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流記屋の旅中記

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この人生を物語にする。
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【制作過程0】自分の人生を物語にする

【制作過程0】自分の人生を物語にする

先日の新月の日に、
呼ばれてる気がする神社にこれからのことを宣言してまわって
新たにはじめてみようと思い立ったことの一つに、
「作品制作の過程を記録して、シェアしていく」
というものがあります。

私は、この前半生をアニメーション動画にするため、
一昨年から昨年にかけて、
自分のこれまでの人生を振り返り、
試行錯誤を重ねて
動画の骨格になるシナリオの(一旦)完成まで漕ぎ着けていました。

ただ、当

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2024年5月7日 ご近所の銭湯でひとっぷろ浴びてきた話

2024年5月7日 ご近所の銭湯でひとっぷろ浴びてきた話

今日(2024年5月7日)は、
GWが明けてひと段落の三連休1日目です。
慣れない人間関係や、新しい環境も相俟って
疲労が蓄積していると感じていたため、
いつもよりちょっと遅めに起床して、
軽くお借りしている部屋の掃除をしたあと
数日前から目星をつけていた
「南あわじリフレッシュ交流ハウスゆーぷる」
に向かいました。

道中がなかなかの傾斜の山道(ほぼ車道)で、
疲労困憊の身に追い打ちを感じつつ進

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2024年4月30日 淡路島に着いてからの振り返り

2024年4月30日 淡路島に着いてからの振り返り

先日(2024年4月25日)、故郷を出て淡路島に参りました。

こちらとの縁を繋ぐのに使わせていただいたのは、
株式会社ヒューマニックが運営されている「リゾバ」です。

以前、熊野におてつたびに伺った際
時期を同じくした「おてつびと」さん達の話題にあがっていたことで
存在を知りました。

おてつたびをする中で、
2件の旅館業と1件の接客業を経験し、
「周りの足を引っ張っているに違いない」
という(

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2024年4月19日 ことばの焚き火Asaba Art Squareにて

2024年4月19日 ことばの焚き火Asaba Art Squareにて

2024年4月19日、神奈川県の金沢文庫駅周辺をぶらぶらした後、
その日の目的地であるAsaba Art Squareにお伺いしました。

対話前、足元に何かが当たると思って下を見たら、
ほっそりとした黒猫が
私の脛に顔を擦りつけていました。
しばらく私の足にマーキング(?)していたようですが、
その猫と真正面から顔を見合わせると、
そこで何かを感じ取って興味を無くしたのか、
静かに去っていってし

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【流記屋の旅中記】2024.3.16 - 4.16故郷にて

【流記屋の旅中記】2024.3.16 - 4.16故郷にて

先月の中旬に故郷に戻ってから、
つぶやきが多くなっていました。

最初のつぶやきから
ちょうど1ヶ月経ったようなので、
故郷での日常を学びに変えるためにも、
これまでのつぶやきを
まとめて振り返ってみようと思います。

3月13日、急遽居を借りていた山寺を発つことになり、
帰郷することになりました。

もともと、
山寺に居を移す際、
しばらく故郷を離れるつもりで
借りていたアパートを解約していたの

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【自己紹介】現在地の再確認

【自己紹介】現在地の再確認

こんにちは。
新年度の始まりということで
今回は、自分の現在地の確認がてら、
自己紹介をしようと思います。

お時間のある方で、
なんとなくご興味のある方は
しばしお付き合いいただけると幸いです。

流記屋と申します。流れを記す

流記屋というのは屋号です。

「流を記す」ということを、
仕事にしようと決めました。

「流れ」とはなにかというと、

自分のなかから聞こえてくる言葉や、
物理的な、も

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【辻政信氏の調査考察】2024.3.29『亜細亜の共感』読解

【辻政信氏の調査考察】2024.3.29『亜細亜の共感』読解

『亜細亜の共感』は1950年、
戦犯指定解除後に、立て続けに出版した本の中の一冊です。

発行者(出版社)は佐藤勝郎氏。
辻氏の、士官学校時代に教え子だった方です。

今回は、辻氏が東亜連盟の一員となった経緯を
探っていきたいと思います。

辻氏の回想によれば、

初陣前、陸軍歩兵少尉を任じられたばかりの当初は、
「中国」を外国として敵視していたそうです。

それは当時の日本の風潮であり、
メディ

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【辻政信氏の調査考察】2024.3.25『自衛中立』読解

【辻政信氏の調査考察】2024.3.25『自衛中立』読解

辻氏が理想として唱えた「中立論」。

奇しくも、「中立」の文字が題にある著書が
地元の図書館に所蔵されていました。
この『自衛中立』を典拠に、
彼がどういう理想を掲げていたのかを読み解いていきます。

今回は、結論と思われる第六章を引用して、
彼の世界観を読み解いていこうと思います。

『自衛中立』第六章 獨立日本の進路 一、自ら中立を守れ

辻氏自身の目に映る日本も、
この中國人同志と同じ見解を

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【辻政信氏の調査考察】2024.3.24 『自衛中立』読解

【辻政信氏の調査考察】2024.3.24 『自衛中立』読解

今回は辻氏が提唱した「中立論」について、
1950年頃に出版された『自衛中立』を典拠に
その論旨を読解していこうと思います。

地元の図書館に所蔵されていた『自衛中立』は、
昭和27(1952)年4月5日に蔵書用に購入されたもののようです。

最初の六頁は当時の時勢を表した写真が載せられていて
一頁目から順に紹介すると、

上記の写真たちは、
憂国の思いを人々に訴えるような内容だと感じます。

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2024年3月22日 辻政信氏を基点にした記憶の整理

2024年3月22日 辻政信氏を基点にした記憶の整理

この記事で
辻氏の中国への(意地のような)信頼が危ういと感じたのには、
それ以前に読んでいた本の内容が記憶に残っていたからです。

📕 『新装版 運命を創る (安岡正篤人間学講話)』私が若い時に心酔した師が、こう言っていたんです。

この本は、私が2019年9月12日に読んでいたものです。

この時の記憶から、
日本の“純朴な”兄弟観で、海千山千の中国を見るのは危うい…
と感じたんだと思います。

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3月19日の開白に向けて「辻政信氏の調査考察」2024.3.19

3月19日の開白に向けて「辻政信氏の調査考察」2024.3.19

書きたいことを書き切るのに時間を要したため、
開白に間に合わないかもしれませんが、
これまでの辻政信氏の調査考察の続きをやっていきたいと思います。

辻政信氏は敗戦後、日本の「後図を策する」ために
「釜中に坐して心魂を鍛える」ような三千里の道を
潜行してきました。
GHQの表立った追及から逃げ切ったあとに
表舞台に飛び出したのは

ひとえに

「日本という国の行末を、
 世界で起こっている戦から

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3月19日の開白に向けて「辻政信氏の調査考察」2024.3.15

3月19日の開白に向けて「辻政信氏の調査考察」2024.3.15

2024年5月3日、和歌山県の三石不動尊にて
「辻政信氏と七人の僧 ならびに第二次大戦A級戦犯の方々」の
慰霊祭が執り行われます。

三石不動尊では
毎年恒例で、5月3日に
不動瀧を拝する慰霊祭をされているようなのですが、
奇しくもこの日は、
辻政信氏のお父上のご命日でもあったようです。

今年(2024年)の1月14日に
「辻政信」氏についての調査考察を頼まれて以降、
彼についての書籍や、彼自身

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三週間、神域に暮らした話

三週間、神域に暮らした話

2024年2月21日の夜から、同年3月13日の朝までの
ちょうど三週間を、和歌山県の山寺に住まわせていただきました。

体調を崩すことが重なり、
仕事に集中できる状態ではなくなってしまったため
今は故郷の実家に戻っております。

招き入れられた経緯信じていたものの反転からはじまった
神域での生活

もう3年も前になるのですが、
当時働いていた職場で人の醜いエゴを見、
その鏡に映る己のエゴに気づいた

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2024年3月13日 山寺を発つ日

2024年3月13日 山寺を発つ日

昨日(2024年3月12日)は
突然の送還宣告のあと、
梅シロップやブレスレットや防寒グッズをくださった
おねえさんがいらして、
住職さんとともにインドカレーのお店に連れて行ってくださいました。

カレーとナンが、たくさんある種類の中から選べたので
3人で分け合いっこしようということになり

お二人はそれぞれお好みのカレーと
プレーンナン、チーズナンを選ばれ

私は日替わりカレーと、
冒険心からフ

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