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日記

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毎日何か考えたことを書く日記のまとめ
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考えることの醜さについて

考えることの醜さについて

考えるとは何だろう。今度はそんなことを考え出してしまいました。そうして、ふと気づいてしまったことがあります。

それは、「考えることは醜い」ということです。

そんなことを言うと、世の中には脊髄反射的に「けしからん!」と怒り出す人もいるのかもしれない。

多分、考えるという行為を「醜い」なんてネガティブな言葉で表すのは、多くの人にとって違和感があるでしょうから。

まあでも、ちょっと「考え」てみて

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「価値がわかる」ことと「理解できる」こと

「価値がわかる」ことと「理解できる」こと

今日は「価値がわかること」と「理解できること」との違いについて書きます。

僕は過去二回の話

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どうして僕らは独断と偏見ができるのか

どうして僕らは独断と偏見ができるのか

前回

僕は価値とか本質というものは僕ら人間には多分認識できないものであり、僕ら自身がそれを発見していくものなのではないか、という話をしました。

でもそれは、もしかしたら最初の設問からずれてしまったのかもしれません。つまり、前回の例えであれば「そもそもキュウリが何かを知らないのに、それを発見すれなんて無理じゃん」ということになる。なので、もう一回改めて考えてみようと思います。(別に結論は同じなん

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僕らは誰もが当たり前にものの良し悪しを判断できるって本当?

僕らは誰もが当たり前にものの良し悪しを判断できるって本当?

今日はちょっと最近考えていることについて書きます。別に、具体的な何かについてではないのですが。

そもそも、価値とは何か。あるものに価値があり、あるものに価値がないとはどういうことか。また、僕たちは一体どのようにして価値があるとか、あるいは価値がないとかを判断するのか。そのようなことは果たして可能なのか。可能であるとしたら、なぜそうなのか。

僕は昔から思っているのですけど、多分、この世界の多くの

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吾輩は読者である。名前はまだない。

吾輩は読者である。名前はまだない。

一夜文庫さん、という一箱古本市や間借り古本屋さんに出店されている読書家の方がおられまして、その方が「読みたい夜に」というZINEを出しておられるんですけど、僕もお誘い頂いて、そのZINEの末席に寄稿させていただいています。「瞬光(またゝき)集」という、140字小説と短歌を合わせた10篇のお話です。

で、毎回ね、そこにプロフィールというのを載せて頂いているわけですが、今は

って載せて頂いてます。

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まるで石を集めるように

まるで石を集めるように

先日、ある有名な歌人の方のTwitterを見ていたら、その方が、自分にとって歌を詠むということは、きれいな石を拾ってきれいに磨いて、ほら、これきれいでしょって見せるような感じだ、というようなことを言っていて、ああ、それってなんか分かるなあ、と思いました。

その感じ、別に短歌だけじゃなくて、表現するというのは基本的にそういうことですよね。きっと。

で、人によってどんな石が好きかって違ったりする。

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「リトル・マーメイド」を観てきました

「リトル・マーメイド」を観てきました

先日、実写版「リトル・マーメイド」を観てきました。

で、僕はアンデルセンの原作の方は割と内容覚えてるんですけど、ディズニー版の方はかなり昔に観ただけで内容とかほとんど覚えていなかったので、あ、こんな感じなんだあと思いながら観ていました。

で、悲劇じゃないのはまあそれはそれとして、ちょっと思ったんですけど、この映画の王子ってどうなんですかね?

僕は観ながらずっと「なんやねん、こいつ。こんなんの

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好きな大阪の曲

好きな大阪の曲

前に河島英五の「時代おくれ」という曲が好きって話しましたけど、なんか、好きなんですよね、大阪っぽい曲が。

まあ、一般的にはやっぱり大阪の曲といえばドリカムの「大阪LOVER」なんですかね。あの曲いいですよね。大阪の歌って大阪を舞台にした歌と関西弁をうまく使った歌の2パターンがあると思うんですけど、「大阪LOVER」は両方をうまく取り入れてますよね。さすがドリカム。

そのほかで大阪の歌といえばや

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面白い話はどうすればできるのか

面白い話はどうすればできるのか

今日は、すごく好きな本の話をします。米原万里さんの「必笑小咄のテクニック」という本です。

米原万里さんといえば、ロシア語の通訳者でありながらたくさんのエッセイを書いた方としてよく知られていますよね。

本書は、そんな米原さんがどうやって面白い話を考えているのかを包み隠さず教えてくれている本です。

面白い話ができるかどうか、というのは、実はそれなりにテクニックの問題なんですよね。でも、そんなこと

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恋愛でもお笑いでもないコンテンツ

恋愛でもお笑いでもないコンテンツ

結構前からずっと考えていることなのですが、どんなジャンルであれ、コンテンツとして絶対強いのは恋愛とお笑いですよね。恋愛に絡めて人の共感を引き出せる人や、面白いことを言える人は強い。

でも、僕はどっちも自信ないんですよね。そのどっちかに自分を振ってその方面の猛者に勝てる気がしない。

じゃあ、どうしたらいいんだろう。そういう人は、どんなコンテンツを生み出せるのだろう。そんな奴が表現しようとすんじゃ

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詩は物語ではない、のか

詩は物語ではない、のか

先日、岡井隆さんの「今はじめる人のための短歌入門」という本を読みました。こういうの、いくつかちゃんと読んでおこうと思って。

で、その中にちょっと気になった言葉があって。それは「歌の中で物語ってはいけない」ということなのですね。

短歌というのは詩であり、詩は物語ではない。詩は、感情を詠むものなのだ、と岡井さんは言うのです。物語ではなく自分を詠め、と。

そうなのかあ、と思って。それは確かに、そう

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薔薇いただきました!

薔薇いただきました!

今日も、うたの日というサイトで短歌を詠んでいる、という話です。

実は、昨日、そのサイトで薔薇をいただきました!やった!

薔薇というのは、そのお題の中で一番ハートが多かった人の歌には、左側に薔薇の花束がもらえるのですね。いわゆる首席、というやつです。

これが、いつか取れたらいいなあ、一ヵ月以内に取りたいなあ、なんて無茶な話だよなあ、と思ってたのですが、取れてしまいました。

ちなみに、なぜか昨

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そうです。私は変なおじさんです。

そうです。私は変なおじさんです。

僕は今、毎日「うたの日」というところで歌を詠んでいます。で、詠んだお題は毎回投票もしています。そうすると、色んな人のたくさんの歌を読むわけですね。

で、読んでいると、大体「あ、この人は男性」とか、「この人は女性」とか分かるんですよね。あと、若いかそうでないかも大体分かる。

分かるっていっても、本当に合ってるかどうかは分からないです。でも、大体イメージはする。

それで、ふと思ったんですよね。僕

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現代◯◯が苦手

現代◯◯が苦手

あんまり悪口に捉えられるようなことは書いてはいけないし書きたくもないなあと思いつつ、でも、僕はそんなにできた人間でもありませんから、やっぱりそういう風なことを書いてしまいます。

僕は、現代が苦手なんです。というか、現代と枕詞がついたもの、現代◯◯が苦手です。

なんか、色々ありますよね。敢えて例は挙げませんけど。たくさんあるので。

僕が最近短歌を始めたのは、まあ昔の人の短歌を読みまくってたら自

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