記事一覧
貧乏神の将棋 リンク
企画「わたしのマンガを見て」用のリンクです。
昔よく読んだ本について
高校生から大学生時代、よく永井均氏や京極夏彦氏の著作を読んだ。
永井氏は哲学者、京極氏は小説家。違うジャンルの人だが、共通点がある。
彼らの書いた文章にハマってしまうと、その枠組みの中でしか考えられなくなる、ということだ。
永井氏の独我論、京極氏の妖怪シリーズは、難解だが魅力的な思弁が、幻覚パウダーのような文体で書かれていて、それに酔ってしまって、他の考え方が出来なくなってしまう。
だが、今
わたしの画力は、4年でどの程度上がったか。
そこそこ納得のいく絵が描けるようになってきました。何年も漫画模写を続けて、苦節8年。まだまだ、プロには及びませんが、少しずつ進歩しています。
自分が進歩しているとわかっているのなら、描き続けることができる、そう思います。
過去に描いた絵を見ると、ずいぶん変わったな、と思います。
以下は、4年前に描いた漫画の一コマ。
これはこれで、面白い絵です。ギャグ漫画としてなら、これは悪くない絵でしょう。で
このままだと、漫画も妖怪研究も数学もその他諸々、中途半端なままになってしまう。
ただ、やりたくない仕事を生きるためにするような姿だけを、子供に見せたくない。
やはり、同人誌を出すか。
それで結局、子供の頃会ったあの妖怪はなんだったんだろう?
小松和彦 2015「妖怪(大人の探検シリーズ)」を読んだ。
多分、小松先生の今までの研究のエッセンスを分かりやすく書いた本だろう。
面白かった。
小松和彦さんは、文化人類学・民俗学の分野で、ずっと妖怪の研究をしてきた人のようだ。つまり、妖怪について学問的なアプローチについて書かれている。
自分なりにまとめると「妖怪」っていうのは、「理不尽な出来事(病気だったり、自然災害だったり、ひどい人間関係)
水木しげるの妖怪人類学
水木しげるさんの本を、久しぶりに読んだ。
「水木しげるの妖怪人類学」という本だ。
人類学というのは、おそらく文化人類学のこと。ある人々の持つ文化伝統を「他者の目」から見るように、研究する学問だ。
「妖怪」というのも、人間の文化に属することだから、文化人類学の研究の範疇に入るのかもしれない。
(民俗学という学問もあって、こちらは自分たちの文化を「自分たちの目」で見るように研究する分野。ただ、水木しげ