NS

メキシコ→スペイン→京都在住。働く母。見聞きしたこと・考えたこと、子育て、映画、読書、…

NS

メキシコ→スペイン→京都在住。働く母。見聞きしたこと・考えたこと、子育て、映画、読書、美容について。私にとって欠かせないないものは、文章を書くこと、人と話すこと、歩くこと。

マガジン

  • 美しくなる

    心身の美容と健康にまつわることについて考えた。化粧品、ワークアウト、よい食べ物。専門知識はありません。

  • どれでもないこと

    ほかのマガジンからはもれたnote。

  • ちいさいひとたちと

    子どもとの関わりにおいて、「見ること」を大事にしたい。なにしてる?どんな顔してる?なに見てる? このマガジンには、その振り返りを中心に、子育て記事をまとめていきます。 ちいさいひとたちは、10才と5才。

  • 京都にて

    京都暮らしで出会ったもの・こと

  • 読んで、見て、聞いて

    読む、見る、聞く etc.して考えたこと。よかったものはなぜよかったのか考える。つまらなかったものは自分だったらどう作るか考える。本、映画、音楽、展覧会…

最近の記事

今日の鴨川。桜は六分咲きくらい。 風もなく、おだやかな午後。眠くなりそう…

    • 2024.03 見たもの読んだもの

      備忘のため、読んだり見たりしたものをメモしていきます。 なるべく感想も。 3月15日記録開始。 【本】 ・男同士の絆 イギリス文学とホモソーシャルな欲望 イヴ・セジウィック ホモソーシャルって言葉について、改めて原点を学ぼうと思い読んだ。 世の中そうだったんだなぁ、といろいろ納得。文芸批評だけど、私には実践的な内容だった。 それから、映画『アラビアのロレンス』のモデルのT. E. ロレンスが引用されていた。そんな文章を書いているとは知らなかった。 ・心にしみる皮膚の話 大

      • 長期休暇の恒例で、子どもたちが私の実家に行った。10日間、夫と私だけ。時間がゆっくり過ぎる。家が広く感じる。空白がある。 今日は夫と仕事終わりが近くだったので、荒神橋の近くのうどん屋で夕飯にした。平日の夜の寄り道も、大人だけの時の楽しみ。あったかくて、心も身体も満たされる味だった

        • 春めいたお天気に誘われて、気になってたカフェ”farmoon”へ。銀閣寺周辺。 トッピングの豆もおいしい豆花🌸

        今日の鴨川。桜は六分咲きくらい。 風もなく、おだやかな午後。眠くなりそう…

        • 2024.03 見たもの読んだもの

        • 長期休暇の恒例で、子どもたちが私の実家に行った。10日間、夫と私だけ。時間がゆっくり過ぎる。家が広く感じる。空白がある。 今日は夫と仕事終わりが近くだったので、荒神橋の近くのうどん屋で夕飯にした。平日の夜の寄り道も、大人だけの時の楽しみ。あったかくて、心も身体も満たされる味だった

        • 春めいたお天気に誘われて、気になってたカフェ”farmoon”へ。銀閣寺周辺。 トッピングの豆もおいしい豆花🌸

        マガジン

        • 美しくなる
          27本
        • どれでもないこと
          33本
        • ちいさいひとたちと
          28本
        • 京都にて
          7本
        • 読んで、見て、聞いて
          98本
        • en España
          39本

        記事

          お母さんの請求書

          お母さんの請求書。 そんなタイトルのエピソードが、小学校のころの道徳の教科書にあった。 去年、息子が「学校の授業で、“お母さんの請求書”っていうのを読んだよ」と言うので、「今も同じのあるんだ」と驚いた。 あらすじは上のリンクが参考になると思う。 私としては、子どものころも、今思い出しても、少し腑に落ちなかった。 そのお母さんの行動は、少し意地が悪い気がする。 息子が書いた、手伝いに対する手間賃の請求書なんて、かわいいものじゃないか。お母さんがそれに対して「家事0円」の請求

          お母さんの請求書

          人が言うことと、心の中にあることは、一致しないなぁと感じる。特に、声高に叫んだり繰り返し主張してる時はそう。本当に感じていることを隠すために、別の話をしてる。 言葉に表されない心の中のことが、私は気になる。 今週は指先に星空。ネイルしてる時はあれこれ考えず没頭できる。

          人が言うことと、心の中にあることは、一致しないなぁと感じる。特に、声高に叫んだり繰り返し主張してる時はそう。本当に感じていることを隠すために、別の話をしてる。 言葉に表されない心の中のことが、私は気になる。 今週は指先に星空。ネイルしてる時はあれこれ考えず没頭できる。

          悲しいというのは、なにかを失った、という気持ち。 さみしいというのは、なにかが欠けている、という感覚。 少なくとも、私にとっては。 さみしいのは、なにかを求めている(のに、得られない)ということだから、積極的な気持ちでもあると思う。

          悲しいというのは、なにかを失った、という気持ち。 さみしいというのは、なにかが欠けている、という感覚。 少なくとも、私にとっては。 さみしいのは、なにかを求めている(のに、得られない)ということだから、積極的な気持ちでもあると思う。

          今日も鴨川散歩。日差しが気持ちよくて、手袋を外しても平気。ネイルのビジューがきらきらしてうれしくなる。 春にならないかな…、というのは気が早いかな。

          今日も鴨川散歩。日差しが気持ちよくて、手袋を外しても平気。ネイルのビジューがきらきらしてうれしくなる。 春にならないかな…、というのは気が早いかな。

          映画備忘 年末年始編

          年末年始、大人だけで過ごしたので、毎日映画を観て本を読んでいた。 『ブレージング・サドル』メル・ブルックス 1974年 特に、映画セットに乱入してからの展開がおもしろかった。映画(作りもの)と現実がごちゃまぜになっていく感じ。 『雨月物語』溝口健二 1953年 セリフの日本語は、今はもう忘れられた言葉遣いで、私はそういうのが大好き。自分も使いこなせたらいいなぁと思うけど、今のところは聞くのが好き。 『祇園の姉妹』溝口健二 1936年 花街が舞台のストーリーは、最終的には

          映画備忘 年末年始編

          小晦日の京都

          遅めにベッドから出たら、外は太陽の光がきらきらして、暖かそうだった。 夫と散歩に行くことにした。 子どもたちが一足先に帰省して大人だけなので、いつもより遠くまで足を伸ばせる。 住宅街を抜けて、熊野神社の脇に出た。 境内のあちこちに、八咫烏のモチーフがある。賽銭箱の上の屋根には、象や獅子の彫り物もある。動物がいっぱい。 お参りした後、丸太町通を鴨川に向かって進む。 鳴海餅店の前を通りかかる。 餅米を蒸すせいろや浅い木の箱(なんと呼ぶのだろう)がいくつも積み上げられている。

          小晦日の京都

          静かな家の中

          「昨日から、おうち、静かなんですよね」 仕事納めの日、事務所を掃除しながら同僚が話しかけてきた。 そうなのだ。今、子どもたちは私の実家にいる。私の父が京都駅まで迎えに来てくれた。私は年明けに帰省することにしていて、それまでは家に夫と私の2人。静かなことこの上ない。 それにしても、同僚がよく覚えていることに私は驚いた。その予定を話したのは、2週間ほど前の昼食の時のはず。数人で近くの店で食べたあと、会計をしながら一言触れただけだ。 印象的だったんだろうか、と思った。 子どもな

          静かな家の中

          私は私の親より良い親だろうか

          私は、私の両親より良い親だろうか。 無意味な問いとは分かりながら、時々、そんなことが心をよぎる。 私の両親には、良いところもあった。 ただ、子どもに対して関心が薄かった。 私には2歳違いの姉がいて、彼女にとって私は邪魔者だった。姉も両親からの関心を思うように得られない、と感じていたのだろう。いろいろとつらいことがあり、私は子どもの頃、早く大きくなって姉と別々に暮らしたい、と思っていた。 姉が社会人、私が大学生のころ、ある出来事があり、その問題が露呈した。私は“姉のひどさ

          私は私の親より良い親だろうか

          今日の鴨川。荒神橋の少し上流。 この数日の気温は上着を脱ぎたくなるほどで、まだ秋みたいな変な感じ。

          今日の鴨川。荒神橋の少し上流。 この数日の気温は上着を脱ぎたくなるほどで、まだ秋みたいな変な感じ。

          断れない頼みに、親子は対等じゃないなと改めて思う

          ひとつ、確信しているのは、親は自分たち夫婦の問題を子どもに相談すべきではないということだ。 火曜日の朝、スマホを見ると、母からメッセージが何件も届いていた。前の晩、今週末の息子の誕生日についてやりとりしていたので、その続きかと思った。 けれど、違った。 父と仲違いしている話だった。「気持ちが収まらない」ので私に書いてきたのだった。 身の回りの事件に対する母の対処法は、人に話すことだ。かなり個人的なことでもあちこちの友人に相談する。“私は黙っていない”戦法だ。 今回も、私の

          断れない頼みに、親子は対等じゃないなと改めて思う

          私の好きなお寺

          京都に住んで初めての秋なので、紅葉を楽しみにしていた。 なかなか色づかないなぁと思っていたら、ここ1週間ほどで急に鮮やかになってきた。 そこで、在宅勤務の日の昼休み、真正極楽寺真如堂に行ってみた。 真如堂は家から近いので、時々散歩に行くお寺。春の桜も初夏の新緑もきれいだったけれど、紅葉の時期は一番と聞いていた。 空は高く青く、日差しが肩を温める。そして、風はおだやか。そんな気持ちのよいお昼過ぎだった。 住宅街の中にあって、普段は静かだけど、この日はそれなりに参拝者がいた。

          私の好きなお寺

          ディスポーザーに消えたフレンチトースト

          先週、ロバート・オルドリッチ『特攻大作戦』という映画を見ていたら、主な俳優のうちの一人に見覚えがある気がした。他の映画で見たことがある。でも、名前は知らないし、どんな作品のどの役だったかも思い出せない。調べると、ドナルド・サザーランドという俳優。出演作リストを確認してもなかなかピンとこなかったが、何度か見返して、ようやく思い当たった。ベルナルド・ベルトルッチ『1900』だった。非常に残忍な農園管理人で、小作人たちをいたぶり子供を虐殺するという役柄だった。 サザーランドの出演

          ディスポーザーに消えたフレンチトースト