Yamashita Shunsuke

昭和六十四年六月三十一日生まれ。 『ドーナツ化する個』(心野書房)、『不可能と無能、…

Yamashita Shunsuke

昭和六十四年六月三十一日生まれ。 『ドーナツ化する個』(心野書房)、『不可能と無能、こことよそ』(ブルーアイランド)

マガジン

  • ポッシブル・ジャーマニ/第三部 重力

    In Possible Germany and Likely Japan

  • ポッシブル・ジャーマニ/第二部 追憶

    In Possible Germany and Likely Japan

  • ポッシブル・ジャーマニ/基点

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  • ポッシブル・ジャーマニ/第一部 嘔吐

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  • ポッシブル・ジャーマニ/序

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【前提】(Kに宛てて)

【原則】ぼくは「山下峻介でありつづけるようと自らの規範に則り、だが同時に偶然に身を委ねな…

2

【言葉を用いて:エクリチュールとパロール】

(前置き) エクリチュールとは書面(でのやり取り)、パロールとは発話(会話でのやり取り)…

Yamashita Shunsuke
10か月前
1

【オアシスではAIが湧いている】

AIは我々に新しい革命をもたらすだろう。これは間違いない。AIは我々の面倒と手間を完全に消し…

Yamashita Shunsuke
11か月前
2

【ひとはどこまで他者を傷つけていいのか:本論Part3】

〈自らの判断基準を有している、あるいは行動規範を確立したいと望むきみに〉 ⒈ どこに配慮…

1

【ひとはどこまで他者を傷つけていいのか:本論Part2】

〈あなたは/かれらはなぜ決して人を傷つけてはならないのか〉 判断基準が欠如している原因は…

【ひとはどこまで他者を傷つけていいのか:本論Part1】

Ⅱ.本論〈結論〉 長い序論に逆らって/序論が長いが故に、結論を先に述べよう。結論は二つだ…

【ひとはどこまで他者を傷つけていいのか:導入】

Ⅰ.長ったらしい前置き——存在についての補足 「傷つける」という言葉は少なくとも多少の関…

2

【「わかる」と「できる」】

(前置き) 人はどうやって新たな座標系/概念(→→思考体系)を「刻み付ける/植え込む」の…

1

【地団駄を踏む】

【(過去の集積としての純粋な)歴史とどう向き合うか】 (負債) そもそも、人と人とが関わ…

3

【偶然を愛そう?】

ところで、『偶然を愛そう!』とは以下の多面的な見解より成り立っている。 「ぼくは正しい選…

冬に雨

晴れた寒空を見上げていました 黄昏れなんか気取ったりして 取り留めないことを考えていまし…

2

滞在権訴訟 7/7

「ねえ、そろそろ」と僕は呟く。  と瞬間、背後で甲高い悲鳴が上がり、陶器が割れる大きな音…

3

滞在権訴訟 6/7

 僕は少し微笑みながらマキを見つめる。マキもこちらを見ている。けれどその表情は、話し出す…

5

滞在権訴訟 5/7

 僕はシンジに反論をしたい。でも、浮かぶどんな理屈も到底敵うものではない。だからこそ自分…

5

滞在権訴訟 4/7

 店内のスピーカーからは『カインド・オブ・ブルー』が流れている。言わずと知れたモード・ジ…

6

滞在権訴訟 3/7

 ホリデーもとうに終わっているのに、広場は賑やかな声と華やかな電飾で彩られている。やはり…

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10か月前
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1

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Ⅱ.本論〈結論〉 長い序論に逆らって/序論が長いが故に、結論を先に述べよう。結論は二つだ…

【ひとはどこまで他者を傷つけていいのか:導入】

Ⅰ.長ったらしい前置き——存在についての補足 「傷つける」という言葉は少なくとも多少の関…

2

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1

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