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仕事とは、お互いのできることを交換すること
「私にできることなんて何もないんです」
このままの人生じゃ絶対に後悔する。29歳の頃、そんな青臭い思いで安定した会社を辞め、何の保証もないままピンときた場所へ飛び込み働き出した。でもすぐに上手くいくはずもなく、自信を失いかけていた頃「私にできることなんて何もないんです」と、友人にポロっと言った時だった。
「仕事って、お互いのできることを交換することなんじゃない?」
そう言われ、ハッとした。
WHY DO YOU HAVE TATTOOS?
デンマークに来る前、東京でルームシェアしていたのがタトゥーデザイナーのoppner だった。彼女はアメリカ・ポートランドのタトゥー文化に影響を受けて、『タトゥーとは、体が変わろうと人生を共存できる最高の励ましであって永遠のジュエリーである』という新しい価値観を持って仕事をしている。そんな彼女と一緒にいたこともあって、私もタトゥーカルチャーには興味があった。日本ではまだまだネガティブなイメージが大き
もっとみる人間らしく働ける、ドイツの働き方
7月にデンマークを出てから、ハンブルク、ベルリン、ライプツィヒと、転々と旅をしていた。その間、労働ビザやアーティストビザでドイツに住んでいる日本人の方たちとたくさん会えて話ができたのだけど、そこで知ることになったのはドイツと日本の働き方の違いについてだった。
飲食、病院、大学の研究室、表現やアートの世界に至るまで。驚くほぼ全員が口にしていたのは「日本よりも働きやすい」という話だった。
日本でも
私たちはものすごくバランスの悪い社会を生きているのかもしれない
日常の中でさらりと社会の話をするデンマーク人
全寮制のフォルケホイスコーレでは夕食後も毎晩何かしらイベントがある。みんなで映画を見たり、エクササイズをしたり、パーティーがあったり。
この間はジェンダーの問題について話し合う会があった。
企画したのは女の子で、参加したい人だけ参加してねっていう会だったけど普段ヤンチャそうな男の子も、校長先生も参加した。みんながひとつのテーブルで、1人1人が考える