おがわ|Designer

デザイナーです、多分。

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    日常の中で抱く違和感を言葉にする そこから学びがあることもあれば、そうでない時もある とにかく言葉にすることで得るものを探る

最近の記事

名古屋ツメツメ味濃い旅

おいしそうな鰻に釣られてこの記事を見に来た方。 名古屋の鰻は激ウマだぞ… 今回は名古屋観光について書いていく。 名古屋の観光は初めてだったので、名古屋と言えばで思い浮かぶ食べたいもの・行きたいところを巡ってきた。 初日は会社見学の予定があったので外の写真はこれくらいしかない。迫力がすごく、近くで見上げていると三半規管が狂ってくる。 昼に食べたのは名古屋コーチンの親子丼。 柔らかくておいしかったが、名古屋コーチン独特の何かとかはわからなかった。大体そんなもんだよね。

    • 前後とは

      先日、ふとこんな疑問が浮かんできた。 前日は「今日の1つ前の日」を示すのに対し、後日が「その日以降」という曖昧な範囲を示すように意味が対象的になっていない。 前の対義語は後になるので、「前日」と「後日」も対義語、つまり対称的な意味になるべきだろうというのが私の主張だ。 今回はこの疑問に始まり、前後という概念をメタ的に捉えることで新しい視点を獲得するまでの話を書いていく。 01. 時間軸的に考えるまず、前後という関係を時間軸的に考えてみる。 言葉にすると面倒なので、関

      • 学生のうちにしかできないこと

        「学生のうちにしかできないこと」とは何だろうか? 海外旅行とか、恋愛・交友とか、ボランティアとか、それっぽいものが一般論であるかのように言われているが、本当に? (可処分時間の話ばかりじゃないか?) もう少しメタ的に考えたい、本質を捉えたいと思った。 私は大学(主に卒業研究)で根拠もなく”それ”ができたと思っていたが、果たして何だったのか、何の役に立っているのかはよくわからないでいた。 去年、私は学生から社会人になり、敢えなく無職になるという経験をしたが、そんな中で

        • what "about" ?

          日常会話の中で「多分、おそらく、きっと」といった言葉の不確実性を表す表現を用いることは多分にあるだろう。(不確実性だらけの例文) 数字にも「約、ほど」といった「不確実性→数字の変動」を表す表現があるが、今回はそんな「about」に対する違和感について書く。 違和感を抱いたのは「つくり方」の記載。 引っかかったのは「15秒ほど」と「1分」という時間の表記について。なぜ15秒に対してだけ「ほど」とつくのだろうという疑問だ。 このような記載になっている理由、背景を考えてみる

        名古屋ツメツメ味濃い旅

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        記事

          「人生ハードモード」について考えてみる

          こんにちは。デザイナーのおがわ(@ogg_cc)です。 年末ということで、今年を振り返っている最中です。良いも悪いも様々な言葉が浮かんでくるので、ひとつひとつ消化しています。 その中で「人生ハードモード」という言葉について思考したことをまとめます。今年の出来事を総括すると、この言葉が相応しいと思ったからです。 学生から社会人になり、入社して2ヶ月で会社が大変なことになり、最後に退職して無職になるという怒涛の1年でした。 他者からも「人生ハードモードだな」と言われて、自

          「人生ハードモード」について考えてみる

          あのとき聴いてた歌

          同じ歌手の歌を聴きまくる時期がある。 時間が経って、またその歌を聴いたときに「当時の記憶」が強く蘇ってきてノスタルジックな気分になる。 歌に記憶が保存されているような感覚だ。 何よりも音によって記憶が想起されているというのが不思議で、視覚的なそれよりも遥かに強く「当時の記憶」が蘇る。 このメカニズムの解明は難しいので、一体どれだけの「歌に保存された記憶」があるかを書き出してみる。また、なぜ記憶が保存されているのかを振り返ってみようと思う。 幼稚園生 → スピッツ 「

          あのとき聴いてた歌

          自分らしさは必要?ポートフォリオのイントロ制作秘話

          こんにちは。デザイナーのおがわです(@ogg_cc)です。 今回は、ポートフォリオにおける作品以外の「価値観」「スキル」「経歴」などを表現するイントロ部分について、制作の中で学んだことを紹介します。 記事を書こうと思ったのは、イントロ部分について言及したナレッジが少なく、特にnot美大の方は手が止まってしまうところなんじゃないかと思い、何か参考になることが伝えられないかと考えたためです。 また、イントロ部分は自己分析とも密接に関わっており、しっかり向き合うことで就活を楽

          自分らしさは必要?ポートフォリオのイントロ制作秘話

          奥多摩に行ってきた

          こんにちは。 先日、友人と一緒に奥多摩へ行ってきました! 私が撮った写真とともに、その魅力を語っていきたいと思います。 1. 遠すぎる奥多摩奥多摩は東京都の最西に位置し、埼玉県や山梨県と隣り合った場所にあります。 目的地は「奥多摩駅」で、この駅はJR青梅線の終点になります。 私は車で行きましたが、自然をゆっくり眺めながら電車で行くのも良さそうですね。 2. 奥多摩駅に到着奥多摩駅の外観はこんな感じです。 木の板で作られた駅名の看板が良い雰囲気を出してますね。 到着し

          奥多摩に行ってきた

          黒歴史を数えろ

          黒歴史という言葉がある。 隠したい、今考えるととんでもなく恥ずかしい過去のことを表すことが多く悪い意味で用いられる言葉。 実はガンダムシリーズの1999年に放送開始された「ターンエーガンダム」の劇中で用いられたのが初出である。(劇中での意味は今日私たちが認識しているものとは少し違う) この黒歴史は「無い方が良い」「触れちゃいけない」ものと思われがちであるが、最近この考えに変化があった。 現在の私は、黒歴史に対し「あること自体は悪いことではなく、むしろ多い方が良いくらい

          黒歴史を数えろ

          初めてのサービス開発で沼った"言語化力"に潜む罠と解決プロセス

          こんにちは!デザイナーのおがわ(@ogg_cc)です。 今回は、私が初めてのサービス開発で実感した言語化力の低さと、それをどのようにして乗り越えてきたかを振り返ります。 振り返る前に書いた内容をざっくりまとめると 本編では、私が取り組んだことを例にそれぞれ詳しく解説していきます。 1. 言語化力の低さを実感したきっかけ私は内定後のインターンでサービスの機能改善に取り組んでいた際、自身の言語化力の低さを実感しました。 「なぜこのデザインなのか」や「なぜ変更が必要なのか

          初めてのサービス開発で沼った"言語化力"に潜む罠と解決プロセス

          クリエイターの熱で寒さが吹き飛ぶ!デザフェスvol.58買い物レポ

          こんにちは。おがわ(ogg_cc)です。 先日の11/11-12に、東京ビッグサイトにて「デザインフェスタvol.58」が開催され、私は1日目に参戦してきました。(2回目の参戦です!) いきなりの寒さに震える今日ですが、そんな寒さが吹き飛ぶほどの熱量をクリエイターの方々から感じるようなイベントでした。 今回は私のデザフェスでの購入品を紹介します。 デザフェスはいいぞ。 pick up! どうしても最初に紹介させてほしい。 餃貓FAMILYさんというクリエイターの作品

          クリエイターの熱で寒さが吹き飛ぶ!デザフェスvol.58買い物レポ

          好きの反対は無関心なのか

          「好きの反対は無関心」と言う人がいる。 この言葉はマザーテレサの「愛の反対は憎しみではなく無関心」からきているものだ。 「好きの反対は嫌い」を否定する形で使われる達観したようなこの表現に違和感がある。今回はこの違和感を解消するためにちょっと深掘りしてみる。 「好きの反対は無関心」はこのように表せる。 このとき「嫌い」はどこへ行ったのだろう。 無理やりこの中に入れるなら、嫌いの末端が無関心ということになる。 これはおかしい。 どうしても嫌いで憎いものほど、無関心とは程遠

          好きの反対は無関心なのか

          就活は恋愛なんですか!?

          就活について熟知していそうな人が「就活ってぇ、恋愛と同じなんですよぉ…」って言うけど(偏見)、それは本当なのか。 多少の就活と恋愛の経験を活かして、自身の就活が恋愛だったのかを振り返ってみる。 まず、就活のあらましはこんな感じ。 さて、この就活を恋愛にメタモルフォーゼさせるとどうなるか。 私の恋愛観、知識に依存するがこんな感じになる。 まぁ、こんな感じ。 就活は恋愛と言えないこともない…けど、だから何だって感じ。 ひとつ思ったのは、昨今の就活と恋愛を見ているとマッチ

          就活は恋愛なんですか!?

          世の中意外と

          雑だな、と思うことがあった。 オフィス近くの「mark is」によく昼食を取りに行くが、だいたいエレベーターを待っている間にこのレストラン一覧ボード(?)を見て「どれにしようか」なんて話をしている。 このボードの前で人を待つことがあったのだが、その時に違和感を覚えた話をする。 暇なのでボードをぼーっと(?)見ていると直感的に思った。 歪んでないか? 寄ってじっくり見てみると 確かに歪んでいた。 どの写真の切り抜きもフリーハンドで、特に4つの写真の境界を見てみると歪

          タブー破りのデザイン

          主にPCを使って文章を書くとき "文字揃え" を気にしたことがあると思う。 "文字揃え" とは↓のような「文章の端をどこに寄せるか」のこと。 私たちは表現したい文章によってこれら4つの揃え方を使い分けている。 縦書きの場合は上端や下端といった表現になる。 今回はこの文字揃えについて強い違和感を抱いたときの話を紹介する。 駅に向かう途中の道で見かけた看板がやけに気持ち悪く、気になってしょうがない日があった。 縦書きの文章で1〜2行目までは上端揃え、3行目以降は下端揃え

          タブー破りのデザイン

          空あります

          空(から)がある。 "ないもの" が "ある" とはどういうことだろうか。 とある雑居ビルの入り口に目が止まった。 赤い文字で「空あります」と書かれている。 読み方はおそらく「から」だろう。 「から」、つまり "ないもの" が "ある" ということか? 何か哲学的なことを語りかけているのだろうか。 (後から知ったが、空は仏教的には有るも無いも両方の意味を示すそう) 一見、内容が矛盾しているこの掲示。 しかしその矛盾を解消する答えはすぐそこにあった。 「あ、空室のこと