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留学行く前にしておくこと!日本人としての倫理観の磨き方

私はこの春休みに毎日読書を始めた。最初はイギリスに留学に行くという単純な理由だった。日本について見識を深めないと、というある一種の義務というものを感じたからである。


読書が私にもたらしたもの

歴史・古典・文化・教育に関して様々な本を読破した。

すると、今まで以上に日本に対する関心が深まったと同時に自国の危機感を持つようになった。(政治にも関心を持つようになった😊)

例えば歴史を学んでいくと、過去に滅亡した国々のことを学び、帰納法的に現在の日本の状況を知ることができた。また、戦争の事実は、私たちの体験したことのない戦争の恐ろしさを知ることができる。過去の人々の犠牲の上に今私が暮らしていけていることに感謝の気持ちが生まれた。また古典からは人としてどうありたいかを考えることができた。文化は日本人として自国の独特な文化がどのように形成されたのかそして、その文化が私たちの考えにどのように影響を与えているのかを教えてくれた。教育からは、伝統とこれからの時代にあった教育とは何かを考えるきっかけをくれた。

本は学校や日常生活ではもたらされない新たな洞察を私に与えてくれた。


英語勉強している人が思い込んでしまいがちなこと

これらを学んで私が一番反省、恥ずかしく思ったのは、私が過度に「欧米を崇拝」していたことだ。

日本について知った気になって、
外国の人に対して堂々と日本の英語教育について話してみたり、
日本人は欧米の人たちと比べて主張できないであったり、

深く日本のことを知らないのに、勝手にそう思い込んで話していた。
恥ずかしい。

「よろめいた結果、自国をダメだとし、外国をえらいとしてしまう。」

「自分は純粋な日本人であるという自覚ができていなくても、あまり違わないと思う人が多いかもしれない。しかし実際は徹底的に違うのです。」

・・・・(外国から何か大切なものを輸入したとき)「自覚のできていない者は、いつもそちらを向いてよろめいてしまう」

…「よろめいた結果、自国をダメだとし、外国をえらいとしてしまう。

日本のこころ

日本語で中身がない人間が英語で話しても結局中身がないことを海外でひけらかしているのと同じなのだ。そのような人が英語をつかうのは教養のある英語を話せない日本人に対する侮辱であるといったようなことにも納得ができる。

当てはまっていることを自覚してしまった私は、「ぎくっ」とした。

私は英語に長く触れてきたせいではあるが、
「日本人は○○だからー」と悪い部分ばかり強調して、まわりまわって日本人である自分を下に見てしまっていたのかもしれない。英語が話せるだけでかっこよく見えたり。

何も知らなかった自分に対する恥ずかしさ。過去の本からは自分がいかに至らない存在か、まだまだ私に努力の余地があることを暗示してくれる。

では、どうすれば日本人という自覚を持つことができるのだろうか。

日本人としての倫理観を形成する方法


倫理観哲学・文学・歴史・伝記などの様々な本を読むことで学び、感性が磨かれて倫理観が形成される。(日本人の矜持より)

いい意味で自分の国に誇りを持っているひとは、先代の書物に触れていたからのではないだろうか。そして、西欧とは違う日本には日本の良さがあるということに気づいていた。

今は、「家族」「地域」のつながりが浅くなり、自分自身の身の回りについて話を聞く機会も減っている。日本人の国語力は下がっているといわれている今、自分を鍛えることができるのは自分だ。

行動あるのみ

これを読んで少しでも「やばい」って思った人は、行動に移してほしい。

本を読むことが有用だってことは、聞き飽きてるかもしれない。笑

結局は自分が「してみよう!」と自覚を持たないと人間動けない。

私はこの春、時間的にも精神的にも余裕があったことでやっと実現した。

私が伝えたいのは、「もっとはやくしておけばよかった」という悔しい気持ちが生まれたことだ。だから、興味のある本をすぐにでも図書館や本屋さんで探そう。

学校教育や教科書では教えられていない、人々が紡いできたものが日本にはある。

今の自分に満足せずぜひ本を読んでほしい。
 
特に留学に行く人は、自分が日本を代表していると思って行こう。そうして、自分のアイデンティティを確立し、いいと思ったところははどんどん取り込めばいい。

私はSNSよりも本を読むことを選ぶ。

本を読むのがいいってほんとにそうだと思う。

SNSやバイトだけに時間を注ぐよりも大切なことだと思う。

「名作は学生時代に読まないと一生読めないと考えたほうが良い。」

日本人の矜持

自分の興味のある本。休み期間にぜひ読んでほしい。

この文章を書いている今も未熟で、この考えに対して議論の余地があるかもしれない。まだまだ学んでいきたいと思う。

好奇心のままに読んだ本一覧


【この春読んだ本】
ある明治人の記録 石光真人 編著
学校が教えてくれない戦争の真実 丸谷元一
日本のこころ 岡潔
論語 土田健次郎 訳注
国家の品格 藤原正彦
狂気のススメ 大杉学
茶の本 岡倉天心
部屋をきれいにする20代は必ず成功する 舛田光洋 
日本人の矜持 藤原正彦
人生を豊かにする法則 フローレンス・スコーヴェル・シン
吉田松陰 誇りをもって生きる! 森友幸照
日本が世界地図から消滅しないための戦略 月尾嘉男


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