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平成最後の日 観測撮影【山手線全29駅】

2019年4月30日。平成最後の日。
「最後の日」という言葉はとても力の強い言葉です。もしかしたらアルマゲドン的に、令和を迎えるより早く世界は終わりを迎えるかもしれない。迎えないかもしれない。

広く東京の様子を観測することで、時代の転換点たる「平成最後」の丁寧かつ直感的な理解を獲得することを目指し、東京の主要部を網羅する山手線全29駅の駅周辺の観測を行ってまいりました。もし世界に異変があれば、いち早くそれを察知することもできるかも知れません。

観測の際、1日750円で東京23区内の電車が乗り放題となる「都区内パス」を購入。「ありがとう平成」と期間限定のメッセージが印字されていました。

また、終日の雨天が予想されたため、約3000円のコック靴をドン・キホーテで購入。足元の防水性能、滑り止め性能を最大化し、安全な観測を心がけました。

なお、観測は13時頃に渋谷にて開始し、外回りで山手線を1駅ずつ移動。観測の終了時間は19時頃、約5時間半の観測撮影となりました。

以下、観測撮影の記録をご報告いたします。

【1】渋谷駅

お昼ごろの渋谷は雨にも関わらず多くの人が訪れ、賑わいを見せていました。

【2】原宿駅

竹下通りから人が溢れていました。迂回をしようとする人も多くいました。駅近のタピオカ屋さんにも行列ができていました。

【3】代々木駅

とても静かな街の様子でした。遊びスポットは少ないながらも、学校やスクールが多いからか、10代と見られる人もちらほらと歩いていました。

【4】新宿駅

東南口。駅に向かう人も、駅から出てくる人も途絶えることなく観測されました。

南口。キャリーケースを抱えるグループが多かったように思います。

東口駅前。雨天の中、傘を差した人々の群れが往来を形成していました。

【5】新大久保駅

駅も人で溢れていましたが、駅の外にも多くの人がいました。人の数に対して道が細く、渋滞を起こしていました。土地柄もあって、様々な国籍の人がいたように思います。

【6】高田馬場駅

学生の町とも言われる高田馬場。乗り換えの人の多さに比べ、街は静かだったように思います。

【7】目白駅

駅前の開けたスペースも人が多くなく、落ち着いた雰囲気でした。

【8】池袋駅

東口駅前。

サンシャイン通りはGWだけあって、賑わいを見せていました。新宿に比べ比較的年齢層も若い印象がありました。

【9】大塚駅

北口。

南口。静かな印象でした。池袋の後ということもあってか、割とシニアが増えた印象がありました。

【10】巣鴨駅

おばあちゃんの原宿といわれる巣鴨だけあって、シニアな方々が多くいました。ファミリーもゆったりと歩いていました。

【11】駒込駅

駅前は人の往来も少なく、静かな時間が流れていました。

【12】田端駅

駅前は人の流れも落ち着いていました。

【13】西日暮里駅

まだ日中ということもあってか、静かな時間が流れていました。

【14】日暮里駅

駅前というよりは、駅中の乗り換えの人の流れが多く確認できたように思います。

【15】鶯谷駅

南口は静かな雰囲気をかもし出していました。ラブホテルが立ち並ぶ北口の方が鶯谷らしいイメージかもしれませんが、あってはならない写りこみがあっても困るので今回は割愛します。

【16】上野駅

駅周辺は東京外から来たことが荷物や会話から読み取れる方が多くいました。

アメヤ横丁、通称・アメ横。賑わいつつも、雨ということもあってか、少し静かな印象がありました。

【17】御徒町駅

多すぎず、少なすぎず、人が途切れることがなく、でも多すぎない、そんな絶妙なペースで往来が形成されていたように思います。

【18】秋葉原駅

多くの人が往来を形成していました。大通り沿いは道が狭いので、すごく人が多く感じた気がします。

【19】神田駅

地元の人が多いように感じました。まだ夕方ということもあり、夜の店もまだ本気を出しておらず、ゆったりとした時間が流れていました。

【20】東京駅

山ほどの人たちで駅の中は溢れかえっていました。東京駅の外は落ち着いていましたが、雨にも関わらず駅を記念に撮影している人もちらほらと見かけることができました。

【21】有楽町駅

休日の有楽町。買い物や食事に向かう人たちが、賑やかだけどゴミゴミしすぎない密度で過ごしていました。駅前では出会い系で初対面しているような会話も聞こえてきたりして、微笑ましい気持ちになりました。

【22】新橋駅

平日よりも静かな印象がありました。何かしらの用事をこなしている人から、待ち合わせで早めの飲みやご飯に行く人までちらほらと見られました。

【23】浜松町駅

平日よりも圧倒的に静かな印象がありました。そんな中、駅前の広場ではアイドルのライブをやっていて、歌声と声援が際立っていました。

【24】田町駅

田町も平日に比べると静かな印象が強かったです。

【25】品川駅

高輪口。Wing方面に人の流れが多く見られました。

港南口。平日に比べると静かな印象がありました。駅から出てくる人も行き先の方角がばらけていて、はっきりとした動線は確認できませんでした。

【26】大崎駅

大崎もオフィスが多いからか、静かな印象が強かったです。

【27】五反田駅

夜ということもあってか、飲みやご飯で待ち合わせて向かっていくグループをいくつか確認しました。キャリーケースを持って歩いている人たちもいました。

【28】目黒駅

夜早めの駅前は、帰宅の人からこれから遊びに出かける人まで、人の流れが交錯していました。

【29】恵比寿駅

西口。JRと日比谷線の動線の人の流れはやはり太くありつつ、街に散っていく人も多く確認できました。

観測撮影を終えて

本観測撮影を通して、山手線沿線の街ごとの空気、息遣いのようなものを感じることができました。GWならではの賑いを見せる街から、オフィス街ゆえに休日は静かな街、駅近に住宅が多く地元の人が多い街など、様々な街がありました。老若男女さまざまな人たち街を歩いていました。何か特別な世界の異変を見つけることもなく観測を終え、そして無事に令和を迎えることができたことを嬉しく思います。

ちなみに電車の移動ということもあり、体力面での負担についてまったくといっていいほど観測前は考慮をしていませんでした。「なめていた」と言えるかもしれません。しかし、「タイトな時間で駅前の撮影を行い、座る間もなく1駅だけ移動し次の観測を行う」。これを29セットこなさねばならない観測撮影は肉体的な負荷が意外と高いということを痛感することとなりました。今後一層の体力の強化に努めたいと思います。

もし、山手線全駅を回ってみよう!とお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひ時間に余裕を持って臨み、適度な休憩や水分補給など行いながら、体調に気をつけていただければと思います。



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