マガジンのカバー画像

人類と宗教を思索する

157
運営しているクリエイター

記事一覧

コレイア御導師の横浜ラグーン出演回

コレイア御導師の横浜ラグーン出演回

5月15日の横浜ラグーンには南米ブラジルの仏教僧として世界的に活躍されているコレイア日友御導師をお迎えしました。

「サンパウロ市の選ぶ100人」にも選ばれた日本語も流暢なコレイア御導師。アンバサダーとして日本各地を巡る中で、横浜ラグーンのスタジオにも入っていただきました。

ブラジルと日本、カトリック国であるブラジルで息づく仏教のオリジナリティ、その素晴らしさ。ブラジルの人たちが抱く仏教のイメー

もっとみる
音楽のチカラ

音楽のチカラ

今日も振り替えの休日でしたね。分かっていたはずなのに朝になったら忘れていました。

毎週ラジオで流す曲は自分で選んでいます。洋楽、邦楽、古い曲から新しい曲まで、ジャンルにもこだわらず、自分の感性で心震えるような、元気が出たり、しんみりしたり、深い意味があったりする曲を選ばせていただいています。

アリシア・キーズの「If I Ain’t Got You (あなたが居なければ)」、素晴らしい曲です。

もっとみる
人間の歴史

人間の歴史

ウクライナの西の街でも毎日空襲警報が鳴っている。ヘラクレイトスは「戦いは万物の父である」と言ったが、それだけが人間の性質であればサバンナの動物たちと大差ない。

残念ながら国は滅びる。しかし、文明はそう簡単には滅びない。文明は様々な国の中で生き延びる。そこに生きる人間が伝承するからだ。

拙著『仏教徒 坂本龍馬』を通じて書いたことは、日本の文明と日本という国のことだった。

日本という国は明治維新

もっとみる
「台湾と日本展 台湾に遺るリップンチェンシン」

「台湾と日本展 台湾に遺るリップンチェンシン」

全くブログ、SNSの更新が出来ず、早くも火曜日となってしまいました。

木曜日は谷村さんのご自宅でのお助行とFM横浜での収録、翌日はロサンゼルスのスコット家の皆さまとお会いし、そのまま名古屋に入りました。土曜日は建国寺さまで門祖会、そして石川御導師の御三回忌、日曜日は立川でのトークイベントに参加させていただきました。

そのまま京都に入り、怒涛のご奉公。月曜日は午前に海外弘通特別委員会、午後は米国

もっとみる
石川御導師の御三回忌

石川御導師の御三回忌

本日は名古屋建国寺において門祖会、そして大恩ある石川日翠上人の御三回忌のご奉公をさせていただきました。

私が石川御導師とお会いしたのは31年前の春、ちょうど今頃のことでした。31年前の4月3日に妙深寺の先住松風院日爽上人がお怪我をされました。何度かお話していますが、桜満開の中、本山の修行から戻ったばかりの私の目の前で、高さ6メートルから転落し、頭蓋骨骨折、頭蓋底骨折、脳挫傷、脳内浮腫、自発呼吸も

もっとみる
千尋ちゃんと横浜ラグーン

千尋ちゃんと横浜ラグーン

4月3日、無事にFMヨコハマ「横浜ラグーン」を放送させていただくことが出来ました。ご奉公に追われてまたまたお知らせが遅くなってしまいました。

「横浜ラグーン」は、時代の激しい波の中、日々世界へ出航してゆく皆さまに、安らぎとエネルギーをお送りするエンパワーメントプログラムです。免疫力をアップして、心も体も健康に、元気や勇気の湧いてくる番組内容を心がけています。

本当に、毎日大変なことがたくさんあ

もっとみる
桜満開の中の御講

桜満開の中の御講

桜満開の中、この週末の御講は感動がいっぱい溢れています。

午前には文子さんからお話をいただきました。初めての部御講へのお参詣。コロナ禍があって、ご自宅で奉修される御講にお参りするのは少しハードルが高い感じを抱いていたそうです。正直な気持ち、そうだと思います。

でも、敦子さんとの真心の交流があって、初めて部御講にお参りされました。その感想が瑞々しくて、初々しくて、ありがたかったです。今年の妙深寺

もっとみる
再び、人間の大地

再び、人間の大地

すべての人が、程度の差こそあれ、漠然とでも本当の人間になりたいと望んでいる。ただし、気をつけなければいけないのは、その解決法の中には人を欺くものもあると言うことだ。たしかに軍服を着せることによって、人々に生気を取り戻させることができるだろう。皆、戦争賛歌を歌い、戦友とパンを分かち合うに違いない。一つの目的を仲間と共有する喜びを味わって、探しものを見つけ出した気にもなるだろう。だが、結局、人々はパン

もっとみる
恥を知る人

恥を知る人

今こそ聞きたいブッダの言葉。

恥を知らず
鴉のように厚かましく
図々しくひとを責め
大胆で心のよごれた者は
生活し易い。

恥を知り
常に清きを求め
執着を離れ慎み深く
真理を見て暮らす者は
生活し難い。

ダンマパタより

親の想いを知らない子。今こそ『閑愁録』

親の想いを知らない子。今こそ『閑愁録』

幕末、坂本龍馬率いる海援隊の公式出版物『閑愁録』を絶賛した僧侶がいたことをご存知でしょうか?

その人の名は長松清風、後世「幕末 維新の仏教改革者」と呼ばれた人物でした。

『閑愁録』は龍馬存命中に出版された唯一の海援隊による出版物です。この著書が注目されないのは明治新政府が維新直後に取った神仏分離政策や廃仏毀釈運動が要因の一つとして挙げられます。明治維新は国家神道による宗教革命の側面がありました

もっとみる
意志と行動

意志と行動

妙深寺では今日まで10時から三か日参詣の一座を奉修させていただきます。

ご承知のとおり、1日、2日と、想像を絶する出来事が2日間も続いて起きています。そして、1月3日。

今年は「いい年にするぞ」「いい年にしてみせる」という確固たる意志と行動がなければならない年です。漠然とした姿勢や気持ちでは戸惑うだけになります。

「昨日は人の上、今日は身の上」という教えを胸に、「今はじめて驚き、肝を消して」

もっとみる

元旦会の御法門

令和6年元旦、妙深寺 元旦会。

一年の指針となるよう、御法門を拝見いたしました。

よろしくお願いいたします。

「やるか、やらないか」 令和6年1月 妙深寺報 巻頭言

「やるか、やらないか」 令和6年1月 妙深寺報 巻頭言

「やるか、やらないか」
   令和6年1月 妙深寺報 巻頭言

姿勢を正して、顔は朗らかに、しっかりと目を開き、人や物事をあたたかく見つめ、丁寧にお話を聞き、やさしい声で言葉をかける。

この世界に人間として生まれてきた今回の自分、生きている今。かけがえの無いチャンスを逃さず、その命を最大化することが真実の仏教の説くところです。

そのために、自分の所作振舞を改良してゆく、練り上げてゆく、磨き上げ

もっとみる
お正月は大チャンス

お正月は大チャンス

完全なる年の瀬、一年のエッジに乗っておりますー。

ギリギリで寺報の原稿も書き上げ、先ほど出来上がってきました。早いけど高そう(涙)。ギリギリになって申し訳ないです。

昨日は妙深寺のお餅つきでした。たっくさんのご参加、ご奉公、ありがとうございました。コロナ禍が本当に明けてくれたことを感じました。

昨年に引き続きリスナーの方々もたくさんお越しくださり、ありがとうございます。昨日お教化になられた方

もっとみる