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第2話「なんかしゃべってみて」
私はいわゆる「ハーフ」であるが故に、英語が話せること、さらにルーツがある国の言語を話すことを期待されることがしばしばあります。今回はそうした期待にまつわるわだかまりをテーマにしました。
ちなみに、私の父の出身地、スリランカには公用語がふたつあります。シンハラ人が話すシンハラ語とタミル人が話すタミル語です。前述したように、私の父はいわゆる「ムーア」人です。ムーア人はタミル語で話をしますが、標準語の
第1話「生まれつき地黒なの?」後半
前半では、バイト先での個人的なやり取りから、質問の背景にあるモヤみやしんどさについてお伝えしました。
ここからは、もう少し社会の方に目を向けていきたいと思います。
それは、肌の色が異なる「人種※1」間の差別だけではなく、同じルーツの人同士でも肌の色で偏見があったり、メディアなどを通して社会の中に浸透した偏ったイメージによって起こるものがあります。
(2)社会に浸透した「カラリズム」 こうした肌の
第1話「生まれつき地黒なの?」前半
このところ「マイクロ・アグレッション」として知られるようになってきた、言う側にとっては多分何気ない、言われる側にとっては強烈な言葉たち。そして、そうした言葉の持つ問題が伝わらないままに溜まる「わだかまり」。今回は、最近、TwitterなどのSNSで改めて関心が集まっている、「肌の色」をめぐるわだかまりについて書いていきたいと思います。
私の父はインドの南、小さな島国のスリランカ出身です。スリ
わだかまり~女でハーフでムスリマで~
はじめまして。バーヌです。
私のnoteに興味を持っていただき、ありがとうございます!
(1)自己紹介:私の「3つのマイノリティ性」私自身、女性、ハーフ、ムスリマとして日本で生まれ育ってきました。どことどこのハーフ?ムスリマってなに?などの詳細は今後のnoteで書いていくので一端スルーしてください。このnoteでは、そんな3つのマイノリティ性を持つ私が日本社会で暮らす中で感じた生きづらさや考えた