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亡き両親の思い出

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今は亡き両親の思い出を綴ります
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記事一覧

亡き母の思い出~母の本気の巻~

亡き母の思い出~母の本気の巻~

本来なら上の記事の後半を投稿するところですが、ちょっと寄り道します。

久しぶりに、今は亡き母の思い出を書こうと思う。
亡くなったのは、2号くんが生まれたばかりのころ。
その2号くんも もう22歳。
そんなに経つんだな・・・

私が高校生の頃の話。
当たり前だが 友達と遊ぶのが大好きでね。しかも、結構悪いことが好きだった。(高校生ですから(笑))
隠れて煙草も吸ったし、酒も飲んだ。
そして、夜に遊

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亡き母の思い出〜豪快な投げ技の巻〜

亡き母の思い出〜豪快な投げ技の巻〜

先日、このようなバッジが届いた。
1年のときも2年のときも思った『もうそんなに経つのか』と。そして『こんな自分がよく続いたな』と。

『継続は力なり』と言うけれど、なんとなく続けられている私には 全然力になっていないような気がする。
ただただ楽しんでいるうちに3年が経った。
まぁそれが私にとってのnoteのあり方なのかも。

これからもよろしくお願いします。

さて、今回は久しぶりに母の思い出でも

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亡き父の思い出〜父と一緒に働いた方々の言葉〜

亡き父の思い出〜父と一緒に働いた方々の言葉〜

久しぶりに父の思い出について語ろうと思う。これまで父の思い出話を幾つか書いたが、もし暇ならそちらもご覧下さい。

これまでの記事で、私の父が仕事人間で、しかもそれは家族のためとかではなく好きでやっていることだということが、読まれた方には伝わったのではないかな。

家族との時間より仕事が優先。『時と場合による』なんてことはない。例外なく仕事優先の人だった。

子ども心に『父さんなんか!』という気持ち

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亡き母の思い出〜仕送りの有り難さの巻〜

亡き母の思い出〜仕送りの有り難さの巻〜

皆様はこの年末をどうお過ごしでしょうか。私、なんだか忙しくてバタバタと過ごしていて、いまだに年賀状に手を付けておりません。
ど、どうしよう.....

さて、そんな忙しい中、久しぶりに両親の思い出話を。

今回は母の思い出。

我が子は、1人が今年から社会人に、2番目は大学生でひとり暮らし。
この立場になって、子どもへの仕送り、お金だけではなくて 好きな食べ物や栄養がつく野菜など、押し付けがましい

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亡き父の思い出〜不味いカレーの巻〜

亡き父の思い出〜不味いカレーの巻〜

私の母親は、父よりも数年先にあっちの世界に旅立った。
それからの父は、私の『二世帯住宅に建て替えて一緒に住もうか』との提案を完全拒否して、独り暮らしを謳歌していた。
とは言っても、身の回りのことはほとんど何も出来ない父だったので、苦労したようだ。

そんなある日、私が小学生の2号くんを連れて様子を見に行った。

おー、よく来たな!
ちょうど良かった。
カレー作ったんだ。
食ってけ。

正直、驚いた

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亡き母の思い出~母のハンドパワーの巻~

亡き母の思い出~母のハンドパワーの巻~

世の中、普通に考えてあり得ないことでも、実際に目の前で起こってしまうことってあるよね。奇跡とも思える出来事、あるよね。

例えば、おばあちゃんの手。
おばあちゃんが乾いた洗濯物をゆっくり撫でると、まるでアイロンをかけた後のようにピーンとなる。なるよね。私のおばあちゃんの場合はなった。
あのシワシワの手のどこにそのような奇跡が隠されていたのか。
自分でもやってみたが、おばあちゃんのそれとは全然違う。

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亡き父の思い出~父にとっての宝物の巻~

亡き父の思い出~父にとっての宝物の巻~

父は私が社会人になって約20年ほど経ったころ他界した。
亡くなった父の身の回りを整理していたときに、時計が出てきた。
というか、病院から出るときに荷物の中にあったもの。
その時計には見覚えがあった。

私が社会人になって初めて給料をもらったときに職場の先輩にこう言われた

ろく、初給料をもらって嬉しいと思うが、まずはご両親への感謝を形にしなさい。立派に社会人になりましたよ、ありがとうってな。

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亡き父の思い出~これはキャッチボール?の巻~

亡き父の思い出~これはキャッチボール?の巻~

母が他界して十数年して、父も母のもとへ旅立った。
最後の数年は思うように体の自由がきかず、ヘルパーさんにお世話になっていた。
同居も考えたが、2世帯が暮らすには不便すぎる実家。その当時アパートで暮らしていた私たち夫婦が二世帯住宅への改築を提案したが、『おれの目の黒いうちはこの家は壊させん!』と頑なに言うので、止む無く父は一人暮らしをすることに。父は止む無くとは思っていなかったかもしれないが。

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亡き母の思い出〜母に切られる?の巻〜

亡き母の思い出〜母に切られる?の巻〜

母の日が過ぎて、次は父の日。

なぜか父の日は忘れられがち。(なのは我が家だけ?)
感謝してほしい訳ではないが、父の存在を改めて感じて欲しいだけ。それだけでいい。

頼む、忘れないでくれ。

私の両親は何年も前に既に他界している。今年もお寺に行ってカーネーションをお供えしてきた。

母は基本的に優しかったが、めちゃめちゃ怖くもあった。普段はサラッとして見えて、実はガッチガチの体育会系で熱い人だった

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