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17時10分を耐えて待つ女の子
上の子の保育園の降園後は、たいてい近所の公園で30分ほど遊んでから帰る。近所の小学生も多く、かけまわったりたむろしてゲームしたりしているような大きい公園だ。私には、そこにちょっと「気になる」女の子が居た。
その子は、カラフルなゴムで髪をぎゅっと後ろで一つに結んで、前髪もピンで留めている。あたたかそうでファンシーな色合いのもこもこの上着を着て、なぜか青いファイルを抱きしめて、すべり台やブランコ
K先生に「介護士のスイッチ」を入れるべきか迷った話
中学生ぐらいのとき少し出入りしていた華道のK先生に、先日ひさしぶりにご挨拶に伺う機会があった。0歳の子どもをお披露目しに行ったのだ。
K先生は今年86歳になる。背骨が変形して丸まり、髪は後頭部に少し黒髪がある程度だ。それでも未だに現役で教室を開催したり、展覧会に出品したりしている。その時も、ちょうど教室の最中だった。
「先生、お久しぶりです」
「まあ……、ひろみちゃん、……ずいぶん雰囲気が(
あたたかい無関心というマナー (ママ友は業務中)
「ママ友」という言葉は思っていたより奥が深かった。このことに気づいたのは、育児を開始して3年ほど経ってからだった。
ママ友は、友達ではない。というと、どれだけの人に頷いてもらえるだろうか。「ママ友とは同業他社だ」という言い方も聞いたことがある。
もちろん語源は「ママ・友達」の略なのだろうが、中学高校大学までの友達とはまったく異種のものだ。すくなくとも、私はそう感じる。
どちらかというと、仕事の
どんだけ準備してても「もーっ!」って言っちゃう問題
うちの3歳男児は今、なんでもやりたい盛りだ。
毎朝ペーパードリップでコーヒーを淹れるのだけど、3歳、これをやりたくてしょうがない。
「上の子ちゃんがやりたい!」
「えっ、いいよやんなくて、それより着替えてほしいんだけど……」
「上の子ちゃんがやるの!」
で、押し負ける。
ペーパードリップの手順は、大人ならなんてことないけれど、3歳の小さいおててにとってはなかなか難事だ。ペーパーを折る。
分水嶺、ロタワクチン
妊娠する。子供を産む。そうすると、育てなくちゃいけない。
育てるという中には、近所の小児科に予約をとって予防接種させにいくというパートがある。予防接種を受けさせないということもできる。ロタって人生の選択だよねと思うので、これについて書く。
定期と任意親になって初めて知ったことだが、0歳児はとにかく予防接種を打ちまくる。どれくらいかというと、これくらい。(Know VPD!より)
数えた。0歳
育児したらコミュ障が治った
という話をします。
「ぴーさんって人と喋るの好きそうだよね」と言われる。いやいやいやいや……と反射的に謙遜する。でも、はたと思い返してみて、昔は違ったけど今ではそうかもしれない、と思い返した。
以前の自分はコミュ障だった。ぜんっぜん誰ともしゃべれないというレベルではないが、人と喋るのは苦手だった。それより文章打ち込んだり読んだりしている方が百倍楽だ。
自分のコミュニケーションの障害は主に以下
もう子どもを叩きたくない。ストレスコーピング②
twitterに以前書いたことに加筆修正してのまとめです。
下の子の妊娠後期の頃でしょうか、上の子を叩いてしまう時期がありました。カッとなるともう制御ができなくて、ほとんど反射的に手が出てしまっていたのです。子どもが泣くのを睨みながら「言うこときかないから、子どもが悪いんだよ」とその時は自分の行為を正当化しているのですが、のちのちになって「叩く前にもっとどうにかできたはず」と自己嫌悪に苛まれま
環境と自分自身の考え方を変える。ストレスコーピング①
「あーもう! 〇〇しないで!」と毎日、毎時間怒るのも疲れてしまいました。
産後、ちょっとした環境の変化で心や体に不調をきたしています。わたしの場合、外気温が35度を超えると普段大丈夫なことでも怒ってしまったり、ストレスで喉がつまる感じがして苦しくなったりします。
どんなに親の体調が悪くても、2歳児は元気をあり余らせて「おかーーさーーん!! 見て見てーーー!!!!」と壁紙をベリベリ剥がして喜んで
#育児グッズ神セブン
アマゾンのリンクがうまくいってないのですが、いつか直しますね
1,夫用 だっこひも
街中でお父さんが子供を抱っこしてるの、とても良く見ますね。そのだっこひもが花柄だったりすると微笑ましくなります。「お母さんのを借りてつけてるんだなあ……」と。
わが家はメイン抱っこひもでエルゴベビーを使っていますが、私用と夫用とで二本あります。
高いものなので二本も買うもんじゃないと思いつつそれでも分けて
介護しながら育児すると、なぜか労力が半分ずつになっている
日中は近所に住む祖父母の家で過ごしている。
祖父は認知症があり要介護1、祖母は在宅酸素を二十四時間つけていて要支援2の判定をそれぞれ受けている。祖父母の家には母と弟も住んでいる。母は週五で中小企業の経理のパートをしている。弟は大学四年生で、学校に行ったり就活したりすることもあるが、たいてい部屋の万年床でスマホかゲームかパソコンをしている。
母や弟と協力しながら、祖父母の生活をサポートしてい
わが子のかわいさを「かわいい」を使わないで表す
生後八ヶ月の子どもがいる。毎日、朝に夕に夜中に求められては抱っこし、乳をあげ、寝かしつけ、世話をしている。「もうすっかりママだね」と久しぶりにあった友人に言われる。自分では、よくわからない。鏡を見ても、少しくたびれた女が怪訝な顔をしているだけ。
子どもは、とても顔が整っている。黒目が大きい。右目は奥二重で、よく一重になっている。左目はぱっちりと二重で、夫とそっくり。鼻。私のと違って、毛穴なん