見出し画像

自由律俳句 #321

【丸い薄焼き卵は夏の月】


手に入りにくかった卵も、
少しずつ買い求めやすくなってはおりますが、
価格はまだまだ高めでございます。

そんな大切な卵を使って、
冷やし中華の錦糸卵を奥さんが作ってくれています。

まな板の上にある丸い薄焼き卵。
綺麗なまん丸は夏の満月。
ほんのり甘いフルムーン。

私は冷やし中華を食べる時、
きゅうりやハムを最初の方に食べて、
錦糸卵を最後の方に残しておきます。

ほんのり甘い錦糸卵に、
お皿に残って溜まっている冷やし中華のタレを、
いっぱいつけて食べるのが好きです。

夏の夜空の満月を、シールを剥がすみたいに指先に取って、
それを舐めてみたら甘かったりするのかなぁ、なんて。

そんな妄想をさせるのは、
暑さのせい、夏のせい。
綺麗な満月のせい、とか言っちゃったりして。


#自由律俳句 #俳句 #散文 #随筆 #エッセイ #丸い #薄焼き卵 #夏 #月 #卵 #大切 #冷やし中華 #錦糸卵 #まな板 #綺麗 #まん丸 #満月 #ほんのり #甘い #フルムーン #きゅうり #ハム #タレ #夜空 #シール #妄想 #暑さ

この記事が参加している募集

自由律俳句

記事を読んで頂けるだけでありがたくて、スキを押してくれるだけで嬉しいのに、サポートまでして頂けたら、もう飛び跳ねます!本当に本当にありがとうございます!これからも頑張ります!