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Unknown7

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2018年3月の記事一覧

ラブレター

こゝろが炎上したら 私を抱いて 私を抱いて
どんなにバカにされても 夢.幻.と知ってるから

雨が俯くぐらいに 空が重くて 空が重くて
想いを書いたラブレター 水溜りに落ちて汚れた

白熱灯が熱されて燃え盛る無情さに
人を思いやることより きっと今の立場が大事
それでいて恋したがって 矛盾が生じる日々を
無理矢理つなぎ合わせて 束になって守っていく

都会の砂漠のなかで 私を知って 私

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いい夢を

すべての嘘を糸に紡ぎ
一本一本 丁寧に掛け合わせ
ようやく出来上がった洋服に
腕を通して 周りに嫌われたくて
キツい言葉もよりキツくしてガードを張った

ひとりって寂しくて ひとりって苦しくて
だけど ひとりで咲いていたいんだね
ひとりって泣きたくて ひとりって切なくて
だけど 孤独になって 散りたくて
夜に焼き付けて消えてしまいたくて…

街灯の下で 夢の塵(ごみ)
拾って拾って ボタン

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まず自分を愛しましょう

「人に愛されたければ まず自分を愛しましょう」
その方法をダレもボクに教えてくれないまま
ボクは時間を歩いて こんなオトナになりました

そして 紫陽花の色を変えていきます

真っ赤な紫陽花が 雨に打たれて心地良く
この景色を訝(いぶか)しげに見てる者に
人の痛みなど判るものか
「まず自分を愛しましょう」 夜も黙り込む

東京タワーとスカイツリーの間を通って
見つけた公園もボクの時間に

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私の桜

もういいから もういいから
からっ風が運んでくれるなら
私という日にわからないのは このさようなら

痛むから生きている 嫌われて救われる
同情なんて薄っぺらいものよね
失うことが私らしい 愛は地球を救う
そんなことを見せてもらえるなら
私の桜はついに咲いてくれるだろう…

歩道橋を歩きながら
向こう側に足を運ぶ重さ
深呼吸の痛みも愛おしい もう慣れ合いね

こんなに嘆く心 無視するの

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Shak-a-lak

いつのまにか他人(ひと)のせいにして
満々と私らしさを歩いてた
ひとよがりと知らずに暮らして
当たり前に気に喰わなさに叩(はた)いて
自分には蜂蜜より甘く それでも嶮(けわ)しく語る

Shak-a-lak ホイ Shak-a-lak ホイ
Shak-a-lak ホイ Shak-a-lak ホイ
自分を飾るヒビ割れで いづれ生まれくる身体
Shak-a-lak ホイ Shak-a-lak ホイ

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倖せってあんだよなぁ

画面越しの一期一会に 深まる絆もあるんだと
生身の友達の名付けも 溝が生まれるというのに
会ったことのない人から浴びる日差しもある

そう 倖せってあんだよなぁ…

目を背けてたのか 知らなかった私だけど
匿名の愛にいま命を救われた私がいることが
Happy Birthday, Happy Birthday To Me.
新しい道を歩いて行ける 私はちゃんと月になる

たかがネット越し

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なんで生きてんだってすげぇ思うんだ

頭に轟(とどろ)く地響き 稲妻が走り刺激になり
落雷に大木が燃え 身体が焦げつく

そうやって強くなったつもりで歩く
痛みも感じない他人の悪口
剣山履いて 役立たずでさ 見栄も張りもない

なんで生きてんだってすげぇ思うんだ
あたし 消費期限付き
風船が昇るだけ昇って 破裂
あたし 消費期限付き

違和感に吐き気がする 決めるのは自分じゃなく他人
天と地を入れ替えなくちゃ あたしになれ

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トリッキー⚧

ごめん まだボクが居るから 君を救えないよね
冷え切った風に打たれて いつでも壁に寄りかかる

つなぐ時と時のあいだ 君は足を潰した
もう歩けないこと知った 未来を見据えた真夜中

あの月の手品を 私は感じられるかな?
タネも仕掛けもあれば救いようもあるけど
ないって… 浜辺で寝そべった

ごめん まだボクが生きてて 君は救われなくて
押して引く波の音色が 夜風を奏でるみたいで

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Autant en emporte le vent

人差し指にとまる赤トンボ
懐かしいなって笑い合える
久しぶりに帰った故郷(ふるさと)に
もう私の居場所ないけど

棄ててしまった私が悪いけど
棄てなきゃ生きていけなかった時代

今の洋服を着て 思い出も棄てた

風と共に去りぬ 私の姿がある
愛に出逢えるときに あぜ道に佇んで

あなたを待っている

畑のキャベツの葉の裏側に
モンシロチョウの卵を見てる
背中で感じる瞰(にらみ)

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Que nadie sepa mi sufrir

頭の血管が破裂しそうに 奥歯を引っこ抜くように
24時間 絡み付いた鎖から解かれなくて fu
売れるモノは全部を売ってまでも 内臓も この心臓も
腕の血管に何本まで縫い針 入れられるかな?

だけど それは痛くなくて 普通すぎて 痛くなくて
心身共に消し去れば 足裏も汚れるかな?

素足で歩く日々に 伸び切ったビデオテープ
カビ生えて 褪せていて 絡まってしまったデッキ
私はその中では 有

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芽吹く病

月が陰るように 無くなる私の席
心なしか 誰もが居なくなる暗闇が来ると思った

人は 歩く 人と 歩く
歩けなくなるのは私の場違いで
私の暮らしていい場所は きっと何処にも無い

月の兎が鳴き その杵(きね)は何のため?
頭殴り 私が遺体で見つかることを願っていた

人は 歩く 人と 歩く
私は誰の隣も歩けないから
資格を得るために孤独を 都会で過ごすだけ

人は 歩く 人と 歩く

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热爱

身体が通じ合わなくても 心は通い合うから
天使の梯子に焦げてしまうけど そっと抱きしめて
短い恋を知って以来 私は至福に長(た)けて
泪が流れる愛のはじまりで 教えてくれたヒト

だから あなたの隣に あなたの声に言葉に
救われるばかり 返したい愛はあるけれど
私は上手にできない…

ヒトの体温 感じるままに 唇を通して 2人は輝く
だけどサヨナラ そしてサヨナラ
生きる世界が違うから あ

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Hymne a l'amour

情けない手付きで月に触れてみたら
貴方の感情がすべて読み取れたみたいに
私は足元が崩れてしまうけど

それでも 私は貴方のその愛を落とさないように
しっかりとこの腕に抱きしめて 堕ちてゆくけど

どんなに苦しくても 貴方を愛さずにいられない
髪の毛を剥ぎ取っても 貴方に気持ちを放ちたい
遠くなる貴方の姿が消えかけたとしても
私の瞳(め)からは消えたりしないわ

手品師のマネして 月を隠

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過剰に葬る生き様

何度も 何度も 自分を燃やしてきた
骨を拾っては 葬儀の繰り返し
いつでも いつでも 自分に嘘を吐いて
間髪いれず 合掌で供養する

それでも唇噛みながら生きなきゃ
なんで 地獄の中でもこんなに生きたがるんだろう

過剰に私を葬りながら 毎日 お悔やみ申します
苛められても 虐待されても それは私の物じゃない
だけど痛みも傷も残る命を投げ棄てて
これが私の生き様 ろくでもない生き様

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