■GDP成長率を下方修正。
・最近のニュース、「英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)表、『ベトナム2024年のGDP成長率予想+6.7％から+6％へ下方修正』」。
・引下げの理由は「2024年1～3月期のベトナムのGDP成長率が前期の+6.7％から+5.7％に減速し、予想よりも低かったことに加え、世界貿易が変化していることによる」ものとした。

■インフレ上昇率も下方修正。
・同行は更に「2024年4～6月のGDP成長率予想を+6.3％から+5.3％へ、7～9月+7.2％から+6.0％へとそれぞれ下方修正した」。
・一方「10～12月のGDP成長率は+6.7％に回復する」との見通しを示す。
・また「2024年ベトナムのインフレ上昇率予想も+5.5％から+4.3％へ下方修正」した。

■活気戻る主要都市。
・更に同行は「インフレ率上昇への懸念から、ベトナム国家銀行(中央銀行)が9月末まで基準貸付利率(リファイナンスレート)を年4.5％で維持し、10～12月に+0.5％pt引き上げると予想」する。
・余談、インフレ率、世界経済等の影響で消費者の財布の紐は依然固くGDP成長率予想は下方基調となるが当然人々の営みは続き、街はコロナ禍前と同様の景色に戻った雰囲気もある。
・しかし、今でもテナント募集の空家の貼紙は至る所で目にする。それでも飲食、喫茶店、ショッピング等、都心部、観光地では多くの庶民や観光客を見かける。「ベトナム経済が同行の予測を良い意味で裏切って欲しい」と賑やかな人いきれのホコ天通りを眺めそんな事を感じている。