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リクガメのダニは何処にたくさん付いてるの?&ダニは怖いので注意(クリミヤコンゴ出血熱)
今日はダニの話です。痒い写真が出てきます(笑)二つの論文を紹介したいと思います。一つ目は、ダニがリクガメの何処に良く付くのか?二つ目は人獣共通感染症(ズーノーシス)です。
リクガメはいわゆる野生捕獲(WC=wild cautht)、野生個体を捕獲して産卵させた子供(FH=farm hatch)、繁殖個体(CB=captive breed)が流通しているのですが、ダニが良く居るのは、WC>FH
ヒョウモンガメの飼育と繁殖方法のカギを現地ファームから探る。しかし、現地ファームも大した事ないことが解る論文(笑)
爬虫類全般の繁殖を考える上で、一番重要なファクターとしてサイズ(大きさ)が挙げられます。哺乳類であれば、年齢が重要なファクターとなるのですが、爬虫類は年齢よりも栄養状態により成長が大きく変化するからです。爬虫類、特にリクガメを例にすると卵の大きさは決まっているので、物理的に卵を育てることができる甲羅内での場所と、産卵できるだけの背甲と腹甲の間に隙間が必要になります。
では、ヒョウモンガメの繁
ゾウガメの記憶力と学習能力
私的「面白い!!」と感激した論文の紹介ですー!! Animal Cognitionと言う学会誌なんですが、動物の認知についての論文です。内容は勿論、リクガメ🐢
2つの動物園でガラパゴスゾウガメとアルダブラゾウガメについて、オペラント条件付けと言われる行動主義心理学の手法を用いたリクガメさんの記憶力の実験結果です。
カメさんに一つ目の課題として、棒の先にある青色のついた球を噛むように訓練
新種!イヨシマサンショウウオ
2019年に新種記載された四国のサンショウウオです。名前はイヨシマサンショウウオ!
コガタブチサンショウウオと呼ばれていた種が合計4種となりました。
コガタブチサンショウウオHynobius stejnegeri Dunn 1923
分布:福岡県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県
マホロバサンショウウオHynobius guttatus Tominaga, Matsui, Tanabe &
リクガメの卵の重さと子供の重さの関係
写真の図はケヅメリクガメの卵の重さと産まれてくる子供の重さの関係です。横軸が1個辺りの卵の重さ、縦軸はその卵が産まれた時の幼体の重さの関係です。
縦軸が生まれた幼体の体重(g)、横軸が卵の重さ(g)です。クラッチ(Clutch)1、3、5、6とあるのは、クラッチ=1回で産卵した卵と言う意味です。言わばクラッチ=兄弟ですね。
で、小さい卵の方は小さい幼体が、大きい卵からは大きい幼体が産まれ
ムツアシガメの呼び方の整理
最近、ムツアシガメの呼び方がややこしくなってきてるので、整理してみようかと。ムツアシガメは2亜種いまして、その2亜種を含めて単一種としてエミスムツアシガメと言われています。
そして、Manouria emys phayreiをビルマムツアシガメ、M. e. emysをスマトラムツアシガメと呼びます。
最近、ビルマはビルマムツアシガメと呼んでますが、M. e. emysのことをエミスムツアシ