高橋グレースあやの

@paansan ド文系エンジニア

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記事一覧

インビジブル・シネマ「Sea, See, She – まだ見ぬ君へ」を体験して来た

こういう感想は書き出すに限る。ほんとにただの感想文だけど。 真っ暗になる、という事前情報はあったけど想像の10倍くらい暗かった。自分の目が開いてるのか閉じてるのか…

読書感想文『推し、燃ゆ』、信仰について

アイドルや有名人、キャラクターの熱烈なファンである様子は、外部からは頻繁に「宗教みたいだ」と馬鹿にされてきた訳で、一般的に(オウム以降?)「宗教にハマる人=ちょっ…

読書感想文『後期日中戦争』、戦争について

日中戦争、ギリギリ記憶にはある。程度のチャラい自分が手を出して大丈夫だろうか…、と思いながらも、最近辻田真佐憲さんに興味を持っておりその流れで知り、読んでみた。…

読書感想文『説教したがる男たち』、フェミニズムについて

今までフェミニスト系の本はまったく読んだことがなかったけど、友人がオススメしていたので読んでみた。 そもそも自分は、自分で言うのも謎だけどそこそこ中性的というか…

展覧会感想文『平成美術 : うたかたと瓦礫』、平成について

滑り込みで見た。「モヤっとする…」という感触。 なにかと物議を醸している「平成美術 : うたかたと瓦礫」。平成生まれだし見なきゃならんと思って気合いで京都まで行って…

読書感想文『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。: 古代ローマの大賢人の教え』、ストレスについて

4月から読書感想文を残す生活をはじめる。 これはゆるりとはじまる対話(?)本。 タイトルも口調もやわらかい雰囲気だけど、読むとちゃんと大事なことが書いてありとても良…

シンエヴァを見た31歳女がアスカを好きになった話

酔っ払ってるし忘れないうちに書こう。 シンエヴァのネタバレを含みます。 まずシンエヴァめっちゃ感動した。本当に良い終わり方をしていた。 で、自分の心が一番動いたの…

インビジブル・シネマ「Sea, See, She – まだ見ぬ君へ」を体験して来た

インビジブル・シネマ「Sea, See, She – まだ見ぬ君へ」を体験して来た

こういう感想は書き出すに限る。ほんとにただの感想文だけど。

真っ暗になる、という事前情報はあったけど想像の10倍くらい暗かった。自分の目が開いてるのか閉じてるのか分からない。自分の身体が存在してるのかもよくわからなくなってくる。それくらい剥ぎ取られた中で、ものすごい立体的な自然の音とか動物の唸り声的な音が聞こえるので、「あれ、死ぬ…?」みたいな感覚が出てきて結構怖い。

でも暫く経つと少し慣れて

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読書感想文『推し、燃ゆ』、信仰について

読書感想文『推し、燃ゆ』、信仰について

アイドルや有名人、キャラクターの熱烈なファンである様子は、外部からは頻繁に「宗教みたいだ」と馬鹿にされてきた訳で、一般的に(オウム以降?)「宗教にハマる人=ちょっと怖い」っていう意識は少なくない人々が持っているとは思うんだけど、『推し、燃ゆ』を読むとなんとも言えない気持ちになってくる。

主人公の推しへの愛は凄まじい。まさしく宗教だと思えるほど、彼女は身を削って推しを推していく。推しのために上手く

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読書感想文『後期日中戦争』、戦争について

読書感想文『後期日中戦争』、戦争について

日中戦争、ギリギリ記憶にはある。程度のチャラい自分が手を出して大丈夫だろうか…、と思いながらも、最近辻田真佐憲さんに興味を持っておりその流れで知り、読んでみた。結果大変興味深い内容だった。
コロナ禍で「戦争」の言葉をよく聞くようになった。戦争といえばまずは原爆、空襲、火垂るの墓…小学校で初めて第二次世界大戦のことを知った当時の強烈な「ツラい日本」の景色が思い浮かぶ。あとはヒトラー、スターリンなど、

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読書感想文『説教したがる男たち』、フェミニズムについて

読書感想文『説教したがる男たち』、フェミニズムについて

今までフェミニスト系の本はまったく読んだことがなかったけど、友人がオススメしていたので読んでみた。

そもそも自分は、自分で言うのも謎だけどそこそこ中性的というか、あんまり性別に関して深く考えたことがなかった。女子校だったし、痴漢に遭遇したことはあったけど職場で酷いセクハラに合うとかはなかったし(これは幸運なことだったと思う)あまり意識する機会がないまま大人になった。
そのせいか、近年のフェミニズ

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展覧会感想文『平成美術 : うたかたと瓦礫』、平成について

展覧会感想文『平成美術 : うたかたと瓦礫』、平成について

滑り込みで見た。「モヤっとする…」という感触。
なにかと物議を醸している「平成美術 : うたかたと瓦礫」。平成生まれだし見なきゃならんと思って気合いで京都まで行ってきた。

入ってすぐの年表は見応えがあった。平成をタイトルに入れるからにはやっぱりこれは必要だったと思う。これは記載されている項目に関して各々思うことがあるだろうな、とは思う。でも年表で何を取り扱うか、何を排除するか、っていうのはその年

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読書感想文『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。: 古代ローマの大賢人の教え』、ストレスについて

読書感想文『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。: 古代ローマの大賢人の教え』、ストレスについて

4月から読書感想文を残す生活をはじめる。

これはゆるりとはじまる対話(?)本。
タイトルも口調もやわらかい雰囲気だけど、読むとちゃんと大事なことが書いてありとても良かった。表紙もかわいい、
人生最大くらいに鬱というかストレス感じてた時に手に取ったのでより響いたのかもしれない。
哲学はストレスの助けになる、その認識はあるのだけど、ほんとにしんどいときって重い本は読めない。このくらい柔らかくないと読

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シンエヴァを見た31歳女がアスカを好きになった話

シンエヴァを見た31歳女がアスカを好きになった話

酔っ払ってるし忘れないうちに書こう。
シンエヴァのネタバレを含みます。

まずシンエヴァめっちゃ感動した。本当に良い終わり方をしていた。
で、自分の心が一番動いたのはアスカに関してだった。

私は14歳くらいの時にエヴァンゲリオンを知った。アニメを見る前に漫画を読んでいたと記憶している。(そのあとちゃんとアニメも全部見た)
その頃めっちゃアスカが嫌いだった。
なんというか女の子過ぎるのである。

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