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リフレッシュ休暇のススメ

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リフレッシュ休暇のススメ┃#12 安全地帯と多角的な自己分析について

リフレッシュ休暇のススメ┃#12 安全地帯と多角的な自己分析について

この『リフレッシュ休暇のススメ』を書き始めてから、気がつけば5ヶ月が経っていた。

昨年11月のリフレッシュ休暇でNYとハワイを訪れて自分を整え、12月に仕事をリスタートさせ、年が明けてからポジションが変わった。

前とは違って自分のコンディションに毎日耳を傾けて、アクセルとブレーキをハンドリングし、走るスピードをコントロールしながら、仕事の終わりを決め、飛ばしすぎず緩すぎない心地よい勢いで邁進し

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リフレッシュ休暇のススメ┃#11 自己表現、記録するということ

リフレッシュ休暇のススメ┃#11 自己表現、記録するということ

――自分を表現し、伝えるということ

SNSが登場した当時はアーリーアダプター達が割と自由活発に発信していたのに、市民権を得て生活のスタンダードなツールになったここ数年はなんだかちょっと息苦しいというか、やれ女子力高いだの、リア充だの言われるのがカッコ悪くて(なんかそういうつもりじゃないのに、ただ好きなだけなのに、そうやって一般大衆的にくくってラベリングされるのが私は非常に居心地が悪かった。何かに

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リフレッシュ休暇のススメ┃#10 発信から生まれるもの

リフレッシュ休暇のススメ┃#10 発信から生まれるもの

――発信によって変化した人間関係

こうやって自分のリフレッシュ休暇にまつわるあれこれをnoteに綴り始めてから、もしかしたら親しい人の中にも似たような壁にぶつかっている人・これからぶつかる人もいるかもしれないなという思いで、SNSを使って信頼できる人に恐る恐るシェアをしてみた。

すると、読んだよ!というメッセージや、すごく長文でメッセージをしたためて送ってきてくれた人も何人もいた。自分が発信し

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リフレッシュ休暇のススメ┃#9 自己開示について

リフレッシュ休暇のススメ┃#9 自己開示について

――休む直前のコミュニケーションの大切さ

やっぱり休み明けにしっかり返ってきた。休みに入る前に職場での自分のキーパーソン達にお休み前に自分の口で状況を話しておいたことは、戻ってきてからの私にいくつかの良い影響をもたらした。(全員は難しかったけれど)

まず、自分が再び会社生活を送るにあたって居心地が悪くなるような噂は、少なくとも私の耳に入ってこなかった。(ただ、私は基本的に鈍感ではある)仮に、会

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リフレッシュ休暇のススメ┃#8 リセットから再構築へ

リフレッシュ休暇のススメ┃#8 リセットから再構築へ

――長いお休みの、終着点

自然と蓋が開いて、仕事に対してもポジティブな気持ちが湧いてくる予感がしたお休み最終日。今日だ!と言わんばかりにスタバにノートPCを持ち込んで、だーっと今の気持ちをアウトプットしてみることにした。

そう、このnoteを作った12月1日の日曜日の朝。とにかく無双の如く書き綴ってみる。これまで頭の中で考えていたことを、もう一歩俯瞰した形で。そして明日からのリアリティにも少し

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リフレッシュ休暇のススメ┃#7 箱が開くとき

リフレッシュ休暇のススメ┃#7 箱が開くとき

――あと3日で終わってしまう

“仕事の箱”に蓋をしたまま、日本に帰ってきた。旅では過去と今に向き合うところまでで、時間が来てしまった。だから、仕方がない。計画してなかったから。それでいいんだもん。

帰ってきて、あと3日でお休みが終わってしまうという現実に直面してようやく気持ちを向けてみた。私はこれからどうしたいんだろうか?でも仕事の中身は思い出せないし、今思い出す必要があるのかどうかも分からな

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リフレッシュ休暇のススメ┃#6 玉葱と、自分の中の箱

リフレッシュ休暇のススメ┃#6 玉葱と、自分の中の箱

――玉ねぎだった自分

私は旅の最中「しなきゃいけない」を自分の中からほぼ完全に追い出して、無計画な行き当たりばったりを楽しむことに専念していたら、前述した2つの気づきがやんわりふんわりやってきて、段々遠くなっていく過去の自分自身を物理的にも心理的にも離れた所から観察した。

そして、何重にも皮が重なっていてなかなか芯が見えない玉ねぎのような——社会性や理性、つまり、言われたことはきちんとやる・誰

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リフレッシュ休暇のススメ┃#1 20代のやり方の限界

リフレッシュ休暇のススメ┃#1 20代のやり方の限界

――20代の私が取ってきた、生き抜く為の戦略

就職して約8年、冗談抜きで月ごとに楽しさと忙しさが増し続け、ほとんど息をつく間もなく夢中になって、とにかく止まらないように最前線で走り続けていた。

「ずっとこの業界に憧れてたんだよね」みたいな人が羨ましいほど、音楽とか絵とかスポーツが好きだった私にとっては、今の仕事は正直元々興味のある分野ってこともなかった。今の会社に決めることに対して自分を納得さ

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リフレッシュ休暇のススメ┃#2 お休みする私を支えてくれた人と言葉たち

リフレッシュ休暇のススメ┃#2 お休みする私を支えてくれた人と言葉たち

――サポーターの存在

そんな風に突然お暇を頂くことが決まってからの1週間、そしてお休みに入ってから日本にいた1週間、周りの人と改めて話す機会がたくさんあった。普段からよく話してきた人は「実は私も昔ね」「こんな人もいたよ」と過去事例を語ってくれて、長い人生の中で誰にでもあることなんだという理解を促してくれたし、これまで頻繁に話してこなかったような人もこれを機に深く話をしてくれて、自分が心をオープン

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リフレッシュ休暇のススメ┃#3 自分に向き合う旅

リフレッシュ休暇のススメ┃#3 自分に向き合う旅

――自分と自分の「好き」にもう一度向き合う期間

せっかく1ヶ月もお休みをもらえるのなら旅に出ようということは、休むと決まった1秒後に決めていた。(元気か!笑) 自分の体調不良の原因はこの過度な"仕事集中モード"をコントロールできなくなっていることであって、家に引きこもって身体を休めるというよりは、とにかく日常から心身を一度解放してあげてそのモードをリセットすることが大事な気がしていた。それに、こ

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リフレッシュ休暇のススメ #4

リフレッシュ休暇のススメ #4

――日常からの離脱による、思考変化のプロセス

私の休暇中の行動と思考の変化のプロセスは、こうなっていた。

日常から突然離脱 → 他人からの日常の自分に対するフィードバックによる少しの気づき → 旅で日常から完全離脱 → 日常の自分の客観視 → 深い自己分析 → 「絶対やらなきゃいけないこと」のない自分の発見(大学生の自分に戻るイメージ) → うっすらこれからの人生の方向性の発見

必死に頭

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リフレッシュ休暇のススメ #5

リフレッシュ休暇のススメ #5

――2.”できること”と、”好きなこと”

■仕事の代わりに自分を埋めたもの

日常の9割が仕事!な私から仕事をごそっと抜き取ったら何が残るのか?本当は何が好きなのか?仕事に割いている興味とリソースを他のものに向けたら、一体どんな感じなのか?何でも好きになれるけど、本当に好きで自分のリソースを投資したいものって何か?

今まで後回しにして山積みになっていた宿題みたいな存在にいよいよメスを入れられ

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