記事一覧
中立はすでに(フェミニストの訂正)
山城周です。
短歌ムック『ねむらない樹vol.4』を読んだ。特集2「短歌とジェンダー」の座談会は面白かった。面白かったが、訂正を加えたい箇所がある。
川野芽生、黒瀬珂瀾、山階基、佐藤弓生による座談会では各自が①ジェンダー問題について考えさせられる歌、②ジェンダー問題に触れていると思われる自作、を選んでいる。川野は①に私の歌を引用している。98ページ。
(君は君の恨みを晴らしたいだけに僕
精神分析に行ったら脳の挙動が安定した
怪獣歌会の2019年は、週1更新で12月を守る企画が走ります。
毎日更新は面白かった(去年のまとめ参照)けど、大変だった。それでも何かをやりたかったんだよね。
一人大体1記事ぐらいにはなりますが、ぜひお付き合いください。RTとかいっぱい押してほしい。
こんにちは、企画トップバッターのとりいです。
今年は仮テーマで2019年に得た知見の話をしようということになってます。
みんな精神分析って受け
俳句連作 雪 (斉藤志歩)
スコップに凭れて雪の多きを言ふ
水洟の引つこんでまた出てきたる
行列に襟巻の房もてあそぶ
冬の日や吹き寄せらるる鉋屑
寒鴉こころもとなく歩みゆく
桂馬失せ炬燵の下に見つからず
セーターにあやしき柄のありにけり
斉藤志歩
寒さに強い。
この連作は2017年1月に公開されたネットプリントQuaijiu Vol.1の再録です。
京都造形芸術大学セクハラ告発は芸術をわかっていない女性の「空気の読めない屁理屈」なのか?
2019年2月27日、このようなニュースがツイッターのタイムラインを駆け抜けた。
「会田誠さんらの講義で苦痛受けた」女性受講生が「セクハラ」で京都造形大を提訴
“京都造形芸術大の東京キャンパスで公開講座を受けたところ、ゲスト講師から環境型セクハラにあって、精神的苦痛を受けたとして、受講していた女性が、大学を運営する学校法人「瓜生山学園」を相手取り、慰謝料など計約333万円の支払いをもとめる訴
怪獣歌会アドベントカレンダー案内【2018年版】
2018年12月1日、鳥居が突然言い出した。
「明日から25日まで毎日note更新しない?」
やるやる、と山城、吉田、川野、斉藤が気軽に手を挙げて、見切り発車のアドベントカレンダー企画が始まった。
これが愛と自己と世界と物語と神と生命についての怪獣大論争になるとも知らずに……。
初っ端から人間観が対立し、最後までクリスマスそっちのけで反出生主義について激論を交わす怪獣たちとともに、あ