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キャリアと向き合う

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明けて、伏して、読んで

明けて、伏して、読んで

2023早々、流行りの病にやられまして。
私は流行りに乗るのは嫌いなタイプなので、あとまわしにしていたんですが、このタイミングだったかという感じで。
仕事のない時期という意味では、迷惑もかからず良いタイミング。
寝たきりだったので、お節もお酒もお雑煮も・・・お正月を感じる要素が0だったのは、やはりちょっと悲しいタイミング。。

寝たきりの副産物で、まとまった読書の時間が取れました。ちょうど、キャリ

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トランジション、なう

トランジション、なう

note、約2年放置してましたね。

PCも変わって、メールアドレスも変わって、ログインできず焦りました。

キャリアという意味では、この2年で僕自身、いろいろな変化がありました。
まさに、「人生半ばの過渡期」!!
(レビンソンの発達段階説。「人生の四季」)

レビンソンはライフサイクルを4つにわけて、中年期(40〜65歳)の最初の5年の「過渡期」が人生で一番重要だと説いています。ここで自分を変え

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その思い込みがキャリアの邪魔をする

その思い込みがキャリアの邪魔をする

「キャリアコンサルタントって何する人?」

てよく聞かれます。

私も、初めてこの資格を勧められたときには

「なにそれ?」

と思いましたし、それが普通の感覚だと思います。

ここ2〜3年で有資格者が急増していますが、ほとんど一般には認知されてないですね。

【平成27年9月改正 職業能力開発促進法 第二条第5項】によると、

「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又

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育成は利益を生み出すのか?

育成は利益を生み出すのか?

「育成は利益を生み出すのか?」

Yes / No

この問いかけへの答えで、経営者の思考傾向が読み取れるかもしれません。

ちなみに、私の回答は

Yes

ですが、Noという回答が間違っていると言いたいのではありません。

YesにはYesの、NoにはNoの経営の仕方がある、といったところでしょうか。

「時間軸の捉え方」と「リーダーシップの取り方」というふたつの視点で分析をしてみたいと思いま

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「飲食店店長」のキャリア。出口はどこ?

「飲食店店長」のキャリア。出口はどこ?

私の関わってきた飲食店では「店長が若い」とよく言われましたが、実際には20代半ば〜30代後半くらいまで幅広いです。

30代の店長も、店長職に就いたのは20代というケースが多いです。

つまり、20代で店長になるのは日常的。

若い店長からは日々の仕事の相談は受けましたが、将来のキャリアビジョンが俎上に上がることは極めて稀でした。

「将来どうしたいの?」という問いかけに饒舌になる者はほとんどおら

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不法投棄。良いリーダーが取るべき行動は?

不法投棄。良いリーダーが取るべき行動は?

我が家には少し広い庭があって、家庭菜園をやってます。

畑や庭の樹木の手入れをしていると、

「これって、組織と同じだよなー」

「人の育成と同じだよなー」

と感じることが多々あります。

「自然菜園と組織論」は折に触れて文章化していこうと思いますが、

今日は「畑への不法投棄」から感じた「良いチームをつくるヒント」を記します。

チームをマネジメントする店長という立場であれば、あなたが力を集中

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店長になりたく"ない"のはなぜか?

店長になりたく"ない"のはなぜか?

最近、耳にします。

お給料が増えるとしても、責任のあるポストにつきたくないのだとか。

働く人達の価値観が変わってきていますね。

世代の特徴とも言えますが、「最近の子は・・・」なんて言ってないで、会社にも変革が必要なのではないでしょうか?

今回は、

「役職」



「役割」

という目線から店長という存在にアプローチしてみようと思います。

「役職」としての店長

名刺に書いてありますよ

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利益を200%にできる店長の特徴

利益を200%にできる店長の特徴

私は創業から30店舗以上の開店を経験したので、少なくとも30人の店長を見てきました。
お店の立ち上げからともなれば、膝を突き合わせて濃厚なやり取りをするわけで、思考のクセもわかってきます。

成果を出す店長には、やはり共通の特徴があります。

店長が代わるだけで利益が2倍になることも珍しくありません。

店舗のリニューアルも何度も経験しましたが、リニューアルよりも「店長交代」のほうが確実に業績への

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コロナ禍で「キャリアアップ」が望めない?

コロナ禍で「キャリアアップ」が望めない?

飲食店の若手スタッフにこんなことを相談されました。

ーーーーーーーーーー

「コロナ禍での人事刷新があり、自分は店長になりたいという思いを社長・上司に伝えたのですが、意見は採用されませんでした。
自粛中にも将来のことはたくさん考えていて、改めて今後のキャリアアップについて考えたところ、結論として3年後に今の会社を辞めようと考えています。
残っている3年で自分がなりたい姿になるにはキャリアアップが

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食と地域活性化。特別講演の企画を終えて

食と地域活性化。特別講演の企画を終えて



運営サイドとしては反省点という名の収穫がとても多かったですし、聴講サイドとしても新たな視点・共通点の確認ができて本当に有意義でした。

「九州バカ」「九州パンケーキ」「一平寿司」村岡さん。

「飯尾醸造」「富士酢プレミアム」「丹後をサンセバスチャンに」飯尾さん。

以下記憶メモ
・レストランだけなら赤字。しかし「街全体の収益」は上がっているから続ける。
・ハワイに行くときに「アメリカに行く」と

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「プロダクト」という概念を消すことを考える

マーケティングの4Pなんてフレームも有名ですが。

そもそも、飲食業に当てはめると最初のP=「プロダクト」って、どうも腑に落ちないんですよね。まあ、ほかのPもいまいち・・・製造業を前提に語ってるよね??て思いますが、特にプロダクトですね。もやもやするのは。

サービス業はそもそも目に見えず手に触れず、提供と同時に消費されストックも移動もできないものを「商品」として扱い、提供し、対価もいただく商売で

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報酬の受け取り方も多様になる

報酬の受け取り方も多様になる

報酬の受け取り方も多様になる。

もらい方、もらう先。
先行事例で言えば、お金として全額受け取らず、何割か株式として発行されるとか。社内でつかえる仮想通貨のような状態だったりとか。
副業オッケーがスタンダードになれば、数箇所から報酬をもらうことになる。

そもそも、お金という概念がなくなるかもしれない。

1万円札の原価は20円だという話をきいたことがあります。
所詮、お金は自己実現=幸福を手に入

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成果を出すために、"目的と条件"

成果を出すために、"目的と条件"

まずドラッカーさんの言葉。

利益は、企業や事業の目的ではなく、条件なのである。

たとえ天使が社長になったとしても「利益が大事!!利益を生み出そう!!」と言うでしょう、それくらい利益ってやつは大事なものなんです。ただし大切だからって「最終的な目的」とは限らないんですよ、わかりますか?
みたいなこと言ってます、ドラッカーさん。

利益が「最終的な目的」だとしたら、「利益さえ出れば何をしても良い」と

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私の大切な一冊(ミニコミ誌コラム掲載文章)

みなさんの周りに地域活性化に取り組んでいる人は少ないのではないでしょうか?
私は3年前から”まちいくとだ”という活動をしています。
戸田市はベッドタウンとして人が集まり、子育て世代が多く、公園が多い・水道代が安いなど、とても住みやすい街であることが伺えます。一方、街としての名産がなく、外から戸田市を知ることが難しい状況です。歴史をみると古くから荒川を利用しての水運で交通の要所でもあり、道満グリーン

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