朱夏

昔懐かしい藤本ひとみ先生のコバルト文庫「まんが家マリナシリーズ」が好きです。シャルル・…

朱夏

昔懐かしい藤本ひとみ先生のコバルト文庫「まんが家マリナシリーズ」が好きです。シャルル・ドゥ・アルディが好きです。シャルマリが好きです。

マガジン

  • 創作:SS

    マリナシリーズ二次創作、短めのお話たちです。基本シャルマリ、時々いろいろ。

  • 創作:この恋を

    マリナシリーズ 二次創作。シャルマリ。二人の再会のお話です。全6話完結。

  • 創作:短編

    「まんが家マリナシリーズ」の二次創作、数話完結のお話たち。シャルマリです。

  • 創作:Another version

    まんが家マリナシリーズの二次創作です。パラドクス後のお話。シャルマリです。(全7話完結)

最近の記事

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はじめまして

ご訪問ありがとうございます。 こちらでは藤本ひとみ先生の「まんが家マリナシリーズ」の二次創作を公開しております。 昔からシャルル・ドゥ・アルディが好きです。シャルル一筋30うん年。シャルルの幸せを願い、シャルルとマリナのお話を書いています。 30年以上前の少女小説ですが、懐かしいなと思われた方、お好きな方、中毒の方に楽しんで頂けると幸いです。 注:シャルマリですので、原作とは設定が異なります。ご注意ください。  よろしくお願い致します。

    • こんにちは。 ずっと放置しているブログですが、読みに来てくださる方がいらっしゃるようで…。 本当にありがとうございます! 創作できてませんが、シャルルのことは一生好きです!

      • 新しい年ですね

        こんにちは。お元気でいらっしゃいますか? 今年も無事に2021年を迎えることができました。ありがたいことです。 noteの方、なかなか更新がままならないなか、フォロー頂いたり、スキを押して頂いたり、記事を購入して頂いたり、大変大変ありがたく思っております。 お礼を申さなければと思いながら遅くなってしまいました。 本当にありがとうございます。 自分の書いたお話を購入して頂けるなんて考えてもみなかったので、驚き、慄き、感激しました。 スキやフォロー、とても励みになります。 やは

        • 久しぶりにカップヌードルを食べたら、フタ止めシールなるものがついていた。考えた人天才だわ!

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        はじめまして

        • こんにちは。 ずっと放置しているブログですが、読みに来てくださる方がいらっしゃるようで…。 本当にありがとうございます! 創作できてませんが、シャルルのことは一生好きです!

        • 新しい年ですね

        • 久しぶりにカップヌードルを食べたら、フタ止めシールなるものがついていた。考えた人天才だわ!

        マガジン

        • 創作:SS
          12本
        • 創作:この恋を
          6本
        • 創作:短編
          7本
        • 創作:Another version
          7本

        記事

          恋のはじまり

          注:こちらは「まんが家マリナシリーズ」の二次創作です。 「ーーこの時、カズヤさんのフランス語のシャンソンを聞いたことで、マリナさんは恋に落ちました。しかしその後すぐに転校し、愛の迷宮で抱きしめて!で再会するまで二人は一度も会っていません。調査結果は以上です」 厚みのある書類に目を落としたままのジルが淡々と述べると、シャルルは、なんだそれは、と呟いた。 オレだってフランス語のシャンソンくらい歌えるぞ、なんならカズヤよりも上手いくらいだ。 ……結局先に出会ったもの勝ちという

          恋のはじまり

          これから

          「この恋を」なんとか書き終わりました。 創作が久しぶり過ぎて、全く書けず、大苦戦しました。 あまりにも稚拙なお話で投稿するのも躊躇いましたが、恥も外聞もかなぐり捨てるくらいの勢いじゃないと、もう完結は無理だろうと思い、あまり読み返さずにダーと一気に書きました。無事終わって、とりあえず良かったです。 とにかく下手でもいいから書いて、完結させたいです。そうしないと、いつまでも自分のブログが気になってしまうので。 今でもブログが気になるのは、更新が止まった理由が解毒でも書き切った

          これから

          モンスターシークレットの電子書籍が出るんですね。今更ながら知りました。鑑定医シリーズも既出だし、マリナシリーズも出してくれると嬉しい!手元にある原作は変色もすごくて、後40年?寿命までは保たない気がしてます(>_<)

          モンスターシークレットの電子書籍が出るんですね。今更ながら知りました。鑑定医シリーズも既出だし、マリナシリーズも出してくれると嬉しい!手元にある原作は変色もすごくて、後40年?寿命までは保たない気がしてます(>_<)

          この恋を 6 最終話

          「マリナ、マリナ」 呼ばれて、あたしは声のする方を振り仰いだ。 そこにいたのは、降り注ぐ光を白金色の髪にキラキラと反射させて佇むシャルルだった。 思わず見惚れていると、シャルルは甘やかな微笑みを浮かべて「迎えに来たんだ」と言い、くるっと背を向けた。 「迎え? どこに行くの? ねぇ、シャルル。ちょっと待ってよ」 シャルルはあたしの呼び掛けを無視して、ドンドン先に進んでいく。 「ちょっと、シャルル! 待ってってば!」 叫んだ瞬間、あたしは咳き込み、あまりの苦しさに大きく

          この恋を 6 最終話

          この恋を 5

          携帯に表示された番号を見て、シャルルは、予想通りだと思った。 マリナに背を向けて、右手廊下の突き当たりにある自室の扉を開けて中に入る。 気持ちを整えるかのように大きく息を吐くと、受話のボタンを押して相手が話すのを待った。 「シャルルか? オレだ、和矢だ」 「あぁ、随分と久しぶりだな。突然どうしたんだ?」 用件は分かっているのに、白々しく尋ねた。久しぶりに聞く親友の声は微かに震えていた。 マリナならここにいる。 その一言を意識的に避けている自分を自覚して、シャルルは心の中で

          この恋を 5

          この恋を 4

          注:こちらは「まんが家マリナシリーズ 」の二次創作です。 たらふく食べたあたしは、腹ごなしと称してセーヌ河沿いの散歩をシャルルに提案した。 これでさよならするのは嫌だった。 もう少しだけでいいから、一緒にいたかった。 「見て、シャルル。綺麗ね、エッフェル塔がキラキラしているわよ」 言いながら振り返ると、シャルルのブルーグレイの瞳が真っ直ぐにあたしを見ていた。 「ああ、綺麗だ」 その瞳には切なげな光が溢れているように見えて、あたしは焦って目を逸らした。 シャルルにそん

          この恋を 4

          限定公開の記事について

          大変ご無沙汰しております。 気がついたらすっかり秋ですね。 最近少し時間がとれるようになり、また創作をしたいなと思えるようになりました。 随分長い間あいてしまったので、読んでくださる方がいらっしゃるか分かりませんが。やっぱりね、目指せ完結です。原作が未完ですから。なんとか頑張りたいです、自分のために。 こちらずっとほったらかしで使い方から色々忘れてしまい、試行錯誤しております。 正直ヤフブロ からの移行先にnoteを選んだのは失敗だったなと思うところがあり、でも再度他のサ

          限定公開の記事について

          この恋を 3

          注:こちらは「まんが家マリナシリーズ」の二次創作です。 シャルルが連れて行ってくれたのは、パリ警視庁から歩いて数分の赤い庇が可愛らしいビストロだった。 この寒空の中、外に置かれたテーブル席で談笑するフランス人達を見て、正気の沙汰じゃないと思ったあたしは、シャルルが店内へ続くドアを開けたのを見てホッと胸を撫で下ろした。 店の中はほどほどに混んでいた。 シャルルが店に入ると、テーブルで会話に夢中になっていた人たちが一斉にこちらに視線を向けた。 女性に至っては頬を赤く染めて半ば放

          この恋を 3

          この恋を 2

          注:こちらは「まんが家マリナシリーズ」の二次創作です。  鑑定医の仕事に出掛けるところだというシャルルの言葉で、さっそくあたしは取材に同行することとなった。 「遅刻だ。早く乗れ」 助手席側のドアを開き乗るように促され、あたしは車内へと身体を滑り込ませた。 彼とは実に6年ぶりの再会だった。 元気だった? あれからどうしてたの? どうして鑑定医をしているの? ……恋人は、いるの? 聞きたいことは山ほどあるのに、何一つ口に出せないまま、あたしは視線を逸らすように車窓を流れ

          この恋を 2

          子供の好きな「おしり探偵」のIQが1104だという設定に反応してしまう、わたし。シャルルより835も高いって、どんだけ💦

          子供の好きな「おしり探偵」のIQが1104だという設定に反応してしまう、わたし。シャルルより835も高いって、どんだけ💦

          この恋を 1

          注:こちらは「まんが家マリナシリーズ」の二次創作です。 あーあ、今年はあんまり売れなかったなあ。 腕を組んで歩くカップルを横目で見ながら、深い溜息をついた。 歩道沿いに設置したテーブルの上の箱を一つずつ店内へと運び、あたしはサンタクロースの帽子を脱いで、店の奥のオーナーに声をかけた。 「お先に失礼しまーす」 「おつかれさん。明日もよろしく。あ、ケーキ、持って帰っていいよ」 厨房の窓から顔を出して、オーナーが言った。 「わっ、ありがとうございます!」 あたしは、お

          この恋を 1

          手をつなごう

          注:こちらは「まんが家マリナシリーズ」の二次創作です。和マリになります。読まれる際は、ご了承ください。 「ほら」 差し出された優しい掌に自分のを重ねて、あたしは柵を乗り越えた。 「きゃあ、懐かしい! そのまんまじゃない!」 西日が眩しい教室で、あたし達はそれぞれ自分の席を探した。 昔使っていたその机を、あたしはすぐに見つけることができた。 机には「イケダ・マリナ」と名前が彫ってあった。 転校続きだったあたしは、いつからか自分がいた証を机に刻むようになっていたのだ。

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