見失う

いちばんたいせつなものを

子たちがそれぞれの場所に戻り
また2人だけになった
静かな午後
いつものシャム猫が
2匹の子猫を連れてやってきた

少し前まで
むさぼるように食べていた母猫は
今日は子猫に器を譲った

この後
この子猫は
ひと回り小さい妹猫に
器を譲った

この猫は何度子を産み
何度子を失ったのだろう
だが、母はただ強く
死が訪れるまで
生を全うする

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短編連載小説 長い夜5

短編連載小説 長い夜5

「どいつも、こいつも何が万博じゃ!二人だけじゃあ野球も出来ん」
聡はきのう叔父の言ったことを気にしながらも
どうしたらいいのか分からず、相変わらず護とつるんで
毎日山や川で遊びまわっていた。

6年生の春から大阪で万国博覧会が開催されていた。
夏休みになると、愛媛のこんな小さな村でも、
次々とあちらこちらの家族が、大きな旅行かばんを下げて
夜出港する大型フェリーに乗って、大移動をはじめたのだった。

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短編連載小説 長い夜4

短編連載小説 長い夜4

田舎の農家はどこも同じような造りになっていて、
2人の少年は土間の広い玄関の靴脱ぎ場に腰を掛かけ
大きなスイカかぶりついた。
それは井戸水でよく冷やされていて、
子供がたべるのにちょうどいい大きさに切り分けられ
大きなお盆いっぱいに並べられていた。

叔父は、そんな二人をしばらくにこやかに見つめていたが、
スイカを持ってきてくれたおばあさんは、
困った顔をしで聡を一瞥した。
それから暖簾をくぐり台

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短編小説 長い夜3

短編小説 長い夜3

昭和45年夏。
聡は欲しかったギアー付きの自転車をやっと買ってもらえた。
小学校最後の夏休みが始まったばかりだった。

来春から下村にある中学校に自転車通学をするため、
初めて手にする新品の自転車だ。
いつものように友人の護と、小学校の校庭で遊んでいたが、
直ぐに飽きてしまい、中学校まで試し乗りすることになった。

それまでは、三輪車も。補助付き自転車も、高学年用の自転車も
すべて近所の上級生のお

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正月の子らに追われて猫疲れ

正月の子らに追われて猫疲れ

自由詩 愛しきもの2

今日は元旦の月曜日
あちこちで
おめでとうの
会話が飛び交う

新年の特番が流れて
退屈した子供たちが
もう嫌がっている
猫を追い回す
長閑な元旦

突然画面が切り替わり
地震警報と津波警報が
繰り返される
早く逃げろと叫ぶアナウンサー

子供たちも幼いながら
画面の異様な状況に気を取られ
メイはようやく自分の寝床に
落ちついた

緊急地震速報の
チャイムが不規則だが
何度

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