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世界のユニコーン企業データを分析

こんにちは。
株式会社ニュークラウドの代表「木村」です。

世界には約1,200社以上のユニコーン企業が存在しています。その中のほとんどは、アメリカ企業であり、世界はアメリカに支えられている形になります。

では、具体的にどのような企業や業種があるのか、世界のユニコーン企業データを元に分析してみました。

世界のユニコーン企業ランキング30位

まずは、世界のユニコーン企業ランキング30位を見てみます。

【No.01】[$1,400億]Bytedance(中国) - AI
【No.02】[$1,000億]SpaceX(アメリカ) - 宇宙開発
【No.03】[$1,000億]SHEIN(中国) - Eコマース
【No.04】[$950億]Stripe(アメリカ) - FinTech
【No.05】[$456億]Klarna(スウェーデン) - FinTech
【No.06】[$400億]Canva(オーストラリア) - デザイン
【No.07】[$400億]Checkout.com(イギリス) - FinTech
【No.08】[$390億]Instacart(アメリカ) - 物流ツール
【No.09】[$380億]Databricks(アメリカ) - データ管理分析
【No.10】[$330億]Revolut(イギリス) - FinTech
【No.11】[$315億]Epic Games(アメリカ) - ゲーム
【No.12】[$320億]FTX(バハマ) - FinTech
【No.13】[$270億]Fanatics(アメリカ) - Eコマース
【No.14】[$250億]Chime(アメリカ) - FinTech
【No.15】[$220億]BYJU's(インド) - EdTech
【No.16】[$200億]Xiaohongshu(中国) - SNS
【No.17】[$175億]J&T Express(インドネシア) - 物流サービス
【No.18】[$155億]Miro(アメリカ) - インターネットサービス
【No.19】[$150億]Yuanfudao(中国) - EdTech
【No.20】[$150億]DJI Innovations(中国) - ハードウェア
【No.21】[$150億]Discord(アメリカ) - チャット
【No.22】[$150億]goPuff(アメリカ) - Eコマース
【No.23】[$150億]Yuanqi Senlin(中国) - 小売
【No.24】[$150億]Ripple(アメリカ) - FinTech
【No.25】[$140億]Blockchain.com(イギリス) - FinTech
【No.26】[$135億]Plaid(アメリカ) - FinTech
【No.27】[$133億]OpenSea(アメリカ) - Eコマース
【No.28】[$130億]Grammarly(アメリカ) - 文法
【No.29】[$126億]Devoted Health(アメリカ) - 健康
【No.30】[$125億]Faire(アメリカ) - AI

※2022年5月時点のデータ。

アメリカ企業が大半を占めているのですが、中国企業が猛追しています。また日本企業はいないのですが、インドやインドネシアなど東南アジア諸国企業も入っています。

各地域のユニコーン企業分布

次に各地域のユニコーン企業分布を見てみます。

【国・地域】[2017年] → [2022年]
【アメリカ】41社 → 554社
【中国・香港】54社 → 180社
【アジア】10社 → 141社
【ヨーロッパ】14社 → 139社
【中南米】2社 → 29社
【カナダ】0社 → 19社
【アフリカ】2社 → 4社

※2022年3月時点のデータ。

実は、当初中国・香港が最もユニコーン企業が存在していたのですが、2019年時点でアメリカに越されてしまいました。また中南米やアフリカ諸国でもユニコーン企業が誕生した背景には、ベンチャーキャピタルの発展により資金が集めやすくなったことによるものです。

ユニコーン企業の業種別分布

最後にユニコーン企業の業種別分布を見てみます。

【業種】[2017年] → [2022年]
【FinTech】10 → 222
【インターネットサービス】11 → 202
【Eコマース】25 → 111
【AI】8 → 83
【健康】8 → 73
【物流】3 → 57
【セキュリティ】3 → 49
【データ管理分析】3 → 41
【通信】13 → 39
【ハードウェア】8 → 34
【自動車】3 → 31
【EdTech】8 → 28
【小売】8 → 25
【旅行】3 → 14
【その他】9 → 57

※2022年3月時点のデータ。

全体的に見てテクノロジーの発展により「FinTech」と「インターネットサービス」の躍進が目立ちます。またコロナ渦の影響により、ライフスタイルや働き方が代わりEコマースや健康なども大きく増えています。

最後に

やはりアメリカと中国の二大大国が目立つ結果となっていました。しかし、今後中国や東南アジア、またアフリカ諸国の成長が見込まれるため、10年後のランキングはガラリと変わると思います。

それにしてもコロナ渦の影響もあるかと思いますが、「旅行」分野での伸びが非常に弱いと感じました。今後コロナがさらに落ち着き、リバウンド消費で大きく旅行分野は伸びてくるかと。

現在弊社では、Web制作だけでなく、システム開発やアプリ開発も行えるため、自社リソースを活用し、旅行分野で新しいサービスを立ち上げるのも面白いですね。またユニコーン企業の業種分布からも旅行は伸びが鈍化していると見受けられるので、チャンスかもしれません。

この記事がお役に立てると幸いです。

株式会社ニュークラウド 代表「木村」

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